二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル
日時: 2010/11/05 23:13
名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)

舞台は『10年後』 黒曜中心。

新しい組み合わせの2人の絡みを、夢見て作ろうと思います

フラン×M,Mのお話です。といっても完璧な恋愛系ではないです…。他のキャラだって結構喋っています
何処かで、彼女がフランをガキ扱いしてそれが不満でふてくしていた彼を見て、妄想してしまい、CPとして見る事にしました。

最初の投稿で未熟ですが、ほのぼとした自分の思い描く『10年後』の黒曜の日常を語れると良いです。

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Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.8 )
日時: 2010/11/20 10:22
名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)

M,M「…!」

何やら、鼻元がむずむずする。

M,M「へくしっ」

骸「おや…風邪ですか。」

小さなくしゃみのせいだった

M,M「やーね、人の目の前で…風邪とかじゃないけど。」

骸「それとも、誰かが噂でもしているのでしょうか」

M,M「そうかもね…それにしても、骸ちゃん?」

窓から見える景色を見つめて言った

骸「ああ、犬達の事ですね。確かに遅いですが…」

M,M「ちゃんと、正確な場所は伝えておいたの?」

骸「大丈夫だと思いますが…クロームも把握しているようですし。」

M,M「柿ピーはともかく、犬が心配よねー。」

骸「あの歳になっても、中身はあのままですからね」

「あの歳」発言。どうしても気になって…

M,M「あの歳って…私達、同年代よね…?」

骸「クフフ 少々、言い方を誤りましたか。」

やっぱり、不思議な男だ。M,Mは骸を良く掴めない…

M,M「…? で、フランっていくつなの?」

骸「そういえば言ってませんでしたね。そのことはまだ言いがたいのですが…」

秘密にしているような言い方。

M,M「秘密ってこと?やっぱあの子、何か事情でも」

骸「大雑把にいうと…君より5以上年下ですよ。」

M,M「え〜っ それじゃ、やっぱお子ちゃまね!」

骸「まあまあ。そう子供扱いしないでやって下さい」

M,M「15くらいだと思ってたけど…それくらいだったのね。」

フランの情報は、黒曜メンバーといえる中で唯一日本住まいではない為交流の少ないM,Mが一番知らない

骸「あのおチビさんも、子ども扱いされるのは苦手だとの事です。特に、10も年上の相手となると」

M,M「…骸ちゃんこそ、完全にガキ扱いじゃない?」

しかも、10も年上という発言において、言い触らしたくない自分の年齢をフランはここで1人、バラされてしまった。

骸「クフフフ」

M,M「骸ちゃん♡」

彼の奇妙な笑みを目の前に、ときめいてしまった

M,M「やっぱり…(良い男だわ!骸ちゃんって…!相当彫惚れ込んじゃってるみたい)」

骸「こうして君と話すのも、すごく久し振りに感じられます。」

そう…ちゃんとた再開を果たすのは任務の時だけ。

そんな出会いだけだといえる。あとは連絡を取るだけで、黒曜戦以後からは話すこともなかった

M,M「そうね。私も、すごく嬉しい…!」

今のは、遠回りな好意アピールのつもり。

骸「顔を見合わせる機会が無状態でしたからね。」

けど骸は、それを深い意味で受け取ることはない。

彼女が自分に好意があるのは知っているが、それは「お金」が第一主義であることに関連していると思っているから。

M,M「(邪魔な女も居るけど…こうして再開が出来たんだもの 何としてでも進展してみせちゃう…!)」

彼女の決心は固かった。


Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.9 )
日時: 2010/11/21 14:01
名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)

