二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 織田信奈の野望 「「未来の力!?」」 ( No.14 )
日時: 2013/02/16 12:20
名前: ぜにがた (ID: cZfgr/oz)

「私が、尾張の大名、織田上総介信奈よ。幼少は吉だけどあなたに呼ばれたくは無いわね」

道三はまだまともに目をあわせられない。

「み、美濃の蝮こと斉藤道三じゃ」

「デアルカ」

 信奈の「デアルカ」とは、「そうであるか大儀である」の略だそうだ。社交辞令が終わったところで、早速本題に入った。

「蝮!今の私にはあなたの力が必要なの。物を譲ってちょうだい」

しかし、この言葉を聞き、道三の顔に、力が戻った。

「さて、それはちと飲めん要望じゃな。美濃はワシが人生をかけて勝ち取ったもの。そう簡単には渡せんのう」

その言葉には強い威厳と誇りがこめられていた。

「尾張ひとつ、まとめられぬそなたに、ワシの人生を任せられる器量があるとは思えん」

ここからは信奈と道三の一対一の戦いである

「あら、あなたほどの人ならば、見ただけで人の器ぐらい分かるのではないかしら」

「年をとると用心深くなるのでな」

くっくっくっ、と不敵の笑いが続く。

「では、そなたを計るためにひとつ質問じゃ」