二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- モンスターハンター 〜the story of GL〜
- 日時: 2011/03/18 17:11
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
「これ。モンスターを人にする薬なんだけど。ちょっと実験してきてくんない?」
知合いのモンスター学者からから軽いノリでわたされたヤバイ薬。僕のハンター生活はどうなることやら・・・
ユクモ村にやってきた、平凡なハンターの異常な日常。狩りに恋に擬人化もアリのドタバタ(?)コメディー!
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- Re: モンスターハンター 〜the story of GL〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/03/18 16:41
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
第1話 奇妙な初クエスト
「よぅし!よくやったぁ!!これで貴様も一人前・・・とはいかないがぁ!半人前のハンターだぁ!!!」
「はい!ありがとうございました、教官!」
「うむ!いい返事だ!これからも鍛練は怠るなよ!」
「はいっ!」
ここはユクモ村。美しい渓流の傍らにある、まだ小さいが活気にあふれる村だ。そのユクモ村の訓練所に、少年はいた。少年の名はメタル。最近この村にやってきたハンターのたまご・・・だった。たった今、メタルはユクモ訓練所の訓練をすべて終え、りっぱなハンターとなったのだた。
「やあメタル。訓練は終わったの?」
「あ、ハイド。うん。これからハンター登録しにいくとこ。」
彼の名はハイド。メタルが村にきて最初に仲良くなった親友であり、モンスター学者だ。メガネに白衣といった服装が、いかにも学者といった雰囲気をかもしだしている。
「そう。じゃあ、登録が済んだら僕の家に来てくれないか。ちょっと頼みたいことがあるんだ。」
「うん。わかった」
メタルは集会浴場に行き、ハンター登録をするとその足でハイドの自宅兼研究室に向かった。
「で、頼みたいことって何なの?」
「ん。ちょっとまってね〜」
ハイドは自分の机の上から不気味に白濁した液体の入ったビンを取り出し、メタルに見せた。
「何これ?クーラードリンク・・・ではないね。見たことのない薬だ・・・。作ったの?」
「これ。モンスターを人にする薬なんだけど。ちょっと実験してきてくんない?」
「・・・は?」
「だから、モンスターを人にする薬だって。」
「what?」
「ですから、モ(以下略)」
「・・・・」(疑いの眼つき)
「何?疑ってるの?」
「そりゃ疑うよ。モンスターを人にする薬なんて信じろって言うほうがむりだよ。」
「まあ、信じられないのは分かるけどね、とにかくコイツをモンスターに飲ませてきてほしいんだよ。作ったばかりで何が起こるかわかんないから、なるべく強くて丈夫なやつにしてきてね〜」
「ちょっ、さっきハンターになったばかりの僕にそんな危険な実験をしろと!?」
「もうギルドに言って正式な依頼にしといたから。ほら行った行った。」(グイグイ)
「わかった!わかったから押すなって!」
こうしてメタルの初クエストが始まった・・・
- Re: モンスターハンター 〜the story of GL〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/18 16:58
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
どうもはじめまして。メタルでございます。
そんなこんなで始まった モンスターハンター〜the story of GL(gold lunar)〜ですが、見ての通り文才が皆無ですので、たいへん見苦しいとは思いますが、応援よろしくおねがいします。
なお、この小説では僕のモンスターハンターに対する個人的な解釈、イメージがふくまれます。予めご了承ください・・・って何の注意書きだこれは
(ゴホン)と、とにかく、上記のような点や、これでも学生の身なので更新時期が不安定になる可能性があるなど、不便な点が多々ありますが、どうぞよろしくお願いします。
- Re: モンスターハンター 〜the story of GL〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/18 18:19
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
第2話 落ちてきた月
「はあ・・・」
メタルはため息をつきながら狩り場をとぼとぼとあるいていた。ハイドの依頼をその場の勢いに流され引き受けたはいいものの、何をすればいいのか分からないのだ。
今いるのは渓流エリア2。小型の鳥竜ジャギィの巣になっているらしく、獲物のものらしい骨や死骸が転がっている。
「モンスターに飲ませるって言ったって、どうすれば・・・」
そのころ、メタルのはるか上空で、一頭の飛竜が力つき、落下しようとしていた・・・
「小型モンスターは体力が少ないからだめだし・・」
ヒュウウウウウウウゥゥゥぅ…
「やっぱり生態が比較的よく知られていて・・・」
ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥ
「なおかつ強靭な体力をそなえる・・・」
ウウウウウウウウウウウ!
