二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】
- 日時: 2010/06/26 20:18
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
やたらと影で盛り上がって居る者ですw
はい、初めまして鄙城と言います。
薄桜鬼を見てハマったので書いてしまいました。
cast(オリキャラ)
新選組
春頭 薙淺/ハルガシラ チサ
男/約25歳
千鶴の毎日監視(沖田達が面倒だったらしい為)役と土方から命じられた。本身は女だが幼少の頃から男童子として生きてきた為男と永久に居てもあがり症などにならない。一般的には沖田と居ることが多くとある新選組の中で噂が一時立ったが薙淺が嫌がったと同時にその時期永倉に絡まれた為今は噂が霧が晴れたように消えた。一般的に明るいと言わば明るいが千鶴や沖田、否、新選組全員が真っ青になるぐらい毒舌家。剣と居合の筋は天下を取る程
容姿:漆黒の闇の様に黒い長くのばした髪は一つ束に。碧く海より優しい蒼のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から男と育てられた訳は本人いわく「俺は多分親父から強く精神共に強くなってもらいたいからだと俺は思う。千鶴ちゃんも俺にちょっと似ているな。」と笑う程。好物は浅漬けや握り飯。蟇を刀の鞘の中に入ってると泡吹く(殆ど平助による悪戯。
羅刹時
性格逆転。
沖田や土方、千鶴に手を出されたときはもう止まらない。刀の斬撃が止まらなくそのときには鬼は原型の掴めぬまま死を遂げる。
基本、コイツは鬼神の為本気じゃなくても死ぬ。
冷霊時
刀に霊魂を宿し、切り裂く。
冷徹になり、その場に居た物は境界へと誘われる位怖い。
鬼戦の時本領発揮。
鬼神時
基本、春頭家しか使えない技。
羅刹と冷霊を同時に使うものである。
因縁等宿すがその場合原作ゲームから離れる為あんまり使わない。
夜、月が見えない時が強い。
闇に消えることもできる。
凩羅紫 谺/コガラシ コダマ
男/約26歳
優しいがその裏腹に眼を付けた女には執念深く付いてくる。薙淺を一回襲ったが、沖田が邪魔した為沖田を嫌ってる。土方とは昔からの幼馴染みで新選組内では「アイツは絶対ホモだ。」と下の部下達、沖田達等そう思っている。新選組の伝達人。剣の使い手は天下一流。
容姿:偉大なる大地の様な茶色の髪は短く束ねてる。紫の仙台藤のような色のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から陰陽師として生きていくつもりだったのだが父親に新選組に入れと強制的に。
臨条 炬鶯/リンジョウ キョウ
女/19歳
入隊志願者。腕は結構立つが家計上虐待、暴力等と暴力的な家計の中生きてきたため、他人とのかかわりは苦手の様子。腰にさしてある刀は錆び付きボロボロだが、斎藤曰く「臨条の刀は生きている。純血に従う様に」と本当のところ不明。結構我慢強く、抱え込むようなことが多く、悩みを打ち明けるのは平助か薙淺。
容姿:紅く深紅の様な長い髪。桃色の桜の様な開いた瞳。
詳細:本人曰く「強くなりたい。それだけの理由」と暴力家計の中心優しい為、弱い自分を強くしたいと思い入隊志願をした。一番組組員。
五月雨 雨水輝/サミダレ アミカ
女/19歳
炬鶯と同じく入隊志願者。華奢で現にいわゆるツンデレって奴。ドジ踏みっ放しで千鶴以下の生物。沖田を気になり、薙淺から引き離そうとしている←が、解っている為、無意味の存在。天然が取り柄。基本剣の腕駄目駄目斎藤や下級の剣士達と一本とれず←塚じゃあなぜww。
容姿:黒髪に銀眼。
詳細:詳しくは不明。
陰陽師
阿倍 紫/アベノ ユカリ
男/約19歳
新選組の陰陽師。冷静で動揺するとしたら千鶴と一緒に居る時で男女問わず微笑まれると照れて式神の小さな狐を胸に抱く。過去は鬼によって消されたが千影の面影ははっきりと覚えているらしい。丞と一緒に居ることが多い
容姿:燃え盛る様な赫い髪は短く切られている。若竹色の澄んだキリッと開いた瞳
