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「及川…つらら?」
「はい!ここは便利屋だと伺ったので、一つ、相談しようかと!」

つららはニコニコと笑って髪を揺らしています。

「だからっ、はぁっ、便利屋じゃ、ねーっつーの!」

ボッスンが口から雑誌を引き抜いて…あは、息、荒れてますよ。

「まあまあ、良いじゃあないかっ!さあ、つららちゃん、ここへお座りなさああーーーい!さ、さ早く早くぅー♪」

スイッチがせかしています。
可愛い子を見たときの、眼鏡の奥に光る目が怖いですね。


「で、相談って何なん?」
「はい、それが、最近若様のいたずらが激しくて…やめさせてほしいのです」

つららちゃん、頬に手を添えて首をかしげました。
相当お困りの様子ですね。
さて、スケット団のみなさん、この依頼は引き受け————あれ?
三人とも、目が点になっていますけど…?



「…若様?」