二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぷよぷよ7 僕達のプリンプタウン
日時: 2010/04/29 15:43
名前: リジェル ◆mWmyLN68N. (ID: SsRumGYI)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_kagamine_rin

それは突然の出来事だった。

ゲーム、そう、ゲームのはずだった。いや、むしろゲームなのだ。

目が覚めると、そこはいわゆる異世界、というべき場所だった。

見たことの無いような、花や木、動物、辺りの感じやにおい、全てが違うように感じられる。

(ここは・・・)

何処なんだ。僕はどうしてこんなところにいる?

そんな疑問を抱いているうちに、僕の意志とは正反対に、ゆっくり、ゆっくりと——・・・、

(視界が・・・・・)

薄れていった。


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どうも、リジェルと言う者です。

小説に関しては、かなりの素人、というところなのでしょうか。とりあえず、下手・・・分かりやすく言うなら中の下くらいです。orz

それでも見てくださる温かい方は、どうかコメントを残してください。その励ましの言葉が、私の力となります。

それにしても、上の文意味不ですね;。あとから読んでみて、失敗したと後悔しているところです。

それでも、何とか続けていきたいなぁ、とは思っているんで、応援よろしくッ!


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〜目次(以降書き換え有り)〜

キャラクター紹介 >>1

第一話 シグ >>2
第二話 教室騒動 >>3

Page:1



Re: ぷよぷよ7 僕達のプリンプタウン ( No.1 )
日時: 2010/04/28 17:53
名前: リジェル ◆mWmyLN68N. (ID: SsRumGYI)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_kagamine_rin

キャラクター紹介


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○山城 秀太(ヤマシロ シュウタ)

明るい性格で、この物語の主人公。

おどおどと、慌てたそぶりを見せるわりには、意外と冷静に周りを見渡すタイプ。

何らかの理由で、プリンプタウンへと来てしまう。



○シグ(シグ)

プリンプタウンに住む少年。

倒れている秀太を助け、知り合うこととなる。その外見は特徴的で、左手と左目が赤く染まっている。

何故か、秀太のことを“シュータ”と呼ぶ。

おっとりとした性格で、めったに前に出ることは無いが、昆虫のことになると、性格が一変。まさに、二重人格、といったところだ。

何かと鍵を握っていそうな少年である。



○アミティ(アミティ)

シグと同じ、魔導学校に通う生徒。明るく、誰にでも優しい性格で、クラスの人気者ではあるが、知識の成績はとことん悪い。

だが、技能成績はピカイチ。それが、頭にかぶるぷよ帽子のパワーだという事は、アミティさえも知らない。

秀太とは、何かと気があう様子。



○アルル・ナジャ(アルル・ナジャ)

魔法学校の生徒。以前、秀太と同じ様にこの世界に来たのだが、今ではここが気に入り住み着いている。

いつも一緒のカーバンクルと、唯一しゃべれる人間。

技能、知識ともに優秀。元の世界がこの世界と似ていたらしく、大体の事は分かるそうだ。だが、その力をフルに活用した事はまだない。

好物はカレー。



○安藤 りんご(アンドウ リンゴ)

町が誇る、天才少女。全て何もかもを完璧にこなす、いわゆる完璧主義。

ぷよ勝負の際、使用する“変身”という技を発見したのもりんごらしい。

天才といっても、学校以外は普通の女の子。外で遊んだり、ぷよ勝負をしたり、学校以外で勉強している姿は見受けられない。



○佐々木 まぐろ(ササキ マグロ)

何かとなぞが残る少年。

成績に関しては、平均。だが、けん玉を得意とし、全国大会でも優勝したほどの腕。

そのため、ぷよ勝負の際も、けん玉の技が登場する事となる。

陰で、意外と秀太を良く見ている様子。


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とりあえず、最初のほうに出てくる学校組みを書き出してみました。

ラフィーナとクルークの登場はもう少し先で。

魔導物語組みも、気が向けば出すつもりです。ルルーとか、サタンとか、例のヘンタイとか・・・。

小説限定の特別な性格も混じりますのでご了承ください。

Re: ぷよぷよ7 僕達のプリンプタウン ( No.2 )
日時: 2010/04/28 16:11
名前: リジェル ◆mWmyLN68N. (ID: SsRumGYI)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_kagamine_rin

「君、大丈夫・・・・?」

何でか、少し調子抜けするような、ほのぼのとした声で、僕は目を覚ました。

横になる僕を上からのぞくように、眠たそうな紅と蒼の瞳がこちらをじっと見つめている。

(ここは・・)

何処なんだ?本当に、さっきからそのことばっかり考えている。ここは・・・どこなんだ?