フラン「ふぅ…やーっと終わったー。」

部屋で荷物を片していたフランは汗をかいていた

フラン「暖房が効いてるせいか、こんな冬場でも動くと少しの汗って出るものなんですかねー。」

片づけを終えた部屋を見渡し、これなら一番うるさいM,Mも文句は言いにくいだろうと立ち上がった

フラン「(備品は元から全部揃ってるし、やっぱすんごいなー。金積むと…こんな立派な別荘一軒買えるものなんですよね)」

そしてこの場所を自分の私用地にしている彼女は、やっぱり恐ろしい娘だと思えてきた。

強欲娘と謡われる事だけはある

フラン「部屋の方、終わりました。」

骸「おや あれからそんなに時間は経っていませんが…」

M,M「結構、早いじゃない。」

フラン「ここって、そんなに暖房効いてますー?」

M,M「そんな事ないと思うけど、どうして?」

フラン「いえ 動いたせいか、汗かいちゃって少しだけなんですけど」

骸「そういえば暖かいと思ってはいましたが…暖房が設置されてあったのですね。」

M,M「ふーん…アンタの荷物、そんなに量あった?備品はほとんど揃ってたいたでしょ」

フラン「それが、結構手間かかりましてー。量はフツーだと思います」

M,M「あっそう じゃ、紅茶入れてきてくれない?」

フラン「………え」

何を言い出すかと思えば、大変な役目でもないが急にお願い事。

骸「では僕も頼めますか、フラン」

フラン「え〜。どういう両端ですか、それ」

M,M「うるさいわねー。居候する身だってちゃんと弁えてる?」

フラン「まぁ、すぐ出来ますけどー…そういう当たり前な態度がちょっと」

M,M「! 何よ、なら良いじゃない。アールグレイにしてちょうだいね」

骸「では僕もそれで…お願いしますよ、フラン」

フラン「…2人して扱い酷だなー。ま、とりあえず持って来ます」

そうして、台所まで直行。

M,M「あ!紅茶の葉は左のを使ってよねー!」

リビングからの大声で、助かった。

フラン「右の使いそうでしたよー。」

間違えては作り直しだし、散々文句を言われてしまう…

骸においては自分の舌に合わないとすぐ残すし、フランはあまり作ったことがないのでちょっと不安。

フラン「あ 湯が多すぎたー…あーあ」

でも、それでも良いやと一旦駄目元で作ってみることに。

Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.10 )
日時: 2010/12/04 13:29
名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)

手順は…大体で済まして、一応出来たものが
カプチーノ用コップ2つ

フラン「出来ましたー。」

お台に紅茶を淹れたコップ2つを乗せて持っていった

M,M「あーっ!ちょっとそれ…!」

フラン「はい?」

M,Mが急に怒鳴りだした。

M,M「それ、カプチーノ用の入れ物じゃない!」

フラン「はぁ…やっぱり適当に出した物だとやっぱりいけなかったんすねー。」

骸「まあまあ。入れ物は気にせずに飲みましょう」

フラン「そーですよ。味なんて変わらないしー…」

M,M「…で?これ、ごく普通の紅茶じゃない」

既に紅茶を口にしていた彼女が言った。

骸「(ごく)そのようですね。」

フラン「あーそういえば、頼まれてたのってアールグレイでしたっけ」

正しい注文を思い出した。

骸「味はさほど問題はないですが。少々、予想を外しましたね」

フラン「えーそれってどういう…」

M,M「そうね。味は大して…フツーだけど」

フラン「そーですか…普通だって言われると複雑なような安心なような」

骸「お前の事なので紅茶を淹れるのも失敗するかと思っていましたよ」

M,M「あーあー!せっかく飲みたかったアールグレイ…飲み損ねちゃった。」

嫌味としかない…彼女は良く居るいやらしい女の子だ

フラン「すみませーん。ミーうっかりしてまして…」

M,M「ついでに、お茶といえば当然ついてくるセットのお菓子までないわけ!?」

フラン「え あー…そこまで気が回らなくて…すみませーん。」

M,M「…あーもー!何やらせても、どっか抜けてるわねー。」

そう言って彼女が立ち上がった。

フラン「ミーが取りに…」

そのお菓子を取りに行こうとする前に、自分の足で取りに行ったM,M

骸「クフフ 彼女に申し訳ない事をしましたね フラン?」

フラン「…あんなに怒鳴らなくってもー。ミーが行くって言ったのに」

骸「お前に行かせたら、また好みじゃない物を取ってこられると思ったんでしょう。」

フラン「ミーってそこまで、役立たずなんですか」

骸「M,Mご本人に聞いたらどうです?それとも聞くのは…」

フラン「?」

M,M「骸ちゃんはチョコレートが好きなのよね!」

彼女が戻って来て話が途切れた。骸は何を言おうとしたのか…?

