二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.18 )
日時: 2012/02/12 12:31
名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)

【九時限目 ピンチに助けは当たり前のネタです。】
「ぎゃああああああああああああっ!?」
「ぬぅんっ!」

ゼロムは光に包まれたが、ベーゼだけは『死霊の壁』で防ぎきった。

「この魔法……貴様か、『フィナーレ』」
「ベーゼ……」

ベーゼの向く方……そこに、種族『セレスティア』の女が居た。
セレスティアの女・フィナーレは、親の敵といわんばかしに、ベーゼを睨んでいた。

「ククク……『ミナツキ』を返せと、未だ思っているのか?」
「ええ……貴方みたいな人に、あの人を取られたくなかったの」
「ふん……愚かしいな……」

ベーゼは鼻で笑い、フィナーレに告げた。

「言っておくぞ。 彼奴は我の元へ、好きで来たのだ」
「!? 嘘ッ!」
「いいや、事実だ」
「貴方はとんだ嘘吐きよ!」
「やれやれ……これだから、セレスティアは嫌いなのだ……」

ベーゼは呆れ、呟いた。

「全く……かの有名な偽りの神・バーネみたいなのなら、我と話が合いそうなのだがな……」
「あんな『堕天使』と一緒にしないで! 私は、私よ!」
「……五月蠅い」
「うっ」

ベーゼが呟いた瞬間、フィナーレの身体が重く感じた。

「魔力が……?」
「貴様に『テイクソウル』をぶつけ、魔力を奪ったのだ」

ベーゼが呟き、両手を挙げ、再び魔力を集めだした。

「これでお別れだ、フィナーレよ」
「くっ……」

ベーゼが『シヴァ』を唱え、放とうとした、刹那。

「食らえっ!」

ズダダンッ!

「ぬぅっ!?」

横からの弾丸に反応できず、ベーゼは打ち抜かれた。

「何者だっ?!」
「それは内緒!」

草むらから種族『ヒューマン』の男が現れ、ベーゼを撃ち続けた——