二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- しゅごキャラ!—記憶の居場所—
- 日時: 2010/12/12 11:43
- 名前: るいず (ID: mUcohwxZ)
私……私は誰……?
名前、思い出せない…
分かるのは、薄暗い世界と…
頭の痛みだけ…。
記憶とは、大事なもの。
失くして気付くもの。
限りなく 愛しい、いとおしいもの。
私はそれを失った———
パチッ—
『—ぃっ、つぅ…。』
「目が覚めたか?」
うわ、かっこいい。赤茶いろい髪に…ピアス。
20代後半?ってかモデル?
『あの、ここは……?』
「ここはラピスラズリ、世界三大会社の一つさ。かわいそうに、君は聖夜学園でヒドイ仕打ちにあったそうだね」
聖夜学園?
ズキッ—
「ガーディアンという組織が、生徒も教師をも操り君をいじめた。君は記憶を失い、道に倒れていたのを僕が介抱したんだ」
『ご迷惑おかけしました……私の名前は…?』
「七原雫……君はこれから、共に動いてもらう。」
『わかりました』
頭が痛む……。
この感覚は何…。
「俺は魁。よろしくな、刹那」
「私は怜奈よ、同じグループ。」
『よろしくお願いします。』
(緊急キャラ説明)
七原雫(日奈森あむ)
中学一年生。
口癖:特になし
性格:冷血、淡々としている
(終わり)
それから幾度の月日が過ぎただろう。
あの春の時から、もう今は冬の季節。
さぶい…。
「今日は、雫グループに聖夜中学へ転校してもらうからなっ」
—ゴオオオ
「あちっ」
『リオン。ぜひとも行かせてくれる!?』
「あ、あぁ」
『(このチャンスは逃さない。あそこに復讐するチャンスが巡ったんだもの)』
憎悪の炎が燃えていた———。
in 教室
「真宮魁だ、よろしくな」
「秋元怜奈……」
『七原雫です、よろしくね。』
ガタタタッ—
教室の片隅、男の子が倒れた。
「あむ……ちゃん?」
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- Re: しゅごキャラ!—記憶の居場所— ( No.1 )
- 日時: 2010/12/12 11:45
- 名前: るいず (ID: mUcohwxZ)
『あむ?私は雫…大丈夫?」
「(そっくりすぎる。……何でだろう)」
唯世は手を伸ばした。
「ありがとう。僕は辺里唯世、ガーディアンのKチェアだよ。」
ガーディアン!?
……そう、この人たちが。
レオが言ってたのは同学年だって。
「あっちは真城りまちゃん。Qチェア、藤咲なぎひこ君Jチェアだよ」
(ガーディアン大集合ってわけね)
『……そうなんだ』
キーンコーン
キーンコーン
『あ、それじゃ失礼するわね!!』
タタタタッ
長い渡り廊下の片隅に隠れていた。
理事長とガーディアンの会話を聞いていた。
「…そっくりだよね。」
「最近ラピスラズリが行動してると聞いたわ。スパイかも」
「とりあえず戻ろう」
パタパタパタ—
クスクス…
『ふふふっ。なぁんだ、低能ではないのね……』
「ま、所詮はピーチクパーチク小鳥の群れよ」
「おそるるに足りず、計画は決行する」
あむたちは教室に戻った。
すると理事長が入ってきてこう言った。
「親睦ドッチボールを開催するよ!!」
はぁ!?
「そこの転校生三人。…何をたくらんでいるか知らないけど、大事な生徒を傷つけないでね」
—コイツ!
「いくら君たちでも許さないよ」
『…許さないって、どうするというのかしら』
「そうだね。…洗いざらいはいてもらうよ」
『あっハ!!あっははは、それがなぁに?
たくらんでますって素直に言う子はいないわよ』
瞳に涙をにじませ、指でふき取りあむは笑った。
「いや……いたよ。」
『え?』
「今はいないけど、意地っ張りで…正義感が強かった子が…。」
『……いなくなったこの魂は数えるもんじゃないわ』
パタン—
閉じられた扉は
これからの出来事を物語るように
固く閉じられた———
- Re: しゅごキャラ!—記憶の居場所— ( No.2 )
- 日時: 2010/12/11 23:16
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: 3s//keBI)
・・・設定真似した?かなりういかsのと時計屋のと内容が混ざってるんだけど。
レオとか刹那とかそのまんまだし
- Re: しゅごキャラ!—記憶の居場所— ( No.3 )
- 日時: 2010/12/12 12:34
- 名前: るいず (ID: mUcohwxZ)
『…チッ、あいつ!!』
「雫、仕方ないわよ……勘がいい奴は一人くらいいても任務に支障はないから。」
「そーそ☆」
お気楽な魁を、雫は睨みつけた。
『……壊したいわね、この学園の全て』
「え?」
『みんな幸せが永遠と思っている。…心を壊したらとても楽しそう。』
二人は少し恐怖を覚えた。
この子がまさか、こんなに暗示にかかるだなんて。
『……この気配…?』
「そうね、間違いないわ。」
三人の間に深い沈黙が流れた。
任務終了は今日だ。
学園にいたのは1か月ほど。
ガシャアアン!!
『合図だ』
タッ—
「皆逃げて!!」
イースターの元社員だった二階堂も、今回ばかりは慌てふためいている。
のほほんとした声はなく、かわりにキリッとした声が響いた。
教室で平然としている三人に、唯世は逃げるように命令した。
『…平気なのよ、私たちは。』
三人は割れた窓から飛び降りた。
既にキャラなりしたガーディアン達とイクト。
ラピスラズリ軍団。
『……皆下がって。』
よこあいに手を伸ばすと、軍団はスススッと後ろに後退してゆく。
パッ
『…第一楽章、追撃のパロディータ!!』
突如現れたバイオリンを弾き始め、ビリビリと響く音にガーディアンは飛んでいく。
「いたた…」
『Perché io sono io
Io continuo dire una bugia.』
「はぁ?」
イクトが頭上に「?」を浮かべた。
『私が私であるために…
私は嘘をつき続ける…。』
陰に縛られない自分に
過去にとらわれない自分へ
孵化したくて———。
『私が私になるためには、どんな犠牲も構わない。
死の楽章……』
キィィィィィン
『魂の鎮魂曲(レクイエム)!!』
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