二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 風の守護者とプリンと風紀、 / REBORN ( No.21 )
- 日時: 2012/05/20 12:01
- 名前: なゆ汰 ◆TJ9qoWuqvA (ID: 6vo2Rhi6)
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標的07 / お遊びはディナーの後で
「きゃーっ!この子がハヤトくん!?可愛い!」
「…!なんだコイツ…!お、オレは男だ…っ」
食事をするため大広間に入った途端、ママンが叫んだ。隼人くんを見て興奮している。私も人のことはいえないが、変態か。
隼人くんはママンのテンションにたじたじだ。涙まで浮かべている。可愛い。けど隼人くんは可愛いといわれるのが嫌らしい。男だーって叫んでいる。
このまま傍観するのもいいが隼人くんが泣きそうなのでお助けマンになってやろうか。あれ女だからマンじゃないか。じゃなんだ?まあいいや。
「ママン、はやとくんが嫌がってますよ。ほら、はやとくんも泣かない。おとこのこでしょーが」
「……!お、おう!オレ泣かないもん!」
「(泣かない〝もん〟だと…!?ヤバイヤバイヤバイ鼻血でます!)」
いけないつい興奮しちゃったぜハハン。だって「もん」だよ。可愛くないか。可愛いよね。うん可愛いに決まってる。隼人くん大好きだ。けどそういったら照れるだろうから自重。照れた姿も見たいけど、なんて私はとことん腐ってると思う。まさか私がショタコンだとは。
隼人くんが無駄にフリルみたいなのがついた高級そうな服の袖で目をごしごしと拭う。そんな乱暴にしたら隼人くんのかわいいぱっちりな目が腫れちゃうよ。そう思ってハンカチを取り出して目元を拭いてあげると隼人くんは嬉しそうに笑って私の服の裾を握った。あのスミマセン。そろそろ襲ってもいいですか。
「…ほらママンも自重してくださいね!(私のようにね!)」
「……ええ。(何だかカッコの中の声が聞こえてくるわ…)」
ママンは私を残念そうに見つめた後、隼人くんの頭を一撫でしてからイスに座った。それにしても豪華な部屋だ。何故シャンデリアがある。何故こんなにテーブルが長い。そして何故こんなに料理がある。
早速イスに座ると、がちゃりとドアが開いた。視線が集まる。そこには相変わらずきっちり一礼したリストさんの姿が。
「ご主人は書斎で食べられますので皆様席について各自召し上がってくださいませ」
「あ!五時間ぶりですリストさーん!」
「おや、チトセ様。リストさんとはもしや私のことで?」
「はい、カッリストさんだからリストさんです。嫌でしたか?」
リストさんは「いえ、光栄ですよ」と目尻を下げて笑った。イケメンはやはり得だとおもう。勿論将来はイケメンバンザイな恭弥くんも隼人くんもね!うらやましいなオイ!
とりあえずフォークとナイフを持って、まずステーキに手をのばした。
高級な牛の肉は、とっても柔らかくて、美味しかった。
獄寺家バンザイ!
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