骸「おや…チョコですか。好物ですよ」

M,M「良かった!私、覚えてるわよ で、これすごく美味しいはずなの」

骸「それは光栄ですね。さっそく…」

フラン「師匠」

骸「何です?」

フラン「さっきの続き…」

骸「おやおや…目の前で言えませんよ。堂々と」

フラン「えっ ししょ…」

M,M「やだ何?私の話でもしてたの気になる!」

骸に顔を近づけ、問うM,M

骸「何でもありませんよ」

と、にっこり微笑む。

M,M「骸ちゃ…!そ、そうみたいなら良いわ」

その微笑みを目の前にときめきを隠せない。

彼女は近付けていた骸の顔から自分を少し離した。

フラン「(まあいいや…後で聞けばいいし。それより…)」

M,Mの顔が、今一瞬だけときめいていたのが分かった

それが何故かフランにとって、快くなかった

M,M「ん?何よフラン…あんたも食べれば?」

フラン「いや。ミーは良いんで」

M,M「…変わってるわね。甘いの嫌いとか?」

骸「フランは体格を見ても分かるとおり、少食なので今は食べ物を通らないのでしょう。」

フラン「師匠…言い方が何か変でーす。」

M,M「そう…まあ、言われてみれば女みたいに華奢よね…!」

フラン「…あんまり好きじゃないんですよ。それ言われるの」

骸「とはいえ、僕もその部類ですが。間食はしません」

M,M「骸ちゃんもそう言われればそうよねー!スラッとして素敵!ま、私もスタイル良いけど?」

それぞれスタイルの良さを自信気にほこる。

フラン「何のアピールタイムですか 今のー。」

M,M「何よ!ホントの事だし、別に良いでしょ!!」

骸「そうですねM,Mはたくさん食べるのにそういう体質とかでしょうか…?」

M,M「そんなに食べる方じゃないけど…食べるものは高カロリーな物がほとんどかもね」

フラン「こうやって毎日のようにおやつタイムしてると、メタボになっちゃいますよー。」

M,M「うるさいわねー!ならないわよ、毎日じゃないんだから!!」

骸「自分で言うということは、相当そういう油っ気の多い物を食べているということですね。」

M,M「そうねあんまり健康的じゃないけど…でも太る心配はいらないわ。」

フラン「でも油断してるとー…」

骸「おチビは黙ってなさい。 クフフ…」

M,M「そーよ!太るわけないでしょー!」

フラン「だって自分で言ったんじゃないですか、高カロリーな…」

ふにっ

フラン「あだっ」

M,M「この減らず口…どうすれば治るのアンタ…!」

ピキリと怒り顔でフランの右頬をひねるM,M

骸「おやおや」

フラン「…ちょっと痛いんで、離してくださいー。」

M,M「ちょっとって何よちょっとって!」

手を離した。フランは右頬は痛くもかゆくもなかったけど一応、片手で押さえてみた。

フラン「すみませーん。もう言いませんからー」

M,M「ったく!ホント、色んなこと言うわねアンタ!」

骸「昔からずっと僕はこのおチビの面倒を見ているんですよ」

フラン「師匠〜?そんな言い方…あんまりにもですねー。」

M,M「ガキの頃からこんなだったの!?」

フラン「待ってくださいよ いつもの事じゃないですかそんなのー。」

骸「クフフフ」

ピンポーン

3人「!」

屋敷のチャイムが鳴った

もちろん、誰かがやって来たから

骸「犬達が着いたのでしょうか?」

M,M「そうかもね…開けて来て フラン!」

フラン「またミー…はいはい。行きますよー」

そして、階段を下りて玄関に向かった。

もちろん、来たのはあの3人。

Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.11 )
日時: 2010/12/05 10:48
名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)