詳細:先刻言ったが千影等によるお陰で一時は陸奥へ逃げようと思ったこともある。好物は新選組近くの甘見処。
鬼
白瀧 舞流/シラタキ マイナガ
男/推定26歳
風間家とは同盟で西の鬼である。
いつも薫と居て、周りからみると薫は姫でその護衛的なものだろう。春とは犬猿の中。千鶴に風間と同じく求婚する。不知火は本当に殺り合いしても結局は不知火何も怪我させずにこっちが圧勝してしまう。
容姿:茶髪黒眼
詳細:風間家とは親しい仲。人間と偽っている。
その他
夏谷 蒼摩/ナツタニ ソウマ
女/19歳
街中で浪士につるまれてる所助けられる。大人しく、ちょっと天然。屯所へしょっちゅう入ってくる(近藤さんとは仲がいいようだ。ごく一般的な女なのだが、とる怨みで男装をしている(理由は紫と似たようなもの。小さい時天霧とともにいたそうだが、ある日天霧が風間の方へ行くと言って風間に攻撃したが避けられ反撃を喰らい、そのまま自分以外の者は皆殺されてしまった。実際は死んでいるはずなのだが(風間に)、冷霊となって生きているらしい(春、本人は気付いてる。
容姿:茶色の髪は結われてる。薄紅色の瞳。
詳細:前風間に拘束され、身柄を囚われていた。
鬼神
穐山 水樹/アキヤマ ミズキ
男/25歳
春頭の幼馴染みであり同じ鬼神である。
一般的に即行抱き締めるのだがどうも土方に禁止されている(事情はあるのにね。
春頭家同盟家当主。
過去に一度春が死にかけた時、どうすることも出来なかった自分を後悔し、その為二度とそんなことはさせないように出来るだけ近くに居るようにしている為、冒頭にもあったが親戚というのは穐山の家の事である。
怒ると本当に羅刹なんじゃないかと思うほど怖い。
春に求婚するが本人から了承を貰っていない。
風間が千鶴を狙っていることは知っている。
容姿:蒼金色の髪に黄金色の瞳
詳細:一応新選組一番組に入っているとの事。
春之陣
憑之章 桜、狂乱咲き >>1
L千鶴と同じように父親を探しに江戸から歩いて来た。そこから新選組での人生。
壱. 俺が監視役!? >>2
L朝起き、沖田と春が身長等で喧嘩をしてた。
弐. 夜桜、二輪散る >>3
L池田屋に突入することになり、沖田は何か不安を抱いていた。
春もそんな沖田を見て不安が心に募る。
参. 春、弄ばれる。 >>4
L平助が大広間へ戻ってきたら土方が何かをしていた。
と思ったら春が猫耳や尻尾を生やしていた。
四. 春、花見と共に居酒屋へ行く >>5
L女装して行けと土方からの命令。
従って店にて千鶴に最初の命令についての過去の話。
五. 愛しいのに。。。何で? >>8
L春が労咳に苦しんでいる沖田を知らず、夜、自分の隠していた事を・・・?
六. 冬之休日_初雪編_ >>9
L雪まつりを見る為屯所から出、そしていきなり沖田に抱きしめられ・・・!?
七. 覚めない君。 沖田side >>11
Lいきなり消え、いきなり試験始めると言われる春だが・・・・?
八. 試練開始。 >>12
Lいきなりの第一関門。そしてその中には・・・!?
九. 幻影 >>14
L次の試験を参加した。
そして、沖田は春の妹に疑問を抱き、桜に言った。
そしたら・・・!?
壱拾. 入隊志願者試験 >>17
L入隊者を呼びに弥生堂前で待ち、屯所に戻り、夜、沖田は・・・・!?
壱拾壱. 自分だけの人生 >>21
L珍しく穐山が屯所に顔を出した。巡察中浪士を斬る春だが、負傷し、夜、不知火が・・・・?
壱拾弐. 鬼と鬼神の関わり。 >>
L小さい頃、春と穐山は仲良く屋敷に居た。
が、ある日“鬼”が奇襲してきて・・・!?
壱拾参
L
十六夜之陣 (短編、薙淺受or攻)
土方 歳三
鬼ごっこ、結局、捕獲・・・ギャグでも一応土方攻
L巡察中に甘味処によってそれは平助もなのに薙淺だけ説教されてる。それで耐えれなかった薙淺は・・・!?
L・・・>>6項目
襲っていいですか・・・土方受
L屯所春と土方さんだけ。
朝飯で食材は切れてしまい買っていって用が在ると春は・・・
L・・・>>18項目
血が交えて・・・土方攻
L最近頼ってない春に対し土方は・・・!?
