二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉—
日時: 2009/08/24 20:27
名前: 水晶 ◆n6LQPM.CMA (ID: Nf5qxtZ9)
参照: 水晶はみなあきと読みますた

  初めまして!水晶といいます


  今回書くのは、この掲示板では珍しい、ポケットモンスターのさらに珍しいポケスペを書こうと思っています


  出来る限り続けていこうと思っているので、よろしければ皆さん見ていってください!


  !”#$%&’()お客様()’&%$#”!


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Re: ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉— ( No.4 )
日時: 2009/08/25 22:49
名前: 水晶 ◆n6LQPM.CMA (ID: Nf5qxtZ9)
参照: 水晶はみなあきと読みますた

  #1


  「あぁー! また捕まえられなかった……」


  「次は俺の番な! 」


  マサラタウンの近くの町外れの森で、子供達がわいわい集まり、ニドラン♀を囲んでいた


  「あれー、俺も捕まえれなかった……」


  「今度は俺ー」


  ニドラン♀は、いつまでもボールを投げてくるので欠伸をしながら余裕をかましていた


  三人目の子が捕まえれなかったとき、一人の男が現れた


  その男は、その子供達に「捕まえ方を教えてやるよ」と言って、どいてもらっていた


  「まずな、自分のポケモンで戦わせるんだ……ニョロ、出て来い! 」


  モンスターボールから、一匹のポケモンが出てきた


  ニョロというのは、ニョロボンのことだった


  「さいみんじゅつ! 」


  その声と同時に、ニドラン♀は眠たそうな顔だったのか、すぐに寝てしまった


  「相手を状態異常にさせてからボールを投げると、捕まえやすくなるんだ」


  そしてボールを投げると、三回振動して、収まった


  「……お兄ちゃんって、もしかしてレッドさん? 」


  ボールを持って立ち上がろうとすると、男は振り返った


  「そうだよ」


  

Re: ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉— ( No.5 )
日時: 2009/08/25 23:06
名前: 水晶 ◆n6LQPM.CMA (ID: Nf5qxtZ9)
参照: 水晶はみなあきと読みますた

  #2


  「……少し、予定が狂ったな。間に合うかな——」


  ポケギアを見ると、午後四時四十九分を指している


  「まぁ、イエローの家に余裕で着くか」


  実は俺は、半年間自分の強さを磨くため、いろんな所へ旅をしていた


  それで、久しぶりに会って驚かしてやろうと言う寸法だ


  「イエロー、驚くだろうな……」


  リュックには土産があり、イエローの好きな紅茶もある


  トキワのもりに着いた


  半年前と変わらず、綺麗な森に、湖が光っている


  「ん……何かいるな……」


  湖に、人っぽいのが立っていた。だけど、違和感を覚える


  「何で……水の上に立てるんだよ——」


  俺は、怖かった、だけど——


  いつの間にか、湖のそばまで来ていた

Re: ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉— ( No.6 )
日時: 2009/08/28 09:01
名前: 哭辿 (ID: hoeZ6M68)

初めまして水晶様,同じくポケモンの小説(悪意を討て)執筆してます哭辿(コクテン)ですvv
暇と興味が有りましたら是非足を運べて貰えると嬉しいです^^

確かにポケスペ少ないですよね?あたしは好きなんですけどねぇ(苦笑
更新楽しみにしてます!

Re: ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉— ( No.7 )
日時: 2009/08/29 22:43
名前: 水晶 ◆n6LQPM.CMA (ID: Nf5qxtZ9)
参照: 水晶はみなあきと読みますた

  #3


  立っていたんじゃない、浮いていた


  身長は俺より小さい、年齢で言えば十歳位だろ


  美白の肌で……尻尾? 何で人間がついているんだ?


  「人間が尻尾を何でもっているかだって? 」


  声は幼く、やっぱり子供の感じだった……


  いや、そこじゃねぇよ。何で俺の考えていたこと——


  「信じられないでしょ? 君の考えていることが分かるなんて」


  うっ……まただ


  子供なのに、予言者? エスパーなのか?


  俺の中で色々な考えが頭を巡らす


  子供が溜息をつきながら呟く


  「まぁエスパーなのはエスパーだけど……子供って言うか、僕ポケモンだし」


  ……は?


  「言ってること分からない? でもこれが事実。証明しようか」


  子供が、俺に向けて手を翳した


  と同時に、俺が弾け飛ぶ


  「……っ」


  一瞬の出来事だったので、何が起きたのか俺にも分からない


  強い衝撃波が俺を襲ったのか——


  「一応、『ねんりき』なんだけど……その様子じゃ、死んじゃうよ? 」


  明るい声、それとは対称的に重々しい口調がひしひし伝わってくるのが、俺にも分かった


  このままじゃ……俺、殺される——


  「知らなかったの? そのつもりでどんな実力が試そうとしたんだけど、この様じゃ——」


  そうと分かったら、俺の本能より先に身体が動いていた


  「フッシー!! ハードプラント!! 」


  「おっと」


  フッシーから出てきた蔓が、地面を伝い、自分はポケモンだったと言う人間に向けて伸びていく


  バシバシッ!


  「ふぅ……痛いね、これ」


  攻撃が当たった腕を、まるで泥がついたかのように払っていた


  そ……そんな……


  俺はその光景に、ただ呆然としていた——

Re: ポケットモンスターSPECIAL —異次元の扉— ( No.8 )
日時: 2009/08/29 23:23
名前: 水晶 ◆n6LQPM.CMA (ID: Nf5qxtZ9)
参照: 水晶はみなあきと読みますた

  #4


  「……はははっ」


  急に奴が笑い出す


  「……? 」


  「いやぁ、あのフシギダネがフシギバナになったんだ、大きくなったねー」


  「はぁ? お前俺と会ったことなんて一度も——」


  「あるよ」


  その三文字は、あっさりしていたが確信を持った答えだった


  「君は僕を知らない、僕は君を知っている。君は僕に会ったことがない、僕は君に会ったことがある」


  奴は、自分の手で水をすくい、それをまた落とす動作の繰り返し


  「不思議だよね、それなのに君には本当の名前があって、僕には本当の名前がない、ないというより、僕の記憶から消されたんだけど。あるのは、人間ポケモン651号っていうだけ」


  「……」


  「僕は元ポケモンだった、今でも一応名残はあるけど。だけど僕達は『存在意義』を消された。誰がこんなことしたと思う? 」


  ようやく分かった……それで……


  「それで……人間にお前等の『存在意義』を消されて、俺達を殺そうと」


  「話が早いね、じゃあ……さようなら、罪無き人間よ」


  「ピカ、ゴン、ニョロ、プテ、ギャラ、フッシー!! 」


  俺の友達を総勢で出す


  「ごめんね—— 『サイコキネシス』」


  頭をぺこりと下げると、そう技名を発し、手を前に翳す


  一瞬で、吹き飛ばされる。俺も、友達も——





  「さてと……行こうか、イエロー」


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