二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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*イナイレ*正反対の2人
日時: 2011/06/24 23:47
名前: らりた@嫁は鬼道と拓人。 (ID: yAL.k7HO)
参照: http://ameblo.jp/picopu-sakunyan

おはこんにちゎ、らりたです^q^


ほんとに、スレばっかポンポン作ってすいませんorz

今回は、登場人物もストーリーも内緒ですw

読んでからのお楽しみということで←



おそらく結構長編。番外編もあるよ!!

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Re: *イナイレ*正反対の2人 ( No.4 )
日時: 2011/06/26 18:30
名前: らりた@改造したぜ!! (ID: yAL.k7HO)
参照: http://ameblo.jp/picopu-sakunyan

うん、シリアスなのが好きなのさ^^

Re: *イナイレ*正反対の2人 ( No.5 )
日時: 2011/06/27 23:57
名前: らりた (ID: yAL.k7HO)
参照: http://ameblo.jp/picopu-sakunyan

3話


そして私は、バダップから少し離れたところに立ち同じように外を眺めた。

夜景が、想像以上に綺麗だった。


いつも、景色なんか見ないからか?


そして、異様に緊張する。



だが、先に口を開いたのはバダップだった。



「何か用か。ミロナ・ディスペア。」

「!」



私の名前、知ってるんだ。


こいつのことだ。「全軍候補生の名くらい、把握できている。」とか言うんだろう。


そう考えると、やっぱりいけ好かない。



バダップから話かけられたことで、緊張が薄らいだ。


「・・・・・別に。ただ、屋上に来たら偶然あんたが居ただけ。・・・あんたこそ、なんでこんなところに居るわけ?」




自主練とかで残ってるなら、まだ納得できるけど・・・・。

バダップの答えは、珍しいものだった。



「分からない。」

「え?」

「分からないんだ。ただ、夜景が何故か見たくなったんだ。」



Re: *イナイレ*正反対の2人 ( No.6 )
日時: 2011/06/30 18:44
名前: 絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

何だ何だ?!

Re: *イナイレ*正反対の2人 ( No.7 )
日時: 2011/07/02 16:27
名前: らりた@暇人 (ID: yAL.k7HO)
参照: http://ameblo.jp/picopu-sakunyan

4話


分からない?

バダップが、理解できないまま行動することがあるのか?


「・・・・・お前こそ。何故ここに居る?」


バダップに同じ質問を返された。まぁ、それはそうだ。


「私?・・・・私も、屋上に来た理由は分からない。ただ、家に帰りたくないから学校に残ってた。」

「・・・・・・。」







バダップは、『何故帰りたくないのか』は、訊いてこなかった。






「・・・・・では、今日はここに泊まる気なのか?」
「そういうことになるね。バダップはもちろん帰るんでしょ?」
「・・・・多分な。」
「そか。」



多分・・・・ね。





その後、何時間経ったか分からない。

もしかしたら、何分かしか経っていなかったかもしれない。

私たちは少しの距離をはさんで並び、ずっと景色を見ていた。

お互い、帰れとは言わなかった。




そして私は『言えなかった』。



暗闇でうっすらとしか分からないが、ちらりと見たバダップの赤色の瞳が、私には何故か複雑な色に見えた。

私と同じように、何か抱えてここに来たのだろうか。

バダップは、それを私に訊かなかった。

だから、私も訊かなかった。




私の名前は、ミロナ・ディスペア。

「絶望」という意味の名前と、

藍色の髪と瞳を持つ、ここ軍部士官学校・王牙学園の生徒である。

Re: *イナイレ*正反対の2人 ( No.8 )
日時: 2011/07/02 16:30
名前: らりた@暇人 (ID: yAL.k7HO)
参照: http://ameblo.jp/picopu-sakunyan

5話


「—・・・・・!!!」



飛び起きる。いつの間にか、周りは明るい。
朝になっていたのだ。

私、あのまま寝てしまったのか・・・・??

でも、フェンスに立ってたわけだし・・・・



「!!」



まさか、バダップが??
あいつが介抱してくれたのか?


多分・・・そうだろう。
その証拠に、私の身体には、バダップのものであろう濃緑色の軍服の上がかかっていた。


・・・・軍服の上に、軍服かけるのか・・・・。





しかし、それのお陰かは分からないが、昨夜寒かった割には風邪も何も引いていなかった。



結構、優しいところがあるらしい。








ん・・・・・・?


「あいつ、これ着らずに授業受ける気!?」

重要なことに気づく。


外の時計を確認する。まだ授業が始まるまで十二分に時間があった。
いつも、朝6時起きが定着していたお陰かも知れない。


とりあえず、早く返しに行かないと。

あのバダップ・スリードが、授業に制服兼軍服をきちんと着てこなかった—・・・


そんな風に、私の所為で評価が下がってしまったら・・・・・。




私は、そんな心配をするようになった。
少しだけ、話しただけなのに。

いけ好かないと思っていたはずなのに。


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