L・・・>>20項目
藤堂 平助
沖田 総司
触れて居たい・・・沖田攻
L突如消えた薙淺。そのせいで沖田は・・・!?切ないです。
L・・・>>10項目
斎藤 一
生き残って・・・それが最期の願いだ・・・斉藤攻
L随想録、巡想録等の闘いを終え、ある日会津で倒れた春。
そして、沖田の死の様に独り笑って死にたくない。
その思いを言う春に斉藤は・・・・
L・・・>>19項目
原田 左之助
永倉 新八
風間 千影
鬼神×鬼・・・風間受
Lいきなり押し倒された風間。薙淺は意味深げな笑みをこぼす蔵のなか。薙淺攻。
L・・・>>13項目
満月之章 (番外長篇)
土方 歳三
沖田 総司
藤堂 平助
原田 左之助
風間 千影
天霧 九寿
不知火 匡
学パロ 薄桜学園
壱時限目 自習。
L遅刻をした沖田と薙淺。土方先生に怒られたが薙淺は休み時間生徒指導室へ!?
L・・・>>7項目
修学旅行
in平泉
part1
L土方先生の一言で岩手に行くことになった新選組。
そこで訳のわからない事が起こった。
風間しゃんが薙淺にセクハラwwwww
L・・・>>15項目
part2
L寝付こうとした時、土方先生、春頭以外の全員が技をかけたり組体操したりと酷いことが★
ある意味恐ろしいよ。土方先生。
L・・・・>>16項目
更新履歴
*参、保留作品完成。
*短篇小説を計画作成決定。
お知らせ 5月30日
*鄙城は鈍痛等は大丈夫な癖に風邪等病気にかかる事が多く、現在風邪をひいている為うpは遅いようです。
題名変えましたww
柏手って何か・・・ねぇ←
- Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.24 )
- 日時: 2010/07/03 04:22
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
春之陣
壱拾参. 夏祭り
「夏だ・・・」
「あれ、春、どうしたの?」
「いや・・・夏にはいい思い出が・・・」
と倒れこむ
「総司には言っておかなかったけど薙淺熱中症でタオ得やすいんだ。」
「先にいっておいてくれればいいのに・・。」
「んぁ・・・」
「おはよう?」
「っ!!?・・・また、倒れたか。。。」
「まぁ小さいとき俺もなったな。。。でも鬼神の長である薙淺は・・・」
「煩いなぁ・・・」
と沖田の部屋でそんな三人の話し声が聞こえる。
祇園祭が終わり次に夏祭りが始まり
風物詩は季節通りに巡る
その時の中に佇む
人間、
動物
そして
鬼______________
撫子の花が咲き誇り京の町も華やかに煌びやかになっている。
「撫子の花も咲き誇って綺麗だな。」
「あの、、春さん。」
「なんだ?」
「撫子の花ってもうこんな時期に咲くんですか?」
「そうなんだよ。六月からそうだな・・・八月くらいまでかな。」
「綺麗・・・」
「千鶴のほうが綺麗だよ?凛としていて・・・」
と今日最後の夕方の巡察、担当は春だった。
今日も千鶴は親の行方を捜していた。
「あ、そうだ。今日門限ないんだ。」
「え!?」
「今日からそうだな・・・八月下旬まで夏祭りだからね。」
「そこまで祭りを・・・」
「俺も最初は驚いたよ?まぁ何年も新選組にいれば。。。ね。」
と気付けばもう日は沈み夜になる
「春。」
「・・・っ?」
「っ沖田あぁぁぁぁっ!!!」
「へっうわっ!?」
と沖田は驚いていた
薬の効果が解けて女になっている薙淺がサラシを巻いて浴衣を着かけたところを沖田がふすまを開けてしまった
「ごめん。」
「・・・許さない。」
「ごめんってば。」
「断る。」
「とりあえずもう行こうよ。」
「・・・だな。」
と髪も結い祭りへ出かけた。
「あれ・・・土方さんもなんだ。」
「悪かったな」
「まぁ薙淺は俺と回るんだけどな。」
「平助君。私と回ろ?」
「・・・いいのかよ。」
「うん。」
「よし。じゃあ回ろう。」
ともう行ってしまった。
土方は薙淺を連れもう行ってしまった。
「凄い賑わいだな。。。」
「そう・・・ですね。」
「どうする。」
「は・・・?」
「だからどこどこ廻りてぇかって」
「・・・土方さんが決めてくださいよ。」
「じゃあ、酒でも呑むか」
と近くの居酒屋で酒を。
「そういえばお前」
