二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: バカとテストと召喚獣 —Fクラス=バカっておかしくね!?— ( No.4 )
日時: 2012/07/19 18:35
名前: calgami(元マルタ) (ID: ..JV/GOK)

第1問 バカとクラスと振り分け試験

—振り分け試験前日—

櫂「明日は振り分け試験か…、明日のためには——寝るか」

櫂は勉強することなく寝てしまった、明日の運命がどうなるかも知らずに…

—振り分け試験当日の朝—

雄二「よし明久、最終問題だ、『三権分立』は『司法』『立法』ともうひとつは何で成り立つか」

明久「やだな〜雄二、小学生レベルの問題じゃないか、僕を見くびらないでよ、二つまでは絞れる」

秀吉「その『二つ』とは何じゃ?」

明久「…『憲法』か『漢方』だったはず!」

雄二「何が『漢方』だ、『行政』だよ、バカかお前」

美波「そんなんじゃ『Fクラス』はまぬがれないわよ」

明久「うるさいなぁ…僕だってがんばってるんだよ」

「物は結果だからなぁ…」

美波「櫂じゃない、おはよ」

櫂「おはよ、んじゃ早速美波に問題」

美波「いいわよ、数学なら余裕——」

櫂「国語から『悪いことがあった上に更に悪いことが起きるという意味のことわざ』をなんというか?」

美波「国語は無理!!」

明久「僕でもわかる基礎問題だね」

櫂「じゃあ言ってみろ」

明久「僕を誰だと思っている!『泣きっ面蹴ったり』でしょ!」

雄二「鬼か!お前は!」

秀吉「それは『踏んだり蹴ったり』と『泣きっ面に蜂』ということわざが混ざったのじゃな」

美波「吉井はやっぱりバカね」

明久「美波だって解けてないじゃん!!」

美波「ウチは漢字が読めないだけなの!」

雄二「さて、そろそろ行くぞ」

—試験会場—

明久(これが難しいと噂の『振り分け試験』か、だけどこのレベルの問題なら、10問に1問は解ける!)

姫路「ハァ、ハァ、ハァ」

カタッ—ドサッ——

明久「!?姫路さんッ!!」

先生「試験途中での即席は—『無得点』扱いとされるがそれでいいかね?」

姫路「ハァ…、あッ…!」

明久「ちょ…ちょっと先生!?具合が悪くなってしまっただけでそれはないじゃないですか!!」

—振り分け試験から一日後—

西村「吉井、遅刻だぞ」

明久「鉄じ…西村先生!おはようございます!」

西村「いま『鉄人』と言わなかったか?」

明久「まさかぁ!そんなこと言うわけないじゃないですか、空耳ですよ!空耳!」

西村「ならいいが…ほれ、受け取れ」

鉄人?は明久に封筒を渡した

明久「ありがとうございます」

明久(さーて、僕はEクラスかな、Dクラスかな?)

西村「吉井、今だから言うが、去年担任をしていてお前はバカなんじゃないかと思っていた、だが今回の振り分け試験で自分の間違いに気づいた、悪かったな」

明久「鉄じ…西村先生!」

西村「お前は疑うべきでないバカだ」

『吉井明久 Fクラス』

—文月学園校舎内—

明久「まさかFクラスだとはなぁ…結構自信あったのに…」

ドンッ

明久「いたた…ごめん、大丈夫?」

ぶつかった子は青い髪と蒼い瞳を持った少女だった

???「うん、大丈夫だよ!あれ、君バカな吉井君だよね?」

明久「なんで僕のこと知ってるの?」

???「知ってるよ!あ…僕は水上 悠!Aクラスなんだ、会うことあるかもしれないね、よろしく!」

明久「うん!よろしく!」

悠「じゃあ僕そろそろ行くね、バイバイ!」

明久「うん、じゃあね!」

明久(何かフラグ立ちそうな予感!)

明久「さーて、僕も自分のクラスに行こうかな」

—Fクラス—

明久「さすがにひどいな…これは」

ガララッ

先生「遅刻ですよ、早く席に座ってください」

明久「僕の席はどこですか?」

先生「好きな席にどうぞ」

明久「席も決まってないの!?」

先生「えー、私は2年F組担任の福原慎です、一年間よろしくお願いします」

ガラガラ…ドスン

明久(まさかの机の脚折れたよ!?)

福原「工具を取ってきます、少し自習をしていて下さい」

—休み時間—

明久「ほんとにひどいところだなぁ」

雄二「だったら振り分け試験で良い点取るんだな」

明久「雄二!雄二もFクラスなの!?」

雄二「あぁ、他にもいるぞ」

美波「ハロハロー、吉井」

明久「やっぱり島田さんはFクラスだよね!」

ブチッ

美波「ウチがバカだとでも言いたいの!?吉井のくせに!」

美波は吉井を関節技で絞めた

明久「痛い痛い痛い!!胸がないからあばら骨で耳がゴリゴリこすれて—がはぁ!!」

康太「…くっ、見えない…!」

秀吉「相変わらずじゃのぅ」

明久「秀吉!秀吉もFクラスなの?」

秀吉「そうじゃ、これからまた1年、よろしく頼む」

明久「よかったぁ!唯一の女子が秀吉というかわいい女子で」

秀吉「明久よ、ワシは男じゃ」

美波「ウチが女子よ」

櫂「やっぱお前らもか…」

明久「やっぱ櫂はFクラスだよね」

櫂「あぁ…まぁ!これからまたよろしくな!みんな!」

明久「いやー、変わらないメンバーだね」

その時、明久の後ろに髪の毛がオレンジ色の青い瞳をした子が不意に声をかけた

???「あの…明久君」

明久「ん?秋香ちゃん!秋香ちゃんもFクラスなの?あんなに頭良いのに」

秋香「はい、国語が絶望的なんですよ、私」

雄二「なんだ、明久の友達か、俺は坂本雄二だ、よろしくな」

秋香「!?…あの…はい…よろしくおねがいし…ます」

明久「だめだよ!秋香ちゃんは男の人が怖いんだ、大丈夫だよ秋香ちゃん、みんな僕の友達なんだ、だれも酷いことはしないよ」

秋香「明久君の…?あの…いろいろとごめんなさい……」

秀吉「大丈夫じゃ、そのトラウマは、皆と接していくうちになくなるわい、心配は無用じゃ」

秋香「はい…!みなさんに迷惑かけないように…がんばります…!」

ガラガラ…

瑞希「あの…すいません!保健室に行っていたら遅くなってしまって!」

明久「姫路さん!?なんでこのクラスに!?」

瑞希「今日から私、このクラスです!よろしくお願いします!」

櫂「あいつ、確か一年の頃の学年次席…」

秋香「可愛い人だなぁ…」

瑞希「改めまして、姫路瑞希です、これから一年よろしくお願いします!」


第1問 バカとクラスと振り分け試験 終了


あとがき

バカテス最高!三期賛成!1話でした、アドバイス、指摘等あれば仰って下さい!それでは!