二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

♯続き ( No.7 )
日時: 2012/08/31 21:15
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: 懲りずにまたまた作成しちまったよ俺…orz

漸く雷門中に到着したゼクロは早速運良く通りかかった教師に作り笑顔で呼びかけた。

「あの、スミマセン」
「あら、貴女は…見た事無い女の子ねぇ? 何しに此処へ?」
「あははッ、ヤダなぁ。俺、男ですよ? 用件は雷門の転入手続きをしに来たんですよ?憧れの雷門サッカーに憧れて…」
「そうだったのッ?気付かずに御免なさいねぇ…。 それでは行きましょう」
「ハイッ、今日からヨロシクお願いしますッ!」

アッサリ突破出来たゼクロは思わず笑いそうになったが生徒達は彼に注目しているので、感情を抑えながら無表情で先生の後を着いて行った。




雷門の制服を渡され

『うわッ、こんなダサい制服なんか着てられるかっての…』

渋々言いながらも着こなすが鏡で自分の姿を見たゼクロは自惚れてしまった。
教師からも絶賛の声が上がり益々上機嫌になるゼクロ。

『…此れ、一生の宝物にしよっかなぁー』




自分がクラスメイトと共に過ごす教室に案内してもらった教師に一礼し、早速教室に入室した。
入った途端クラス中がざわつき、特に女子なんかゼクロを見て〝イケメン〟だの〝こっち向いて〟だの騒ぎ放題だ。

『あー…イラつく』

と此処で教師が机をバンバン叩けばざわつきが収まった。

「転校生の『月音ゼクロ』だ。 親の事情でこの学校に移る事になったそうだ。 仲良くしてやれよ」
『ハイッ!』
「席はー………『松風天馬』の隣だなッ!」
「ッ、」

松風天馬と聞いて一瞬眼を見開いたゼクロ。

『コイツだ、コイツが潰すべき雷門の大将か…』

まだまだ潰すのは早いと思ったゼクロは暫く天馬の様子を観察する事にした。
天馬だけではない。剣城も、神童も、皆…。




another title/[転校生にご用心]