二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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〔銀魂〕___雫ヲ流ス【更新開始!】
日時: 2012/03/27 19:35
名前: 瑠々 (ID: Q8MrRCmf)

クリック有難う御座います。
初めまして!の方も、こんにちは!の方も、
どうも、瑠々と言います!

三作目となりますが、銀魂小説を始めたいと
思います。よろしくお願いします^^


*注意*
・主人公はオリキャラです。
・駄文小説です。
・亀更新です。
・キャラ崩壊の恐れ有り。
・荒らしは即刻Uターン。


一作目 曇空にも月は輝く
二作目 銀色に輝く華

——————————
>>2登場人物
>>3用語解説
>>39 イメソン 語り継ぐこと 元ちとせ
           サダメ 
>>80 少女の闇と運命 月光様から頂き物
——————————
■——目次

物語ノ幕開ケ>>1

〔第一章〕歯車>>101

〔第二章〕悲しき記憶>>104

〔第三章〕白い貴方と、>>105

〔第四章〕消えない絆>>124

〔第五章〕花開き、桜散る>>173

〔第六章〕空舞う蝶、地駆ける鬼
>>177黒と紫と、思い出と。
>>180奪う自分と救う貴方
>>188私は守り方を知らないのです

*特別編*
>>34聖なる夜に(クリスマス特別編)

*番外編(はぴば記念等)*
>>167瑠璃誕生日特別編——綺羅綺羅光る
>>132アリス誕生日特別編——「ありがとう」と言わせて
>>182朱里誕生日特別編——夏と蝉と、

*オリキャラ募集*(終了しました)>>59

*お客様*

牡丹様(牡丹)・葵様(葵)・リリリリ・裂弥様(さーちゃん)・ヴィオラ様・星兎様(星兎)・瑞穂様

スレッド作成日 12.11

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Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス ( No.179 )
日時: 2011/07/31 14:57
名前: 瑠々 (ID: r9bFnsPr)


次の話から過去になります←

Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス ( No.180 )
日時: 2011/07/31 15:39
名前: 瑠々 (ID: r9bFnsPr)


第二十三話 奪う自分と救う貴方

血の臭いが漂う戦場。
この場所で何人もの敵を斬っただろうか。

雨が降る戦場で、歩きながら屍を避け、瑠璃は思った。
屍の大半は人間だが、やはり天人も混ざっている。
血を流し、死んでいる天人を見る度、瑠璃は思う。

(この天人は、あたしが殺したんだ)

瑠璃は、自分が斬った天人の顔を覚えていた。

自分が振った刀を、ただ見つめる天人。
鮮血と共に上がる断末魔。

未来ある者の命を、己が全て、切り捨てた。

そう思うと、いつも脳裏を過ぎるのは松陽だった。
松陽は、今の自分の姿を見たら如何思うだろうか。
戦に参加したばかりの時は、よく考えていたが、決心が鈍るので今は余り考えないようにしている。

(——帰ろう…)

瑠璃は、もと来た屍だらけの道を歩き出した。

             *

戦場から余り遠くない小さな山に、瑠璃の使っている民家がある。
もう何年も人が住んでいないらしく、家の中は所々ヒビが入っているが、無いよりはマシだ。

瑠璃が戸に手を掛けたとき、近くのしげみからドサリとなにかが倒れる音がした。
不審に思い、ゆっくりと音の方へ近付いた。

「あ…っ」

其処には、歳は自分と余り変わらない少女が倒れていた。
少女は武装していて、血だらけだったが息はある。
ここは普通、手当てをするのだが、瑠璃はそれをためらった。

松陽亡き後、瑠璃を引き取ってくれた者が居た。
その者は、瑠璃を我が子同然のように可愛がってくれ、松陽が居なくなって辛かったが、幸せだった。
だが、それは一瞬の出来事だった。

