二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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星空書斎【稲妻小説集 リク受付中】
日時: 2011/08/10 20:51
名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: L4IJORQ/)
参照: 元「蒼月白星鏡」です。長いので改名しました

     ※attention please!!※
・設定がかなりずれたり、キャラが崩壊したりするのが当たり前
・作者の妄想で出来ている小説なので、オリキャラが出たりするかもしれません
・駄文。文章力0なので、分かりにくい場面が多数有
・誤字・脱字多数有
・編集多数有
・更新速度が亀より遅い←1番重要
(随時更新)


     ※Promise※
・ネット上でのマナーは最低限でも守って欲しいです
・荒らし・宣伝お断り(レス数防止の為)
・一行レスはさようなら
・パクリNG
(随時更新)

以上の事項について「それでもおkなんだぜ、俺!」という方はお読みく下さい。









     **Long**
◆雷門学園生徒会!
 名門と知られる魔法学校『雷門学園』。看板とも言える『生徒会』が、 次々と起こる学校問題に立ち向かう!
 ギャグ?シリアス?ラブ?それともバトル?!全てが詰まった作品、此処に爆誕!

 登場人物 >>1
 生徒会役員 >>2
 学園案内 >>3
 雷門学園入学希望用紙 >>4←オリキャラ募集用紙
 目次 >>5



◇Bad Apple!! (予定)
 突如集められ、突如始まった『ロクデナシごっこ』。
 物騒な名前と謎の声に不審を抱くが、「この〝お遊戯〟を制した者は願いを叶える」と謎の声が言うと、俄然やる気になる。
 この選択が、大きな間違いになるとは、誰も知らずに——……




(随時更新)






     ++Short++
Ⅰ【Eternal Fire 〜Fire knot〜】>>53
 (豪炎寺×夢主/恋愛 俺得以外の何物でもない/後書き>>54
Ⅱ【忘却リミテッド】>>103
 (風丸/シリアス)
Ⅲ【】>>
 (//)
Ⅳ【】>>
 (//)
Ⅴ【】>>
 (//)
(随時更新)





     ##Request##
●応募用紙>>52

○ドロップさんリクエスト【Song of wind 〜The desire is put on the wind〜】>>61
● 紅闇 さんリクエスト【正義と勇気 〜The punishment to the crime〜】>>67
○ 夜桜 さんリクエスト【欲と望みで連なる鎖 〜Wish from hell〜】>>78
● 藍蝶 さんリクエスト【こがねいなずま】>>80
○ ヒナ♪ さんリクエスト【幻幽交流会】>>101
● さくら さんリクエスト【春桜心中。〜heart of blossom〜】>>103
○薔薇結晶さんリクエスト【薔薇色魔狼円舞曲】>>111
●【】>>
 (//)
○【】>>
 (//)
●【】>>
 (//)




(随時更新)















*11.04.11. Start*

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Re: 星空書斎【イナズマイレブン小説集 短編リク受付中】 ( No.103 )
日時: 2011/05/29 15:15
名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: リクエスト遅れて御免なさい>< タイトル?適当ですけd(ry

