二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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   拝啓 ××.いとしのきみへ。[ inzm ]
日時: 2011/11/02 17:09
名前: 兎子 ◆.UAIP8bSDA (ID: a1/fn14p)

 ◇御挨拶
 初めまして! 兎子(とうこ/とこ)と言う者です。
 二次創作は久し振りでイナズマも最近書いてないのでキャラが違う、駄文が転がっていると思われますが宜しくお願いします。
 基本的に短編中心で行きたいと考えています。因みに、イナズマもイナズマGOも好きです。ので、どっちも書きます。きゃらが偏る可能性もありますが生ぬるい目でどぞv


  〆 とどけ、このおもい


 ◆お客様
〆哀奏さん.
〆おかゆさん.
〆しずくさん.
〆姫佳さん.

◇登場人物.
[>>001]

◆纏め
[>>009] 短編纏め*

◇短編—夢— 【*は危険】
 +イナズマイレブン!.
[>>008]さあ、この嘘はいつまで続く?
[>>010]愛を一つ、
[>>011]離れられないことを言うならば、(依存、かな)
[>>032]違う、君は、 (君は、悪くないんだよ)

 *イナズマイレブンGO!.
[>>002]輝夜姫が月へ帰るその時まで
[>>012]捲ろう君との一ページ
[>>015]背伸びしても届かない
[>>019]ぱしゃん、
[>>027]「笑う必要なんて無いから、かな」
[>>028]私が殺そうとしていた君は、 (私の××に殺されちゃったね)
[>>033]きみとずっと、いっしょにいたいの。 (なのにきみははなれちゃうんだね)

◆短編—その他—
 +イナズマイレブン!.
[>>003]愛されているのは君で、
[>>016]好きという想いが相対な君の手に

 *イナズマレブンGO!.
[>>]


◇練習
 +イナズマイレブン!.
[>>017]甘いブラックコーヒーはいかが?
[>>018]追いかけて追いかけて離れて追いつけなくて、(もどかしいんだよ!)
[>>029]どっちが美しい? (勿論僕だよ/いいやオレだね!)

 *イナズマイレブンGO!.
[>>013]しぬときはいっしょに!*
[>>022]オレのこと、見ててくださいよ

◆その他
[>>014] ねた、

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 円迷 〆 001. ( No.15 )
日時: 2011/10/08 20:07
名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: 3vsaYrdE)
参照: 一ます開けるのを忘れていた兎子です。


 円堂監督には、好きな人が居る。

 私がどれだけ背伸びをしても届かない、綺麗な綺麗な、大人っぽい女の人。私が、どれだけ監督を追いかけても、隣には立てないのだと、つい最近初めて知った。
 薄汚れた私の心を洗い流してくれるのが、監督だった。
 死にたい、と。汚れた考えを持つ私をいつも心配してくれたのも監督だった。綺麗な瞳に、私が映り込む度に優越感に浸れた。嗚呼、監督を独占出来るんだ、と。でも、監督が私を見ていないということに気付いた時、私は酷く絶望した。
 監督が見ているのは、私では無かったのだから。

「——守、」

 監督の、お姉さん。とても綺麗で、24歳には見えないほどの容姿。童顔、というのは悪いかもしれないが、中学生と言われても納得がいく容姿をしているその人は躊躇も何もすることなく、"守"とあたたかく監督の名前を呼ぶのだ。その度に監督は笑うから、私はもう入り込むことすらできなくなる。
 所詮、"大切な部員、教え子"止まりの私と、其れよりももっともっと好かれるであろう"大切な家族"を超えた彼女との差はあまりにも大きすぎて、それにもっともっと開いていくのだ。だから私は、監督とは一生並べないのだ。ずっとずっとこの先も、後ろを目を伏せながら歩いていくしかないのだ。

 監督の世界に生きる彼女は、なんて素敵なんだろう。

「迷子、サッカー、上手くなったな!」

 その声が、その笑顔が、その顔が、その全てが。
 私だけのものになってくれるならば、私はどんな犠牲を払うだろうか。霧野も、——倉間くんですら殺せるかもしれない。私は其れほどまで、監督に依存しているのだ。其れでも、監督を否定することも、私を否定することも、彼女を否定することも不可能だった。
 きっと私がまだ弱いから。
 私の頭を撫でる大きな掌をぎゅ、と握りしめて私は言葉を紡いだ。ゆっくりと、ゆっくりと監督の記憶に刻みこむように、そっと、優しく、笑みを刻んで。

「すきです、」






ごめんな、

円迷hshs。
何歳になっても凪も円堂も無双ですry

10/08-兎子〆

  円秋 〆 001. ( No.16 )
日時: 2011/10/09 19:55
名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: HbGGbHNh)


 何時しか、私の前で笑っていた人は、違う人の隣で笑うようになっていた。

 ただ、それが苦しかっただけなのに。





「アキ!」

 久しぶりだな、と笑う円堂君。うん、そうだね、と曖昧な笑みを浮かべながら言葉を返した。もしかしたら、私がその隣で立てたかもしれない。円堂君の正装姿に、胸がずきりと痛みを訴えた。きゅん、なんて可愛らしいものじゃなかったことは自分にも理解できた。
 すぐそばで挨拶回りをしている夏未さんと、嬉しそうに笑う円堂君の二人はとてもよく似合っていて、——壊したくなった。
 今すぐにでも円堂君に好きです、と告白してこの雰囲気を、夏未さんの笑顔を、円堂君の笑顔を、——何もかもを壊したいと思ってしまった。酷い、とは分かっていても、嗚呼、私、円堂君に恋をし過ぎてしまったようだ。
 深く深く嵌ってしまったから、だから私はこんな醜い感情を抱くのだ。汚くて狡くて、最低な人間。其れが私だ。