フラン「どうもー…千種サン」

千種「…どうも」

やっぱり来たのはこの3人。

フラン「って、どうしたんですー?犬ニーサン達色々…」

犬とクロームの具合が悪そうだった。千種も目をちらっと2人へやった

犬ニーサン「…っどうしたもこうしたもないびょん!!」

フラン「え あのー?」

千種「犬…落ち着いて」

犬「フーッ!!」

犬のような唸り声を上げてい犬はフランの横を通り、ドアから玄関へと入っていく。

千種「さ、クローム」

クローム「うん …千種は大丈夫?」

千種「大丈夫。日頃から歩き慣れてるせいか、そんなに苦ではないよ」

クローム「そっか…あの!」

クロームがフランに問う

フラン「あ はい?」

クローム「骸様はもう…着いていらしてる?」

フラン「ああ…もう来て大分時間経ちますかねー。」

クローム「そっか」

フラン「(何で丁寧語なんか…あ そっか 師匠の事だからなんでしょうかー。)」

犬「おい M,Mーっ!!何処だびょん!」

犬の大きな声。

M,M「呼ばれなくても、今行くわよ!!」

クローム「!」

千種「分かってるよね…クローム(ボソ)」

クローム「う、うん」

そう言って3人共全員屋敷の中へ。

フラン「…?」

フランは千種とクロームの合図のような声が気になった

犬「こんなに歩いたトコにあるなんて聞いてにびょーん!?どうなってるぴょん!」

M,M「はぁ〜?地図を渡したじゃない!それ見たら分かるでしょ!!」

犬「4時間ちょっとも歩いたびょん!」

千種「3時間とちょっとだよ…犬」

フラン「そーですよ。犬ニーサン…ミーなんて大荷物を持ってここまで来たのに」

犬「どっちでも変わらないびょん!!ンなことより…」

M,M「骸ちゃん!悪いんだけど、掃除用具を持ってきてくれなーいっ!?」

階段の最上階から一同を見つめていた骸。

それに反応するのは………

クローム「骸様…!」

骸「分かりました、全て持ってきます。」

そう言ってM,Mの指示通り。

犬「オイッ!あんま汚いモン扱いすんじゃねーびょん!?」

フラン「あ でもミーの時よりマシだと思いますー。」

犬「オマエが来た時なんて聞いてないびょん…!」

M,M「だーって何言ってんのよ!!相当、汚れてるじゃない!こんなので部屋に上がるなんてねぇ」

千種「もう上がってるけど…」

フラン「柿ニーサンはそこ、動かないで下さいねー。」

フランが骸よりも真っ先に掃除用具を持って森の中えを歩いて汚れた染みが部屋に出来ないよう、丁寧にお掃除。

M,M「あら…早いじゃない。」

犬「ゲー…!!オマエ、掃除なんてすんのかよー?」

フラン「どうやらミーには雑用が合ってるようで」

骸「これで良いのですかM,M?」

骸が掃除用具を持って下りてきた。

M,M「良いわよそれで。骸ちゃんに掃除しろとは言わないから」

骸「どこまで僕を上の者扱いする気ですか 君は…クフフ」

クローム「…」

犬「まさか骸様も歩いてここまで来たのかびょん!?」

千種「…!」

フラン「師匠はですね、テレポート能力を身に着つけていて、街からこのくらいの範囲ならパッとここに移動して辿り着けるんですよー。便利すぎてムカツきます」

骸「そんな広範囲で使えるわけではありませんけどね。オマエには教えていないはずです」

千種「そういえば…その手があったね。」

クローム「忘れてた…」

犬「だったら、俺たちと一緒に行ってそのテレポートに一緒に巻き込んでこっちに連れ込んでほしかったびょん…!」

M,M「あんたってホント、歩くの嫌いよね…」

クローム「あの…骸様」

骸「クローム…」

クローム「これを、お返しします。」

骸「おや それは…」

M,M「!」

2人の会話に、彼女は反応してしまう

クローム「とっても便利だった。ありがとうございます…!」

骸「そうですか。それは良かった」

M,M「…(何のやりとりしてるのかしら…?)」

2人が受け渡ししていたものは、綺麗な箱のような者で中身は謎。

フラン「何ですかねそれー?」

フランがクロームから受け取った者を骸から触ろうと…

骸「これは駄目です。」

さっと直座に、手を上に上げてみせる骸…それほど、大事な物だと見られる?