                     春桜心中。 〜heart of blossom〜



イタリアの、とある家。
普通の一軒家だ。

「おめでと、フィディオ!」

「有り難う、サクラ!」

ラブラブな雰囲気丸っだしの2人。

茶髪に、大きな青い瞳が特徴的な彼の名は『フィディオ・アルデナ』。
「白い流星」と呼ばれている彼。世界でも一目置く存在である。

茶髪の少女は、『清野サクラ』。
さくらのレスでは、フィディオと同じく天才プレイヤーだが、此方(こちら)ではマネージャーとしておこう。

「凄いよ、フィディオは。リーグ得点王になって… それだけじゃない。プレーも、指示も、何もかも完璧だよ」

「そんなことは無い。サクラが居てくれるから、得点王になれたんだよ。
 プレーや指示だって、サクラのアドバイスがあったから…       」

その言葉を聞いた途端、サクラの顔が赤くなる。

「なっ… わっ、私は何もしてないよっ!私は、ただ…思ったことを言っただけで、力になんて、なってないよ…」

「なってるさ」

フィディオの真剣な声で、思わずビクッとするサクラ。



「君が居るだけで、何だか、力が湧いてくるんだ」



「フィディオっ…」

更に赤くなるサクラ。
そして、次の瞬間、フィディオは驚きの行動を取った。















「わっ」

「ーーーーーっ?!!」

サクラを抱いたのだ。思いっ切り。

「あぁ、気持ち良い… 畜生、可愛すぎるッッ!!!
 いつもメイド服とか着せられて「可愛いなこの野郎ッ!」と言いながら抱かれてるけど、今日の俺は一味違うぞっ☆」

「え、ちょ、フィディオっ?!!」

「可愛いなこの野郎ッ!」

「それ私の台詞!」

と言いつつも、いつものようにイチャイチャしている2人だった。















一段落ついて。

「ねぇ、フィディオ」

抱かれつつも、天井をボーッと見つめるサクラが言った。

「何?」

「…正直に言って。フィディオは私のこと… 心の底から、好きなの?」

「…えっ?」

彼女らしくない弱い声。
いつも元気で明るい彼女が、こんなことを言うとは、フィディオも思っていなかったのだろう。

「サクラ、何を言って———「正直、信じられないんだよ。フィディオの愛が」

サクラの言葉が、ナイフの様に、心に突き刺さった。

「…分からないんだよ… …私の頭、可笑しくなったのかなぁ…?
 どんどん、フィディオを見ていく内に、好きって気持ちが、消え失せていく気がするんだよ」

「何でだろうね」と、呟くように言うサクラ。
首元に、温い液体が、触れた気がした。















もし。

もし、彼女の微笑みが全て偽りだとしたら。
もし、自分が愛しすぎていた故に、「私も好きだ」と、演じていただけだとしたら。
もし、自分が他の女子に囲まれているところを見て、嫉妬していたとしたら。
もし、彼女の放っていた輝きが、自分を喜ばせる為だけにあるとしたら。



それなら、俺は愚か者だ。



人の笑みを自分の者だけと思いこんで。
人の心を知ろうともせず、ただ自分だけ喜んで。
人の気持ちを知ったつもりになって、自分の都合に合わせていただけで。
人の優しさを気付くこと無く、ただ自分は暢気(のんき)に笑っているばかりで。



人の愛を、理解していなくて、勝手に自分で解釈していて。



俺は、心の底から君が好きだ。
けれど、君はどう思っているか分からない。
好きなのかもしれないし、嫌いなのかもしれない。
でも、今、君が訊いたのは、俺の真意を知りたいこと。



俺が、君をどう思っているかを知りたいこと。



なら、俺は、心の底から言おう。
真意を言おう。

「俺は、















    昔も、今も、この先も、何があろうとも、永遠に君を愛してる」

*Postscript(後書き)*
めっちゃ遅れて御免なさいさくらぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁ!!!
そしてこんな自己満足でごめんなさぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!!

嗚呼、やっぱり私に文才など無かったんだ、うん。

何だろう、最初ギャグ方面に行こうとしていた自分が居た^q^
後、これなんだろうね。自己満足だけどさぁ。
本来ならサクフィだろうけど、フィサクになってるね、うん。
前半部分のサクラちゃんが変態?それは私の妄想です。

ていうか何コレ。甘とほのぼの、ってちゃんと書いてあるのにシリアス方面逝きそうじゃねぇか←
まぁ、自己満足だからいkk(ry

さくら、リクエストありがとうっ☆

Re: 星空書斎【イナイレ小説集 ヒナ♪さん・さくらさんリク完成】 ( No.104 )
日時: 2011/05/29 16:56
名前: ヒナ♪ ◆9G12fmecqU (ID: IvdLyRwl)

月影さん

幽夜のお話を書いてくれてありがとうございます♪

Re: 星空書斎【イナイレ小説集 ヒナ♪さん・さくらさんリク完成】 ( No.105 )
日時: 2011/05/29 17:40
名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)

>>102 夜桜
>だって未来ちゃん、気になるじゃん!!
>気になるじゃん!!
>雪羅「…どこの子供だよ?」
>年齢的にはまだ子供だもん!!
>…月影達から見たら年寄りかもしれないけど〜
未来「気になる? …冗談も程々にしろよ、夜桜」
チェーンソーのエンジンが急に掛かったんですけどぉ?!

>雪羅「どうでもいいけど…未来がチェーンソーを持っているが」
>へっ!?未来ちゃん!!?何を!!!?
>過去ちゃん!そんな悠長な事言ってないで止めてぇぇぇぇ!!!
>幽紗「夜桜!?…未来ちゃん…ほどほどを覚えて?」
>雪羅「……気絶してるよ」
未来「馬鹿レズ野郎?チェーンソーを見たら気絶した。さぁて、まずは誰から裂こうかな、ッと…」
もう止めて!夜桜達のライフはゼロよ!

>月影が処刑台に?それは…
>まずいな。小説の続きが読めなくなる…
>雪羅「気にするのソコなんだ」
>幽紗「未来ちゃぁぁぁん!!!いい加減にしようよ!!?」
>あー幽紗が珍しく怒ってるよ。
未来「罪人は処刑台に立つ。当たり前でしょ?」
あるぇ…?私、何かしたっけ…?!
過去「…未来の気分次第でああなったと思うわ…」



>>104 ヒナ♪さん
>幽夜のお話を書いてくれてありがとうございます♪
いえいえっ!此方こそ、とても楽しかったです♪リクエスト、有り難う御座いましたっ!!