「・・・はぁ」
「酒に・・・強かったか?」
「・・・わかりません。」
「じゃあ呑んでみろ。・・・ちょっときついかもしれねぇが」
と杯を渡され呑む
「・・・ぁ。」
「やっぱきつかったか・・・?」
「いや・・・たぶん大丈夫です。」
と笑う
そして充分に酔い居酒屋を出た
「って土方さん何杯飲んだんですか。。。」
「んぁ?しらねぇ。お前、結構呑まないんだな。」
「・・・ちょっとね。今でもすごく充分に足取りがふらついてますよ。」
と笑う。
と転びかけたころに土方が止め、胸元の方へ戻される。
「って危ねぇな。。。おぃ。」
「サーセン。」
と屯所に戻りその間に春は寝てしまい土方の背の中で寝ていた。
「ん・・・」
「やっと起きたか。」
といつもと違う笑みを浮かべ笑っていた。
「あ、、、」
と今ここは副長室で寝ていたと今わかった。
「ったく。。。」
「あ、あの・・・俺が寝ている間何か粗相を・・・」
「否、何でもない。只、途中、お前の胸元の所から薄っすらと傷があったんだが。。。」
「あ、それアレです。胸元に刺青があるんですよ。鬼神である限りの・・・契り。」
只、
見失いたくなかった。
笑顔でいたかった。
でも進歩に追い付いていけない俺らは
只、黄昏に身を任せていた。
次回
壱拾四. 潔く。 に続く
- Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.25 )
- 日時: 2010/07/03 01:42
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
短篇 藤堂 平助
霞むその霧の先
「平助、嘘・・・だろ。」
俺は馬鹿だっただろうか・・・?
最後に同士を見送ることすらできない皮肉な者か。。。?
「平助、なぁ、平助ってば、、、」
「・・・」
平助_最年少で新選組の八番組長。
左之や新八につるまれていたがその中笑っていた。
「おい春。」
「・・・」
「春。」
「なんだっていうんだよ・・・この状況。」
「いつも最後の最後まで笑うつもりだったんじゃないのかよっ・・・」
涙を零し洋装の袖が己の心とともに濡れていく。
ただ、時が止まると思っていた。
あの京で只、皆と過ごしていたかった。
近藤局長の斬首。
沖田の病死
そして
北上して
このありさまか。。。
「・・・土方さん悪いんですけど其処に大きな穴を掘ってくれませんか・・・」
とうつむく自分の姿が
黄昏に靡かれながら雨にうたれる。
「・・・平助。アンタがやってたことは無駄にしない。仇にともならない。・・・この腕で敵討ちするから・・・」
と羅刹の白髪からすぅっと彼本来の髪色の栗色の髪に戻り冷たくなっていた彼の体を抱く。
生き返ってほしい。
鬼神なら何でもできると思っていた。
でも、何故人類は人間を蘇生できないのだろうか___
そして函館にて終戦。
土方さんと千鶴とは傍にいるのだが俺には他の仕事があるためなかなか時間が釣り合わない。
「薙淺さん。お茶が入りました。」
「あぁ、悪いな。千鶴。・・・お前、歳さんと俺とかずっといるけど北だから寒くないのか?」
「はい。。。この場所にいることが温かいですから。」
「そっか。・・・春が待ち遠しいな。」
「えぇ・・・そうですね。そういえば何故薙淺さんの苗字は・・・」
「俺とか鬼神ができたときは、冬だったんだと。それもまっさ中の。そのときに俺の家族は死んだけど。それなりに春が待ち遠しかったんだよ。・・・今の俺らみたいに。」
「そう・・・ですか。」
「って千鶴!?なんで泣いてるんだよ!?」
「いえっ・・・た、只・・・平助君のことを思い出して・・・」
「・・・平助か。平助はよく頑張ったよ。だから敵をとるために・・・俺は水樹の分まで生きなきゃいけなかった。・・・でも今はもう二度と。いや、絶対に鬼神という家計は作ってはだめだ。だから・・・最後の当主は・・・新選組の傍で過ごして死ぬよ。」
と苦笑。
いや、それしかできなかった。
只、
目の前が紫煙で霞んで・・・その先には
あの人がいる気がして。
もし、僕が死んだら君はまた話しかけてくれますか。
また、遊んでくれますか。
また、友達から始めてくれませんか。
そして、
未熟者の僕を愛してくれますか?
end.