「リオレイ・・・・」
ここでようやくメタルは異変に気づく。
「・・・・あ?」
ずどおおおおぉぉぉん!!
「うわぁ!な・・なんだぁ!?」
目の前に突然巨大なものが落ちてきた。土煙が風に流され、少しずつその正体が見えていく。
それは、黄金の飛竜だった。
まるで夜空に浮かぶ月のような美しさに、みとれて数分動けなくなる。
「これは・・リオレイア・・・の、希少種か。始めて見た…」
通常なら上位ハンターの中でも特に腕のいい者しか挑むことを許されない金色のリオレイア。それは通常種とは比べ物にならないほど強く、気高く、そして凶暴・・・のはずだ。しかし目の前の個体は黄金の体を地面に投げ出し、弱弱しく唸るばかり。
グルウウゥゥゥゥ・・
「弱ってる・・・のか・・?」
メタルはおもむろに背にしたランスをぬく。そして
グサッ!
地面に突き刺した。モンスターに分かるとは思えなかったが、敵意がないことをしめすためだ。
このリオレイアには悪いが、正直チャンスだ。いくら弱ってるといったもリオレイア、それも希少種だ。へたな大型モンスターより体力はあるだろう。そもそも、元気なリオレイアなんて前に立つことも難しい。
「それに人間になってもらわないと、モンスターのままじゃ治療できないしね」
メタルは化人薬(ハイド命名)と持ってきた生肉を調合し、リオレイアに食べさせた。人の手から食べてくれるかと心配だったが、案外すんなりと食べてくれた。
- Re: モンスターハンター 〜the story of GL〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/03/19 14:23
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
第3話 金髪の少女
「どうしてこうなった?」
当然誰も答えてはくれない。
メタルは今、拠点(ベースキャンプ)に向かっていた。
金髪の美少女を背負って。
あの後のことはよく覚えていない。リオレイア希少種に化人薬入りの肉を食べさせた後、リオレイアはすぐに眠ってしまった。もしかして失敗か、と心配しながら見ていると、突然、閃光玉より強烈な光があふれだし、数秒意識を持って行かれた。そして気づけば、この子が倒れていたのである。信じられないが、あの薬は本物だったようだ。
さらに運ぶ時にも、この少女見た目はメタルと同い年くらいなのに出るところは出てる上に、元モンスターらしく服など着ていなかったので、見ないように背負うのに苦労した。
幸い、遭遇したのがエリア2で拠点に近く、見かけたモンスターはおとなしいガーグアくらいだったので、安全に拠点まで行くことができた。とりあえず少女をベッドに寝かせる。
「さて、これからどうしよう」
少女が目覚めるまで特にすることがないので、とりあえず肉を焼くことにした。
しばらくし、メタルが4つ目のこんがり肉を焼き終えたところで、少女が起き上った。
「あ、気がついた?」
肉焼きセットをかたずけ、ベッドに歩み寄る。
「大丈夫?怪我は・・・うわ!」
怪我はない?ときこうとしたときに、いきなり少女が抱きついた。そしてそのまま・・・・
ちゅう
「んぅ(えぇ)!?」
「ちゅぅぅぅ・・・」
「ん〜〜〜!んむ〜〜〜〜!」
・
・
・
・
「ごめんなさい!」
「いや、もういいよ。きにしてないから」
まさかあんな形でファーストキスが奪われるとは思わなかったが、とにかく目覚めてくれて何よりだ。
「それで、なんで君はあんなに弱って落ちてきたの?」
「うん。実は私、最近初めての発情期をむかえて、それでオスを探してたんだけど、ぜんぜん見つからなくて、おなかすいて、餌とったんだけど、私まだ若いから他のモンスターに取られちゃって、で、もうだめだ〜ってなって・・」
「それで、僕の目の前に落ちてきたんだね?」
「うん。でも、ありがとね!助けてくれて!・・・あれ?そういえば、なんでさっきちゅうしちゃったんだろ?同じオスにしか興味ないはずなのに…」
「それは・・・今は人になってるからじゃない?」
「え?・・・・あ、ほんとだ」
気づいてなかったのかよ!と、メタルは心の中で突っ込んだ。
「ごめんね。そんな弱ってるところ人にしたりして」
「ううん、ぜんぜんいいよ!むしろ、あなたと話せるようになってよかった!」
「そう?それらいいけど」
気がつけば、もう日が傾き始めていた。