よく見ると、さっきいた野原とは、また違うところに来ている。学校・・、なのか?

建築100年建つかたたないか位の、古風な面影を残した校舎のなか、僕は白イベットの上に寝かされていた。

「君・・・大丈夫?」

少年は、もう一度、同じ言葉をつむぐと、葉っぱで切れた僕の頬にそっと触れた。

「痛そう。」

そう、彼はつぶやいた。あまり、感情を面に出さないタイプのようだ。

僕的に、あまりそういう奴はタイプではない、むしろ苦手なタイプだ。だが、彼は、なんとなくほっとけない、そんな気がした。

彼の青く後ろで結ばれた髪の毛が、カーテンを通して入った風にユラユラ、とゆれ、桜のにおいがほのかに漂う。

「僕は、平気。君は・・・・?」

やっとでた最初の一言だった。何もかも訳の分からない状況。一瞬夢かもしれないとも思った。

だが、どうやら、ここは現実世界のようだ。いや、現実から離れたもう一つの世界だ。

「僕はシグ。よろしく。」

「僕は、秀太って言うんだ。よろしくね、シグ。」

当然のように出した右手に、シグは少し戸惑ったように、左手をベットの下で動かした。

「どうしたの?握手とかって、嫌い?」

「・・・いや、僕・・・。」

シグの出した、左手は———紅かった。

例えるならば、怪物のような鋭くとがった指先に、血のような、紅。そこだけ見ると、モンスターにも見える。

シグはきっと、いや、絶対に気にしているのだ。

その手を見られることによって浮かぶ人の反応が、ある程度目に見えている、とシグの潤んだ眼が教えてくれた。

だが、どうしたら、人の手がこんな風になってしまうのか。まあ、今はシグの機嫌を戻すほうが先だが。

「僕は、そんなこと、気にしないよ。ほら、手を貸して。」

強く握り締めたシグの手は、思った以上に固かった。

Re: ぷよぷよ7 僕達のプリンプタウン ( No.3 )
日時: 2010/04/29 15:41
名前: リジェル ◆mWmyLN68N. (ID: SsRumGYI)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_kagamine_rin

そういえば、ここは学校だという。

と、言う事は、ここのほかにも教室があって、人がいるのであろう。まさか、学校の意味合いまで違った世界だとは思えない。

それ以前に、シグとは日本語で会話が通用した。

「ねぇ、他に生徒っているの?」

「いるよ。アミティ。」

アミティ。真っ先に出ていた名前に、何か感じるものがあった。簡単に言うと、どこかで聞いたことのある名前だという事。

「あの、えっと・・・シグ?」

「いこ。教室。」

「待って!待ってよ。」

シグは、握手をしたままの右手を握り締めて、歩き出す。

追いかけるように歩くが、シグの歩きが異常に早い。手だけがどんどんと先へ進んでいった。

「待ってってば!シグ!」

「ついた。」

大して長くは無い。むしろ身近すぎるほどの廊下の奥に、その教室はあった。

廊下は十メートルに満たないほど小さく、端から教室、職員室、保健室、玄関、その四つしかなかった。

一年黄組の教室。中からは、なにやら騒ぎ声が聞こえた。

「うわぁぁぁ、ちょ、ちょっと!僕を殺すきかい?」

「ざけんな!アミティのパ(ピー)ツ見たからいけないんだろ?あぁ?」

「ひぃぃぃ!」

「りんごちゃん、もういいから。マグロ君だって、わざとじゃなかったんだよ。」

「私というものがありながら・・・サイン!!」

「うぎゃぁぁぁ・・・。」

その直後、ボン、と爆発音が鳴り響いた。

「ひぃ・・。」

「りんごちゃんが、暴走してるみたいだね。」

「なんで?」

「さぁ・・・いつものことだから。」

ためらいなしに進む、シグが勇ましい。

ドアを開けた先には、予想的中で、黒焦げになった少年を赤毛の少女が踏み潰している。少年はまだ生きてるようだ。

「あれ?その子はー?」

さっき聞いた恐ろしい会話から行くと、彼女がアミティだ。金髪を赤いキャスケットでまとめた少女だった。

「この子・・・倒れてたから。」

シグは、そういって。奥へと進む。慌てて追いかけるが、止まらざるおえない状況に出会ってしまった。

「ファイアー!!」

ボム、と真っ赤に燃え上がる火の玉が、自分の前を通り過ぎるのを見た。その後、茶髪の少女が、こちらに来た。

しゃべり声がかすかに聞こえたが、そこまで意識は持たなかった。


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