M,M「骸ちゃ…」

その光景を見たM,Mは、声を出さずにはいられない。

犬「なーんか、怪しいびょん!気になる…!」

千種「…お金か何かじゃないの。(ボソ)」

M,Mの反応を読み取り、瞬時にリクエストを上げる千種。

M,M「助かったって言ってるし…そうかもしれないけど?でも気になるわね!(ボソ)」

フラン「隠し事なんて良くないですよー。」

骸「隠してるわけじゃないですが…関係者以外に見せると厄介ですからね。」

フラン「えー」

犬「それより、もう良いだろ?」

クローム「あ 犬、ズボンの裾がまだ…」

犬「ンあ?」

自分のズボンの裾を見つめる犬…やっぱり、汚れがまだ目立つ。

クローム「…」

犬「るせーっ!!オマエだって汚れのクセに、人のことには首を突っ込むんじゃねーびょんっ!」

M,M「ちょっと!そこ、動かないでよね!!」

千種「ふぅ…」

千種は溜息をついて、その場で方向も変えず。

フラン「犬ニーサン、コレが終わってもまだ座るんじゃなくてする事がありますよー。」

骸「自分の部屋の手配と、その為の整理整頓ですよ。」

犬「は、はぁ!?何言ってるびょんフランに骸様まで?俺たちそんなこと聞いてな…!!」

千種「荷物は先に運び屋に任せておいて届いてるって言ったよね?だから…そういうことだよ犬。」

犬「ンあ!?」

クローム「荷物を背負ってここまで来るんじゃないし、大分楽だと思うよ。 ね 犬…?」

犬「オマエらまで!!それだと片付ける気満々びょん!」

M,M「は〜…拍子抜けしちゃう。さっきまでずっと骸つちゃんと居たのに」

千種「片付けはめんどい…」

クローム「好きな部屋を選べるってこと…?」

骸「そうですよ。僕の部屋は一番南の部屋なので、その隣はどうですか?」

クローム「え…骸様の、隣…!はい、ぜひ嬉し」

M,M「…!!(キッ)」

クローム「あ…(ビク)」

M,Mがクロームを出来心で睨む。

クローム「え っと?」

M,M「…好きにすれば?(プイッ)」

クローム「! はい…」

千種「…」

フラン「えーっと…あの2人って仲でも悪いんでしょうか?(ボソ)」

千種「うん ちょっとね」

犬「じゃー俺は、一番東の〜…!」

犬や皆の話し声が聞こえる中、フランには分かった。

何故M,Mがクロームに対しての態度がああなのか

そんなのは、皆知っている。骸がどう思っているかは知らないが…。

クローム「(やっぱり…大丈夫なのかな。不安…千種や皆に頼るのも出来ない。)」

クロームの不安もあった。

Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.12 )
日時: 2010/12/12 11:05
名前: マァモン (ID: L6ieJnW3)

骸「どうしたのですか クローム…?」

クローム「何でもないです、大丈夫…」

何処か不安気なクロームの様子を気にかけ声をかける。

骸「慣れない環境の中で疲れたんでしょうか、今からなら休んでも平気ですよ」

クローム「…はい」

そう言ってクロームの頭に手を乗せポンとなでるように触れた。

M,M「骸ちゃん!」

これにはM,Mも黙ってはいられない…

犬「髑髏の奴…普段から歩き慣れてるクセに疲れた顔すんなって感じだびょん」

千種「そっちの疲れたじゃないよ…しかも不安なだけ(ボソ)」

犬「はぁ?声ちっせーし意味わかんねーびょん!」

千種「とにかく僕等は届いた荷物の整理をしないと」

犬「あーっ!それがあったびょん!めんどくせー」

そう言いながら、2人は階段を上がって個室に向かった

フラン「部屋の鍵のこととか、セキュリティについてはミーがお教えしまーす」

犬「…フランで大丈夫なのかよ?」

フラン「やだなー。宛にしてくださいよ、犬ニーサンはまためんどうくさいって言うかもしれませんね。結構、面倒なんすよねーここの仕組み…」

M,M「何よ面倒面倒って…仕組みとか、全部把握してるわけじゃないクセに分かったような言い分じゃない?」

フラン「あ すいません…でも実際、ややこしいしー?」

M,M「とにかく!早く片付けてきてよね…!」

千種「…だってさ 犬。クロームは後でで良いけど僕等は早めに…」

犬「分かってるびょん!」

フラン「じゃあついてきてくださーい。」

犬「なーんかムカツクびょん、オマエの言うとおりにすんの」

フラン「道案内してるだけですよー。かなり広いし、部屋の仕組みとか教えないとなんで」

千種「相当広いね…さすが」

3人「金に執着するほどはある」

M,M「何よアンタ達!!声揃えて言うことないじゃない!しかもそれって私が何だかすごく嫌な女みたいな言い方よ…!」

フラン「でも事実…」

千種「はいはい。とにかく早く行こうか」

犬「階段まで光ってる気がするびょん…」

M,M「当然よ 磨いてるもの毎日…!私じゃないけど。」

3人「…(さすが強欲って感じ)」

M,M「何よその目は…まあ良いわ。さっさと行けば?アンタ達部屋に行くまでに時間かかりすぎよ!」

犬「へーい」

M,M「ったく…ね 骸ちゃん!」

骸「…相変わらず所帯しみていますね君達は」

M,M「何…?骸ちゃん、さっきからそんなことばっかりじゃない」

骸「クフフ そうでしょうか あまりにもそう思えるもので…」

クローム「あの私も、自分の部屋を決めに…」

骸「僕の部屋が奥にありますからクロームはその向かいを使うと良いです。」

クローム「じゃあそうします。あの…」

M,M「…! 分かったわ ついてきて」

複雑な心境だが、彼女はクロームを部屋まで案内することに。

むしろ、好都合ではあった

クロームに言いたい事や聞きたい事がたくさんあったから


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