二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 織田信奈の野望 「「未来の力!?」」 ( No.15 )
日時: 2013/02/24 18:02
名前: ぜにがた (ID: FQc4ogfY)

「答えられる範囲で答えてあげるわ」

一瞬の沈黙。そして。

「なぜ美濃を攻める?」

確かに美濃って何か利点ってあったか?と龍介は考え始めた。
えーと、・・・・・・思いだせねー。俺、社会と数学苦手だからな。
期末テスト何点だっけ。
あ!すいません学生の皆さん、社会と数学98点の、残り100点でした。
その後、この会合のことを、思い出そうとしている龍介をよそに、信奈は口を開いた。

「美濃を制するものは、日本を制する」

「む?」

道三の目が見開かれる。

「蝮、あなたは天下を取りたいんでしょ」

「ほう、なぜそう思う?」

まるで玩具に興味を引かれるこどものように、道三は身を乗り出した。

「美濃は日本の中心よ。西に京を、東に肥沃の関東平野を備えている
天下をうかがうには絶好の場所よ」

さらに信奈は言葉を続ける。

「私なら、ここに城を気づいて機をうかがう。そして機が来たら、一気に京に攻める」

いい終えたのを見計らって、道三は膝を大きくたたいた。

「はっはっ!、まさかそのことを見破られているとは。そなたはワシと同じ高みにいたのだな」

しかし

「あなたとは違うわ!」

「!?」

「私は日本を平定して,南蛮の国とも戦える強い国にする。そして大きな船を作り世界に飛び出す! そう私が見ているのは世界よ!!」

「そなたには・・・何度も驚かされる。」

道三は目を丸くしている。

「そなたの目は海を飛び越えていたのだな・・・。」