二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.6 )
- 日時: 2012/01/22 00:41
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: DDShUS1b)
【三時限目 お呼ばれされました。】
「往くぞ、俺のソウル!」
ゼロムは学生寮の自室で、持ち出した『武器』2つを背に、教室へ向かった……。——
〜教室・『竜騎士』学科〜
「で……キミ達はこの『竜騎士』学科を学ぶ事を主にしています」
「……」
ゼロムは先生の長いお言葉を頬杖ついて黙って聞いていた。
「……が……で……の…………であり………………」←ゼロムが適当に聞き流しています。
〜終了後〜
「やっと……終わった……」
ゼロムの頭から煙りが出て、魂が口元でダンシングしていた。
流石はゼロム。 馬鹿の極みである。
「……ねぇ」
「……へい?」
ふいに後ろの席から呼ばれ、ゼロムは顔を向けた。
そこには、その容姿に似合わぬゴツイ鎧を着た種族『バハムーン』の女が居た。
「キミ、ちょっと教えて欲しい事があるんだけど……」
「俺に? 何を?」
ゼロムはひとっ飛びで後ろの席に着地、そしてその女の教科書を見ると……。
「……『ツンデレ』学科?」
「ちょっ/// 口に出さないで!」
メギョッ!
「ぐぉっふぅっ!?」
『ツンデレ』というワードを出した瞬間、ゼロムの身体はくの字に曲がって教室の向こうの壁に激突した。
「って、あぁっ!? 大丈夫?!」
「……YES」
「べ、別に死んで欲しいって思ってるからねっ!」
「ゑ?!」
ゼロムは自分に『ヒール』を唱え、勢いよく復活した。
「アンタそれ『ツンデレ』じゃねぇっ! ただの願望にしか聞こえねぇよっ?!」
「えっ!? そうなのっ?!」
「そうですぞっ! つか、あんまし得意じゃねぇが普通ツンデレなら『べ、別にアンタの事なんか心配してないんだからねっ!』が基本だろう?!」
「凄い! 教科書通りに言えてるわねっ!」
「基本中の基本ですがっ?! つか、謝れ!」
「あ、ゴメンね、……ところで、名前はなんて言うの?」
女は謝り、名前を聞いてきた。
「まず聞いた奴が先に名乗るのが礼儀というモンだが、名乗っておこう! 俺の名はz「お? オ〜イ、ゼロム〜」……クレーエきっさまああああああああああああああああっ!」
名乗ろうとした矢先にクレーエがゼロムの名を言ってしまい、台無しだ。
ドズッ!
「うぐっ」
怒りの跳躍で一気にクレーエの元へと肉薄し、自慢の龍の尾でクレーエの鳩尾を叩き、廊下まで吹っ飛ばした。
「な、何故……?」
「何故も風邪もねぇっ! 何用だっ?!」
ゼロムとクレーエがOHANASIしていると、先ほどの女が来た。
「大丈夫? クレーエ」
「……なんとか」
「べ、別にアンタの事なんか心配してやるからねっ!」
「何故基本ができない?!」
女の間違ったツンデレっぷりに、ゼロムはツッコミを入れた。
「さて、……取り敢えず、手伝ってくれ」
「ん?」
……適当に要約すると……。
①課題クエストをこなしたい。
↓
②一応、友人でパーティを組んだ。
↓
③しかし、3人だと心配。
↓
④ゼロムをパーティに(仮で。)加え、クエストクリアを計る。
……というわけである。
「仮なら良いが、後2人どこだ?」
「まずそこに居るじゃん」
普通にクレーエは、女を指さした。
「俺のパーティの一員で、名前はシスルってんだ」
「シスルよ。 メインに『竜騎士』、そして……」
少し間を空けて、シスルは言った。
「……『ツンデレ』学科を学んでいるわ///」
「そうか、だから教えろと言ったのか」
ゼロムは納得した……——