後書
初平助短篇。
ってかこれ・・・平助喋ってないのに平助短篇といえるのだろうかwwwww
ではさいなら。
- Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.26 )
- 日時: 2010/07/04 11:36
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
注意
・歌詞パロ
・随想録のop「花びらの刻」を聞きながらでもww
あの日はいつも以上に輝いていた
貴方と生きたけれど
もうどこにもあなたはいない
時は
この世で一つのしらべ____
短篇
土方 歳三
花びらの刻
この寂しさを覚えたのは
貴方と会えたしるしでもあろう。
「会えないほど愛しいのは俺の方だ・・・」
と俺と土方さんの身体を天つ風が沁みてきた
あの日は怖かった。
池田屋で愛しいあなたと違う班で行動しなくてはいけなくって
廻りに血という名の宝物が名残惜しく残されていた
あの屯所で
笑いあえたこと
嘆きあえたこと
思いですべてが
明日を照らし出すのだろうか?___
忘れられない季節の欠片
時はこの世で一つの契
耳すませばその声
暖かく
舞い散る花弁になる。。。
〈お前は俺についてきてくれた。・・・今更だが感謝している〉
〈俺の背中をいつも押してくれるのは・・・なんでだ?〉
〈俺は・・・お前に惚れているんだろうな。逃げようとしても離さねぇから。。。覚悟しておけ。〉
全てがもどかしかった。
でも屯所での貴方の一面が見えて
笑顔が見れて・・・
でもあなたの辛い顔、苦しそうな顔は見たくなかった・・・
あける空が
闇を散らす
紅の色染める
そのたび
この切なさを
きっと薄まっていく_____それでもよかった。
振り返ればいつでも
笑顔の貴方がいる
守りたくて
届けたくて
あの日のあなたの思いが今更解った____
有難う
「きっと・・・土方さんのくれた愛はこの世で一つの奇跡・・・ですよね」
空仰げばいつでも憧れがなれない花弁になる
それもまた明日への花びらになる
「局長は・・・局長は・・・」
「早くいってみろ。」
「局長は斬首されました・・・」
俺があの時言わなければこんなことにならなかっただろう。
言ったから、土方さんは自分を嘆いて辛い顔をしていた。
ごめんなさい。土方さん。
俺が・・・私があんなことを言ったから・・・
「春。お前にゃ借りができてたな。」
「・・・そんなことないです。」
「だから・・・今、この場で借りを返すぜ。」
「えっ・・・!?」
と敵の藩に囲まれながらも土方さんは俺の背を押し、
自分一人だけ藩の中にいた
「やだっ!!土方さん!!」
「・・・今迄、ありがとよ」
と土方さんが最期に見せてくれた笑顔は
心から礼を言ってくれてるようだった
「土方さん!!!!!!!!!!!!!!!」
と藩が退けた後彼が立っていたところへ戻る
そこには
血塗られていた土方さんが倒れていた
「ひ・・・じ・・・かた・・さん・・・?」
「・・・は。。る。。。か・・・?」
と口端に血を流す
「死なないで・・・死なないで下さいよ。。。」
「わ・・・り。ぃ・・・な・・・」
と俺が泣いているのに彼は笑う
あぁ忘れない
季節の欠片
時はこの世で一つの契
耳すませば
「春!!手前、書類を手伝いやがれ!!」
その声暖かく
舞い散る花弁になる__________
「有難う・・・ございました。土方・・・さんがくれた愛は、この世で、一つしかない・・・奇跡でした。。。」
空仰げばいつでも憧れがなれない花弁になる
明日への花びらになる__________
保留ww
- Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.27 )
- 日時: 2010/07/18 09:56
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
壱拾四. 潔く。
「おいお前ら話がある」
と春が巡察でいない時に他の隊士たちが呼ばれた。
「なんですか?土方さん。」
「・・・お前等も多分気付いていると思うが最近やたらと春が可笑しい。」
「嘘だ!春が可笑しいってどういう風に可笑しいんだよ土方さん!」
と平助が声を上げる。
「・・・なんつぅか朝はギリギリ朝飯の時間まで寝てるし夜は寅の刻(3時)まで起きて何かしてやがる。それに・・・あいつがあいつらしくねぇ」
「・・・」
「・・・土方さん。少し僕の話も聞いてくれませんか?」
