二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

プロローグ ( No.5 )
日時: 2012/08/06 20:55
名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)


この日は凄いどしゃ降りで、空も昼間なのに暗かった

稲妻町の河川敷に、パトカーが二台とトラックが止まっている
警察が何人かいて、並々ならぬ雰囲気を漂わせていた

「ひどいな…」
一人の若い警察官は呟く

トラックの目の前には少年と思われる遺体があった

その周りは血の海となっていて、引きずられたのか遺体の状態はひどく、顔も判別出来ない

これほどのどしゃ降りだ、トラックも被害者も視界が悪かったんだろう

「あの世でも、楽しくサッカーできますように…」
遺体の近くのサッカーボールを拾いながら警察官は言った