二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ルーク少年と失われた記憶の謎
日時: 2012/01/28 16:22
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: OmiQv8gT)

お久しぶりです!
以前、ここで推理小説を書いていたレッドです。これを機に復帰いたしました。ペンネームを紅蓮に変えました。

それに伴い、新シリーズを書くことになりました。
レイトン教授シリーズでお馴染みのルークが主役として演じるぞ!
ルークの幼馴染のケイティやアルフレッドなども出ます。

今回はケイティの記憶がどのようにして戻っていくのか・・・というオリジナルストーリーになります。この物語はルークがロンドンに戻ってきたときの話になると思われます。なお、ケイティと関わりのある重要な人物が出る予定です。

ストーリー構成(長編)

謎かけ編:第1章〜第6章

謎解き編:第7章〜第16章

ストーリーの進行具合によっては変更する場合もあります。ご了承ください。

これからも頑張って書いていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8



Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.4 )
日時: 2011/06/27 21:03
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: TV0MM72m)

今、思えば懐かしいなぁ・・・ケイティは僕が授業中に居眠りしていた時、いつも優しく起こしてくれた。あいつは僕の大切な幼馴染だ・・・何があっても守りたい!

でも、信じたくはなかった・・・記憶を失うなんてな。

「・・・まぁ、ミーナたちにも会いたいしなぁ・・・」
「おう」

ラビは僕を見て笑った。

1時間後、ロンドン市内の公園にやってきた僕らは見覚えのある少女を見つけた。

「おーい!」
「・・・あ! ラビ・・・って、ルーク?」

そこに現れたのは、ケイティの親友であり、僕の同級生でもあるミーナ・ラブーフだった。

「うわぁー! ルーク、本当に久しぶりじゃない!!」
「よっ、久しぶり! やっと帰って来れたんだ」
「マジ? ルークもロンドンの高校に行くよね?」

ミーナが僕を見て笑いながら言ったのと同時にふと、ケイティのことが頭をよぎった。

今はそんなことを気にしている場合じゃない。

「・・・ああ。僕も行くよ」
「どこの高校?」
「ウエストミンスター高校だよ」

ウエストミンスター高校は男女共学で、しかも制服だ。僕ら男子は緑ブレザー姿のジャケットと白のワイシャツ、赤のネクタイ、ズボンを着用しなければならない。女子も上半身は男子と同様、下はスカートを着用することになっている。

「やっぱり、あそこか!」
「・・・え?」
「私たちも行くのよ。ケイティも一緒なの!」

ミーナは僕を見て言いながら教えてくれた。

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.5 )
日時: 2011/06/27 21:07
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: TV0MM72m)

やっぱり、そうか・・・まぁ、良いか。

「ルーク?」
「あいつとの再会はお預けだな。入学式にまた会えるのを楽しみにしてるからさぁ・・・ってか、僕はそろそろ帰るから」

僕は辛い思いをしたくないので、ロンドン市内の自宅に向かった。

家に戻った僕はソファーにダイブした。

「・・・はぁ・・・」

どうやって、ケイティと顔を合わせれば良いんだろう?
まぁ、入学式まで待つしかないな。

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.6 )
日時: 2011/06/27 21:17
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: TV0MM72m)

第2章 待ちに待った入学式・・・ルークとの再会(ケイティ編)

9月になって、ようやく高校の入学式が始まった。

入学式終了後、体育館から移動した生徒たちは新クラスとなる教室の中に入ったのだった。

そして、その1人の少女も教室でミーナと話していたのだった。

「ミーナ、ルークとか言う人も来るの?」
「そうよ。ルークも来るわよ。彼も記憶喪失だということは知っているから安心して」

ミーナ・・・記憶喪失しているのに、そんなこと言えるなぁ・・・その時、ガラッと教室のドアが開く音がした。

「ふぁ〜あ・・・」

眠そうに欠伸しながら、顔をしかめた少年は私を見た。

「・・・ケイティ?」
「・・・誰?」

どこかで見覚えのある顔・・・懐かしいような感じがする。

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.7 )
日時: 2011/06/27 21:28
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: TV0MM72m)

少年は私の後ろの席に座って、机に突っ伏しながら言った。

「やっぱり、僕のこと覚えてないんだ・・・じゃ、自己紹介するよ。僕はルーク・トライトン、ケイティの幼馴染だよ」

ルーク・・・どこかで聞いたことの懐かしい名前・・・でも、思い出せない。

「僕のことはルークって呼んでよ」
「・・・うん、ありがとね」

何か優しそうだなぁ・・・そう思いながら、彼を見た私は何か思い出せるかもしれないと思って考え込んでいた。その時、先生が入ってきた。

「自己紹介始めるぞ」

30分後、私の番が来た。

「ケイティ・キャンベルです。空手やってました・・・よろしくお願いします」
「よし、良いだろう。次!」

私が座った瞬間、シーン・・・と静まり返った。

「・・・あれ?」

後ろの席を振り返ると・・・ルークは机に突っ伏して居眠りしていた。そんな彼を見た私は溜息をついて、肘でルークの頭にぶつけた。

「・・・ん・・・?」

すると、だるそうに顔を上げたルークは眠そうに私を見た。

「(・・・自己紹介)」

ルークに対し、私は口を開けながらパクパクして言った。すると、彼はあぁ・・・と言って、だるそうに立った。

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.8 )
日時: 2011/06/27 21:35
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: TV0MM72m)

ルークは欠伸交じりに顔をしかめつつも、すぐに言った。

「僕はルーク・トライトンです。趣味は謎解きです。よろしくお願いします」
「居眠りするとは良い度胸だなぁ・・・」

先生は顔を引き攣らせながら言った。ヤバいよ、これ!?

「ルーク、ヤバいよ」
「しょうがねぇだろ・・・眠いんだからよ」

ルークは私を見て答えながら、椅子に座って机に突っ伏した。

「・・・ねぇ、ルーク・・・」
「・・・んあ? なんだよ・・・」

眠そうに私を見て呟いた彼は思わず、首を傾げた。

「幼馴染なのは分かったけどさ・・・」
「それがどうかした?」

ルークは私を見て思わず首を傾げた。どこか懐かしい感じがする・・・でも、思い出せない。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8



この掲示板は過去ログ化されています。