「・・・そろそろ帰らないと」
「あの・・・(もじもじ)」
「ん?」
「・・ついていっても・・・いいかな・・」
「うん。もちろんいいよ!」
「(ぱぁ)ありがとっ!」
「そういえば、まだ名前言ってなかったね。僕はメタル。君の名前は・・・モンスターだからまだ無いか」
「うん。私名前ない。つけて!」
「え?うん・・まあ、いいけど」
しばらく考え込む。
「じゃあ・・・ルナっていうのはどう?」
「ルナ?」
「うん。だめ?」
「ううん!すっごく気に入った!」
「そっか。よかった。じゃあ、よろしくね、ルナ」
「うん!よろしく、メタル!」
そして、二人は村へと帰って行った。
その帰り道、二人はそれぞれ
ルナ(何だろう・・・発情期だからかな・・・メタル見てると・・ドキドキする・・・)
メタル(まあ、僕でもいちおう最初に会った人間だし、頼られるのは仕方ないか)
と考えていた。
- Re: モンスターハンター 〜the story of GL〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/03/22 23:33
- 名前: メタル (ID: 2B8Mhr2b)
第4話 帰還
村についた時には、もう夜になっていた。だが、ハンター達が集まる場所 集会浴場はまだ明るく、むしろここからが客足がピークに達する時間帯である。しかし、客の数は意外にまばらだ。村長が言うには、村の近くに恐ろしいモンスターが現れて、外部からの客が入れないらしい。むろんメタルはまだそんなモンスターとやりあえるところまではきていない。
「もっと強くならないと・・・」
「え?なに?」
「なんでもないよ」
「あ!メタルさん、おかえりなさ〜い!」
「ああ、コノハちゃん。ただいま」
クエストから帰ると、カウンターの受付嬢が暖かくむかえてくれる。彼女の名はコノハ。かわいらしいピンクの制服に身を包み、主に下位クエストをとりあつかうこの集会浴場の看板娘の一人だ。
「わぁ〜名前覚えてくれたんですね!」
「そりゃ、これから何度もお世話になるからね。名前くらい覚えなきゃ失礼でしょ。これからよろしくね、コノハちゃん」
「こちらこそよろしくおねがいします〜。あ、これ今回の報酬です」
「うん。ありがと」
モンスターを狩ったわけではないので、報酬は少ない。
「メタルぅ〜この人だあれ?」
「ん?ああ、ここの受付嬢さんだよ。この人からクエストうけるの」
「くえすと?」
「ハンターのお仕事のこと」
コノハ(・・・え?だれですかこの超絶美少女は?)
「あの〜失礼ですがこの子は・・・」
「あ、ごめん。紹介し忘れたね。ルナ、自己紹介して。来る時に教えたでしょ?」
「え〜と、ハジメマシテ。ルナです。リオレむぐう」
「いやあの、帰ってくるときさ、行き倒れてたんだよ!」
「へ〜そうだったんですか〜」
「じゃあ、僕たちは帰るよ。またね」
「はぁい。気をつけて帰ってくださいね〜」
「まったく、ルナがリオレイアだってことはナイショだって言ったでしょ?」
「ごめんなさ〜い」
ハイドの家
「おやおや、メタルくんは初めてのクエストでこんなかわいい女の子ナンパしてきたのかい?このイロオトコ」
「殴るよ」
「じょーだんだよ。成功したんだろ?」
「うん。リオレイア希少種のルナだ」
「へぇ〜ルナちゃんかぁ。よろしく(にこっ)」
(びくっ)
「ルナ、いつまでも僕の後ろに隠れてないで出てきな。ハイドはたしかに変態だけど怖いやつじゃないよ?」
(ふるふる)
「ありゃぁ〜完全に嫌われちゃったな〜あとさりげに毒舌だなメタル」
「メタルぅ(ぎゅぅ)」
「ちょ、ちょっとルナ、そんなに抱きつかないで・・・」
「じゃあ、もうおそいし、これでいったんおひらきな。メタル、ルナちゃんのことよろしくねっ!」
「うん・・ってえ?」
「『え?』じゃないでしょ。ルナちゃん家ないんだから、メタルが泊めてあげないと。何?いやなの?」
「私メタルといっしょがいい〜」
「いやでも・・・いちおう男と女だし・・・」
「あ、いやなら僕ん家でもいいよ?だいじょぶ、変なことはしないから。でも、ちょこぉっとだけ研究させてもらうけどねぇ(にこっ)」
「帰ろうルナ。1秒でも早く。」
(コクコク)
メタルに家族が一人増えた。
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