二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 〜SSL〜
- 日時: 2011/01/15 11:47
- 名前: 幽香 (ID: 31lZGh9F)
こんにちは。初投稿の幽香というものです。
下手ですが、頑張って書きました。
興味のある方はぜひ読んでいってください!
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- Re: 薄桜鬼 〜SSL〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/15 12:04
- 名前: 幽香 (ID: 31lZGh9F)
4月、今日は私立薄桜学園の入学式。
桜が舞う道を一人歩いている雪村千鶴も新1年生の一人だ。
「先にいっちゃって平助君、怒ってるかな?」
そうつぶやいた直後後ろから、
「千鶴〜」
と自分の名前を大声でよばれた。
立ち止まって振り返ると一人の男の子がこちらに走ってくる。
藤堂平助だ。彼も私立薄桜学園の新1年生の一人。
やっと千鶴に追いつく。
「千鶴、なんで先に行っちゃうんだよ〜!」
「待ち合わせの時間になってもこなかったから、先に行っちゃったと思ったんだもん・・・ごめんね・・・」
「まぁ、待ち合わせに遅れた俺も悪いよな・・・ごめん・・・でも、明日からは一緒にいこうな。」
「そうだね。」
藤堂平助は、千鶴の幼馴染で、今日も一緒に学校にいくって約束していたが、寝坊して遅れてしまったようだ。
平助は、千鶴のことが好きだが鈍感な千鶴はきずかない。
私立薄桜学園は、もともと男子校。
年々生徒が減ってきていることから共学にしたが、男子ばっかりだった薄桜学園には、女子は全然入ってくれず、今年も女子は千鶴一人だ。
女子が入ってくるということで、薄桜学園の生徒は楽しみにしているらしい。
平助は千鶴が誰かに取られてしまわないかと、不安でならない。
色々考えているうちに、薄桜学園についてしまった。
「千鶴は必ず俺が守る。」
小声で平助はつぶやいた。
千鶴には聞こえていなかったみたいで、目をキラキラさせながら学園を見ている。
登校してくる2年生3年生は、みんな千鶴の事を見て
「あの子が新1年生の女子か」
「結構可愛いな〜。」
などとつぶやいている。
しかし千鶴には聞こえてないみたいだ。
早く教室に連れて行ったほうがよさそうだ。
「千鶴。早く教室にいこう!」
「あっうん」
千鶴は絶対俺が守る。
- Re: 薄桜鬼 〜SSL〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/15 12:23
- 名前: 幽香 (ID: 31lZGh9F)
教室についてしばらくすると、
「生徒は体育館に集まりなさい」
という放送が流れた。
「千鶴、体育館いこうぜ」
「そうだね」
「俺も行こうかな」
「!?」
千鶴の隣には一人の男子がいる。
千鶴の双子の兄、南雲薫だ。
兄弟なのに苗字や住んでいるところが違のは、小さいころに薫は南雲家に里子としてつれていかれたからだ。
薫は平助に近づいてきて耳元で
「俺の可愛い妹に手を出したりしたら・・・殺す・・・」
とつぶやいた。薫は顔立ちは千鶴とそっくりだが、性格は全然違う。
(せっかく千鶴と同じ学校に入れたのにこいつがいたら台無しだ)
取り合えず、体育館に移動した。
周りの男子は千鶴のことが気になるみたいでみんなこちらを見ている。
千鶴はそんな視線も気づかない。
- Re: 薄桜鬼 〜SSL〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/13 12:24
- 名前: 幽香 (ID: 92VmeC1z)
しばらくして入学式がはじまった。
最初は学園長の近藤先生からの挨拶だ。
話は長かったが生徒たちのことを想ってくれているのがよく伝わってきた。
「次に生徒会長からの言葉です」
司会者がそういったとき、きれいな金色の髪に白い学ランをきた人がでてきた。
生徒会長の風間千風だ。
風間は舞台にあがっていき、なにやら挨拶をしはたじめた。
明らかに上から目線な話し方だった。
千鶴が風間のほうを見たときに風間と目が合った。
風間の挨拶が止まり、千鶴のほうをじっとみている。
「ほぅ、あれが新入生の女か・・・中々良い面をしているな。お前、名は何という?」
千鶴はまさか自分とはおもわないで、しばらくキョロキョロしていたが
女子は自分しかいないことに気がつく。
「なにをキョロキョロしている?早く名前を教えろ」
「え〜!?」
そう声を上げたのは平助だった。
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