二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 —Fクラス=バカっておかしくね!?— ( No.10 )
- 日時: 2012/07/20 17:56
- 名前: calgami (ID: ..JV/GOK)
第2問 バカと代表と観察処分者
瑞希「あ!吉井君!!」
櫂「吉井=Fクラスってことだな」
雄二「その通りだ、お前もそれで通る」
櫂「どういう意味だ、おい?」
瑞希「吉井君…!」
明久「なに?姫路さん…!」
瑞希「…痛くないんですか?」
ボキッ
秀吉「聞きたくない音じゃのぉ」
明久「あぁぁぁぁぁぁぁ!!僕の関節が今までにない方向にぃぃぃぃぃっ!!!!」
康太「くっ…!見えな…い…!」
ひゅううううう
美波「あっ…!!」
康太「あ…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
バタッ
明久「ムッツリーニ!!しっかり!しっかりするんだ!!」
康太「み…みずい…ろ…」
バタッ
明久「ムッツリーニぃぃぃぃぃ!!!」
—一方明久を完璧無視している位置では—
美波「よかったぁ、まだ女子が居て」
秀吉「もう女子はこれで全員かのぉ」
???「失礼な!私もいるよ!」
秀吉「うわっ!?何じゃ?」
突然ガシッっと秀吉の肩を掴んだ女の子が言った、栗色の髪を腰ぐらいまで伸ばし、カチューシャをしている女の子だ
秀吉「何じゃ、和泉か」
和泉「『何じゃ』とは何よ、私もFクラスだよ」
秀吉「お主は成績が良かったのに何故じゃ?」
和泉「私、昨日学校休んだんだ、だからだよ」
美波「えっ!?追試とかは?」
和泉「封筒渡されたからここに来たの、ちょっとショックだったけどね」
明久「…雄二、ちょっと来てもらえる?」
雄二「ん?別にいいが」
—廊下—
雄二「で?何の用だ?」
明久「おかしいと思わないか?学校がこんなのって…、これじゃ差別だ、体調の悪い人がこんな空間にいたら崩しかねない!だがこれを世間に言ったとしても僕たち負け犬の話など遠吠えにしかならないだろう、だからきちんと権利を持った上でこの問題を世界に——」
雄二「つまりお前は姫路の為に設備を向上させたいと言う訳だ」
明久「恥ずかしいから遠まわしで言ってるのになんでストレートに言い返すんだよ!!」
雄二「別にいいだろ?俺もちょっと仕掛けてみてーと思ってたんだ」
明久「え?」
—場所戻りFクラス内—
雄二「みんな、聞いてくれ、クラス代表として提案する、俺は試験召喚戦争を仕掛けようと思う」
和泉「えっ!?」
秀吉「何じゃと?」
美波「試験召喚戦争ってまさか!?」
雄二「全員、この設備に不満は無いか!」
F一同「大有りだぁぁぁぁぁ!!」
雄二「だが、試召戦争に勝利さえすればAクラスの設備を乗っ取ることだってできるんだ!」
F一同「おぉぉぉ!!」
雄二「我々は最下位だ!学園の底辺だ!!誰からも見向きもされない!これ以上無いクズの集まりだ!つまりそれは、もう失うものは無いということだ!」
秋香「『クズ』は言い過ぎかもしれませんよ?」
雄二「なら!当たって砕けろでやってみようじゃないか!それにこのクラスに面子はそろっている!全員協力してくれるな!」
F一同「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
櫂「へっ!おもしろくなってきたなぁー!」
雄二「それにこのクラスには観察処分者が二人もいる!」
和泉「『観察処分者』ってバカの代名詞じゃなかったっけ?」
秀吉「じゃが一種の特性がある、問題はないはずじゃ」
姫路「あの〜、『観察処分者』ってすごいんですか?」
雄二「あぁ、まぁぶっちゃけで言うとバカってことだ」
秋香「すごい…ですね!色んな意味で!」
明久「ぐはぁ!!バカって言わないで!!」
櫂「そんなに『バカ』って言われるとさすがに傷つくなぁ」
雄二「とにかく!試召戦争に勝利すれば、このオンボロ教室からおさらばだ、もう一度聞く、なぁ!みんな、やってみないか?」
F一同「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
雄二「まず手始めにEクラスから仕掛けようと思う、明久、宣戦布告に行って来い」
明久「それ、大変なことになりそうなんだけど…」
雄二「それはフィクションの話だ、大事な大使にそんなことするわけないだろ?」
明久「でも…」
雄二「明久、これはお前にしかできないことだ、本当に重要なことなんだ、だまされたと思って行って来てくれ」
明久「…うん」
—夕方—
明久「騙されたよ!!!」
明久はひどいことになって帰ってきた
櫂「平気だろ、あの後Eクラスに殴りこみにいってほとんどやってきたから、あれで宣戦布告になるだろ」
雄二「…やはりな」
明久「予想してたのかよ!?」
雄二「この位予想できないようじゃ、代表は務まらん」
明久「少しは謝罪しろよ!!」
雄二「さぁ、これで後には引けないぞ、覚悟はいいな、明久、櫂」
明久「え?」
雄二「お前の望みなんだろ?」
櫂「ここまでやったんだ、上等だ!」
明久「あぁ!いつでも来い!」
第2問 バカと代表と観察処分者 終了