二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第四話 ( No.9 )
日時: 2012/08/09 07:37
名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)


しばらく経った頃、狩屋は部室に帰ってきた

「狩屋!何処に行ってたんだ?」
「………」
すると狩屋は口を開く

「…最低、ですね」
「狩屋…?」
「俺たちは最低だよ、仲間を…天馬くんを信じなかった、突き放した!」

「狩屋、何があったんだよ」
霧野は訪ねる
「黙れよオカマ野郎」
「は…?」
「…保健室の矢野くんに聞けばわかりますよ」

「狩屋…」
「…俺、帰ります」
狩屋は自分のバックを持って部室を出ていった

——————

逃げて、しまった…

天馬は小さい頃よく遊んだ公園にいた
このまま帰ったら、秋に部活サボったとばれてしまう

ちゃんと、話せばよかった
この前の事を

「………」
このまま終わるの、悲しいな

「…そうだ」
河川敷に行こう
天馬は歩き出した

——————

「………」
狩屋に言われ、保健室に行って帰ってきた部員達の空気は暗かった

「…ホント、最低だな俺たち」
三国は口を開く
「何で天馬の思いに気づけなかったんだろ」
神童は言った

「…アイツは、サッカー部を大切に思っていたんだな」
倉間は言った
「…お前らどうするんだ?」
すると剣城は言った
「松風の事、このままにしておくのか?」

「僕は…謝りたい」
信助は言った
「それには同感だ、信助」
「あ、僕も!」
「…やっぱりあやまんないとな」
全員が賛成した

「よし、…みんなで、天馬のところに行こう」