「何だ。総司も心当たりがあるのか。」
「はい。・・・一応、はね。」
と沖田が春を呼びに行った時
「春、起きなよ。」
「・・・」
「春?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「春、入るよ。」
と襖を開けると
口から大量の血を流して意識朦朧としていて今にでも死にそうなぐらいだ。
「春!?」
「そ・・・・じ?」
「そうだよ僕だよ!でも何で吐血しているんだ!?」
「ご・・・め・・・ちょっと。。。ね」
と呟いたと同時に意識を飛ばしてしまったらしい。
「ってのがあったんです。可笑しすぎますよね」
「あぁ・・・」
「・・・」
「臨条?具合でも悪いのか?」
「あっすみません・・・その・・・さっきから雪村さんの姿が見当たらなくって・・・」
「千鶴はさっき一緒に巡察に出たけど。」
「あっそうなんですか・・・」
「何も片付かないな・・・穐山。」
「っ!?」
「お前も鬼神だろ?なら多少は知ってたりしねぇのかな。と」
「・・・狂った。」
「「「何?」」」
「だから、薙淺は狂ったんだよ。・・・あの日から」
「あの日って弥生堂殴り込みの・・・!?」
「あぁ。。白瀧に散々やられてたしな。それに彼奴は情が厚いっていうかなんていうか・・・昔の事話すと結構気にしてそのまま殺意とか積み重ねていく奴だから・・・」
「・・・お前、否鬼神のお前から見てこの世の人間・・・否春はどう見えている」
「この世の人間はみな幸せ者ばかりさ。餓鬼に恵まれれば鴛鴦夫婦。辺りを見たら全部そんなものさ。新選組は、誠の意志を持っているからもうあたりの人間よりはマシ。・・・でもね。あの伊東さんは凄くウザったい。薙淺はちゃんと春頭家の頭領だしまともに仕事をやってるから彼奴を俺だけのものにしたいぐらいさ。」
「只今戻りました。」
と千鶴が帰ってきたらしい。
それで土方は静かな声で
「この会合の続きはまた今度やる。解散。」
「おかえり、春。」
「・・・あぁ。」
と沖田に目を向けず中庭を見つめながら答える
「・・・さっきね、君のことで話し合ってた。」
「へぇ?」
「それで、春は何に縛られているの?」
「何にでも縛られていないけど。」
「嘘ばっかり。そういって 僕の眼を欺けていると思ったの?」
「っ!!」
「言って・・・?じゃなきゃ縛り上げるまで・・・」
「言う。言うから。。。。。。さすがにここじゃ話しにくいな。沖田の部屋で言うから。。」
と沖田の部屋へ
「・・・白瀧の発言にムカついてた。序でに言うとすれば俺ってさあんまり廻りに迷惑かけたくないからさ、今日の朝見てぇになるし。・・・もうなんていうか嫌だ。誰も俺がこう密かに殺意募らせてるのにそれを壊してくれるような奴はいねぇし。」
「じゃあ僕が聞いてあげるよ」
「っえ・・・」
「そんなんだったら頭領って言えないでしょ?」
と先程寝っ転がった春の上に跨る
「そう・・・だね。情けないな。」
「ってことで一回いい?」
「・・・この体制からしていったいどんなことだろーなwww」
「今日は随分と余裕だね。」
「違う。本心じゃもう無理だわってなってる。」
「ふぅん?」
と口付けを深くする沖田
「ってかさぁ跨っていてもうそれに動揺していない?」
「してない」
「まぁいいや・・・土方さんたちに伝えてくる」
深夜
「・・・そーじゴメン。」
と自室から出て町へ行った
「おいそこの嬢ちゃん」
因みに髪を結んでいるし、薬も効き目が切れている為女である
「・・・?」
「その太刀、いいもんじゃねぇか」
「・・・」
「俺等にくれねぇか?」
「断る。」
「随分と余裕扱いてる口調ぶりだな。」
「だから?」
「後々ひでぇことになってもしらねぇぞ!!」
ガキィン
「この程度か。」
と血に塗れ頬についた血を舐める
「はは。。。ちょっと燥ぎすぎたかな?」
と帰る。
「ガハッ・・・ゴフッ」
と部屋で吐血をしてしまう
そして、意識を飛ばした。
__________________________もういい。
壱拾五. 暁に暮れる に続く
- Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.28 )
- 日時: 2010/09/11 20:27
- 名前: ニョーコ★ (ID: yvG0.ccx)
初めまして!!ニョーコ★っていいます!!
小説読ましてもらいました!!
とっても、面白かったです。
続き楽しみにしてます!!
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