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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ】 七つの大罪シリーズを全てほのぼので書いてみよう! ( No.3 )
- 日時: 2012/10/05 17:53
- 名前: 蒼聖 (ID: ULeWPiDO)
[茶番カプリシオ]
1話—「雑用係はブリオッシュでも作っておきなさい」
「ブリオッ・・・シュ?」
ガモンは首を傾げる。
ガモンの育ちは東洋の国・・・
西洋のお菓子など知っているはずが無く。
「雑用係はブリオッシュでも作っておけばいいのよ!」
声高々に言い張るwaiter(待つ者)。
「そもそも、給仕人(雑用係)であるwaiter殿がするべきでは——」
「首を跳ねられたいの?」
「・・・・分かりました」
ガモンは右の前髪に手をあて、はぁー・・・とため息をつく。
この映画館にやってきて1週間。
『庭師』は名ばかりで、主に、『雑用』。
いつのまにか、ガモン(がくぽ)=雑用の構図が出来上がってしまっている。
ついでに、庭師の仕事は未経験。
仕事は家事全般、waiterのお菓子作り、Maの話し相手、館長のご機嫌取り、gearの愚痴を聞かされる・・・・、
こんな感じの日常だ。
「まー、またあんた何をため息ついてるんですかぁー」
「Ma・・・さ、ん」
ボフッ、とMaのびらびらとした袖が顔に当てられる。
「ブリオッシュ〜?確か白ノ娘が作るの得意じゃなかったかな」
「また急に心をよんで・・・、ハァ・・・・。
白ノ娘って、ここにはいないでしょう」
「雑用係!ブリオッシュはまだなの!?」
遠くから聞こえる叫び声と共に
「聞いてくださいよぉぉ〜!」
と泣きついてくるgrda。
・・・・再び、大きなため息がでた。
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