Re: 星空書斎【イナイレ小説集 ヒナ♪さん・さくらさんリク完成】 ( No.106 )
日時: 2011/05/29 19:01
名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)

【妖しく怪しく】


















少女が酒を飲んでいた時から数千年前。
数えられない程前である。

「九尾様ぁ!」

「九尾様ー!」

とある世界のとある通り。
普通の人から見たら、地獄にも見えるし、昔ながらの街にも見えるだろう。
しかし、人間とは違うところがあった。

「今日はどうなさるんですか、九尾様ぁ?」

「今日は特に決めていない。予定が無ければ、ちょいと遊びに行くつもりだ。小豆小僧」

この世界には人間が居ない。
代わりに、妖怪が居る。妖怪のみの世界なのだ。

その世界の頭領と言える者が、『白面金毛九尾の狐』。
人間で言う、九尾だ。
妖怪達も、本当の名前で呼ぶのが大変な為、九尾と呼んでいる。

妖怪のみが住むこの世界。
前までは、名前は無かった。
しかし、九尾はこの世界のことをこう呼んだ。











『妖界』、と。











九尾の目の前には、とても大きく、とても醜い門。
しかし、妖怪達にとってこれが普通。

九尾が行こうとした途端、後ろから声が聞こえた。
可愛らしい声の持ち主は、妖怪の子供だった。

「何処に行くのですか?九尾様」

「人間が住む世界さ」

「!?」

小さな妖怪の子供は、とても驚いた。

人間が住む世界、『現界』には、『陰陽師』と呼ばれる者達が居る。
元々、陰陽師は怨霊などを退治するのだが、現界に来た妖怪が、遊び心で人間達に悪戯したら、気に触れて殺したのだ。
それを機に、陰陽師などの人間は妖怪を嫌い、大切な仲間を殺された妖怪達も、人間達を恨んだ。

そんな中で現界に行くというのだ。
いつ殺されるか分からないというのに。

「大丈夫だ、私がそう簡単に殺される奴だと思うか?」

「でっ、ですが…」

「人間に化けてから行く。そう簡単に気付くとは思えん」

「…気をつけて下さいね」

「ああ」

九尾の足が、門を超えた。















現界。

とある神社の中。
神社と言っても、大きさが半端無い。
桜が咲き誇っている。どうやら季節は春のようだ。
そして、鳥居に付いている板には『雷帝神社』と刻まれている。

「!」

「どうした?豪炎寺」

陰陽師の中でも、実力が高い内の一人、『豪炎寺修也』。
呼びかけたのは、同じく実力が高い『円堂守』。
お互い仲が良く、戦闘にも共に出陣することが多い。

「…否、一瞬強力な妖力が現れた気がしたんだが… …気のせいみたいだ」

「そっか! 妖怪だったとしても、すぐに退治すれば良い話だしなっ」

退治という言葉を、陰陽師達は当たり前のように使っているが、妖怪達にとっては、恐ろしい言葉。
妖怪退治。それは、妖怪を殺すことである。

「妖怪は、殺さなければならない。人間の為にも、















                       夕香の為にも」

Re: 星空書斎【稲妻小説集 短編リクエスト受付中】 ( No.107 )
日時: 2011/07/14 18:28
名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)





「おい」



俺が俺を呼んだ。
茜色に染まった陽が俺の影を伸ばしている。
途中で途切れることなく、何処までも伸びている。伸び続けている。
嗚呼憎い。俺が憎い。影が憎い。



「自分で抜けた癖に、本当は怖いんだろゥ?再び会った時に責められるのがさァ」



あぁ、怖いさ。怖くて何が悪いと言うんだ。
こんな臆病者の俺がまた会うだなんて、絶対に許されない。
仲間に笑顔を向けて「おめでとう」、「俺が居ない分一生懸命戦ってくれてありがとう」なぁんて言える筈がない。言えるワケがない。



「仮面ってさ、凄いよなァ。なァんにも見えなくなるんだから。つぅーよりはァ?見なくて良いんだよな」



俗に言うアレか、現実逃避ってヤツか。今までそんなことしたくない、しないと思っていたが、最近になってしたくなってきた。今ならいつだって出来そうだ。
力の差がこんなにもハッキリと分かると、やりたくなるモンなんだな。



「『見えなくなる』と『見なくて良い』。違いぐらい…、分かるよな?」

「…『見えなくなる』は強制、『見なくて良い』は選択肢がある」

「わかってンじゃねェか、流石俺」

「結局…、何が言いたいんだ」

「お前にチャンスをやるよ」



ちゃんす?逃げた俺に、そんなモノあるはず無いだろ。
逃げた者は、消えるべき。
姿も、記憶も、何もかも。



「オイオイ、そんな消極的になンなって」

「今更思考を変えるなんて、出来るはず無いだろう?」

「逃げるのは現実から逃げるのと同じさ。例え誰もが忘れ去られたとしても、時はしっかりと刻み込む。まァ要するに——」



大事な部分を言うときに一区切りか。それじゃあ先が知りたいばかりじゃないか。






「お前が何もかもを忘れても、何もかもがお前を忘れ去る、なァんてことは絶対に無いんだよ」



+忘却シタイ、忘却デキナイ+


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