その者は、一ヶ月と経たぬ内に死んだのだ。
辻斬りにあって。

それから瑠璃は、人と関わらなかった。
いや、関わりたくなかったのだ。
また何かを失うのが怖くて。

(でも、手当てくらいはしないと…)

             *

次の日の朝、この日も戦があったが心配性な瑠璃は戦には行かず、
少女の看病をしていた。
だが少女は、一度も目を覚ましていない。

(それにしても、立派な刀だな…)

瑠璃が少女の刀を見ていたとき、少女がゆっくりと目を開いた。
右目に包帯を巻いているので、左目をキョロキョロと急がしそうに動かしている。
そのとき丁度、瑠璃と少女の目があった。
その瞬間、少女はガバリと起き上がった(まだ傷が痛むみたいで、辛そうにしていたが)。

すると、瑠璃の戦用の着物と刀を見て聞いてきた。

「貴方も戦に参加してるの?」

少女の問いに瑠璃はコクリと頷いた。それを見た少女は安心した表情になったが、ほんの一瞬だった。

部屋の隅に置いてあった瑠璃の番傘を見た瞬間、少女は目を見開き、
自分の傍にあった自分の刀を取ると、キッと瑠璃を睨んだ。


「———アンタ、天人?」


どくん。

瑠璃の心臓が脈打った。

Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス ( No.181 )
日時: 2011/10/06 20:31
名前: 瑠々 (ID: cebg9jtM)


あげ↑

Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス ( No.182 )
日時: 2011/12/06 20:34
名前: 瑠々 (ID: 7TIhQdvp)

【朱里誕生日特別編】

——夏と蝉と、

ミーンミーン…と蝉の鳴き声が澄み渡った青い空に響き渡る。
猛暑のかぶき町を大きな白い巨大犬を連れてあるく朱里は、暑さと苛立ちで頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。

三十分ほど前、安売りで買ってきた箱アイスのラスト一本を神楽に食べられそうになりながらも、なんとか食べきった朱里に瑠璃が突然、

『定春の散歩行って来て』

と言われ、定春の散歩は神楽の仕事だろうと反抗したが万事屋から叩きだされてしまい、今にいたる。

「あ゛づい゛ィィィ」

気温三十五度を越す猛暑。それでも子供には関係なし。
皆川で元気一杯に遊んでいる。
駄菓子屋に行ってアイスでも買おうかと考えているとき、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

「アリス!」

「やっほー、朱里♪」

こんな猛暑でも、いつもと変わらない笑顔で手を振るアリスだが、
長い茶色の髪をポニーテールに結っている。
二人でアイスを買って、食べながら歩いていると数メートル先に万事屋が見えた。

「そうだアリス。うちに寄って行かない?」

「うん。それに万事屋に用があるしね♪」

アリスの言う「用」がピンと来なかったが、あまり深く考えず、万事屋の扉を開けた。その瞬間——、

『ハッピーバースディ!朱里!!』

パパンとクラッカーの音が鳴り響くと、玄関に銀時、新八、神楽、瑠璃、桂、エリザベスがいた。
呆然としている朱里を見て、瑠璃がカレンダーを持ってきて、今日の日付を指差した。

「えっと、8月29日…。あ…っ」

8月29日。
この日は朱里の誕生日だった。

(すっかり忘れてた…)

驚いた表情の朱里の手を神楽が引っ張り、無理やりリビングに入らされた。

(あ…)

テーブルの上にはショートケーキを中心に、寿司など、大赤字の万事屋ではあまり並ばない食べ物がならんでいた。

「お祝いですからね。奮発しちゃいました」

「早くケーキ食べたいアル!」

笑顔を向けて言う新八と神楽の頭を、無意識に撫でると、にこりと微笑んで、


「ありがとう!」


夏と蝉と、
(とびっきりの笑顔)

Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス【朱里誕うp!】 ( No.183 )
日時: 2011/12/11 21:48
名前: 葵 ◆CTx8mbrkTA (ID: 6MOWHKAk)

朱里ちゃん誕生日おめでとって感じだなwwww


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