「、醜いなあ、私」

 口中で小さく呟けば、ぽたりと流したくも無い涙が頬を伝った。幸い誰も私を見ては居ないようだったから、ごし、と小さく涙を拭う。嗚呼、でも、此処で泣けばすべてがぐちゃぐちゃになってしまうかもしれない。
 ——いつまで良い人ぶってれば良いんだろう。

「アキ、どうかしたのか?」

 暫くの間その場で目を伏せていると、流石に暗い雰囲気を感じ取ったらしい円堂君がゆっくりと此方を覗き込んできた。気分でも悪くなったんだろう、と考えたのか円堂君が優しく言う。

「少し、休もうか」

 大人になったなあ、なんて。
 昔の円堂君なら、こんな言葉は聞けなかっただろうから。嗚呼、もしかしたら円堂君をこんなにも優しく、大人っぽく、配慮のできる人にしたのは夏未さんなのかもしれない。
 背中に回された円堂君の腕から伝わる体温に目を細めながら私は休憩室へと足を運んだ。
 二人きりになると、円堂君をまるで私が占領したみたいで楽しくなった、嬉しくなった。夏未さんを超えた、そんな優越感を感じることが出来た。

「、円堂君……あのね、」
「ん?」

 暫く座ってぼんやりとしていたが、漸く口を開く。
 円堂君は何の疑いも見せず、にっこりと笑みを浮かべ首を傾げている。その姿を見たら、私が馬鹿みたいだと思えた。——違う、本当に私は大馬鹿者で駄目なんだよ。醜いんだ。

「——私、円堂君のことが好きだから、結婚しないで」

 たった少し、少しだけ、


       悲しくなった。



 〆 好きという想いが相対な君の手に




ねたにも書いた円秋。
こんな駄作でしかも話が読めないという。
その内再編集します、

10/09-兎子〆

 練習 〆 002. ( No.17 )
日時: 2011/10/10 14:52
名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: HbGGbHNh)


気が付けば、誰一人として彼女に近づけた奴は居なかった。





「久しぶりだね、玲名」

にっこりと綺麗な笑みを浮かべてそう言う凪の姿は、数年前と然程変わらないようにも見える。
寧ろ、彼女は変わっていない。数年前と同じ姿で、同じ笑みを浮かべているのだ。変わった部分は見受けられず、正直なところ、ずっとこのまま変わらないんじゃないかと錯覚した。
都内のとある喫茶店で私達は偶然再会した。エイリア学園からもう10年も経つ頃だろうか。10年の間、何度か会ってはいるものの、彼女はずっと変わっていない。内面的にも外面的にも、だ。
童顔と言えば言い方が悪いかもしれない。寧ろ、童顔どころの騒ぎじゃないのかもしれない。
14歳の頃から全くと言って良いほど変わらないその容姿に深く溜息を吐いた。呆れとも違うし、——何て言えば良いのか。

「嗚呼、本当に」

久し振りだな。
そう言葉を紡ぎ出しては凪の正面に座る。
二人掛けのテーブルはやや小さく、喫茶店ならでは、と言ったところか。もう大人だというのにメニューを開いてパフェなどが乗っているページを嬉々と見ている姿はまるで小学生のようにも見える。
傍から見れば私達はきっと姉妹のように見えているんだろう、とぼんやりと思った。
最も、姉妹、という言葉は合っているようでもあるのだが。
お日さま園に彼女は居なかったが、少しの間だけ一緒に暮らした記憶がある。まるで姉妹のような生活に、ほんの少しだけ楽しみを覚えていた。家、というか住んでいるアパートに帰るといつも凪が寝ている。その暮らしが楽しかった。
凪が結婚したら、きっとその相手もそう思うのかもしれない。
私の場合バイトが忙しく深夜までやっていたというのもあり、凪は何時も机に顔を伏せて寝ていたものだ。夫を待つ妻のように。

「、私チョコパフェにする! 玲名は?」
「私はブラックコーヒーで良い、勿論アイスでな」

了解、と元気良く頷いては凪は店員にそれを注文した。
にこにこと嬉しげな笑顔が見え、私もつられて口許を緩める。凪は、癒し、といっても過言では無い程可愛い、——性格が。容姿も可愛いのかもしれないが、お日さま園には同じぐらい可愛い奴がたくさん居たし、容姿は平凡だ。
性格は飛び切り可愛いのだけれど(私の前で猫をかぶっていることぐらいは知っている)。
特に会話が弾むことなく、のんびりとした時間だけが過ぎていく。
届いたチョコパフェを美味しそうに頬張っている凪を暫く見つめ、自身のコーヒーを啜った。
苦くて、ほんのりと甘い。ブラックのくせに。

——今日は気分が良い、奢ってやるか。






玲名さんと凪。
仄々風味、とか、

10/10-兎子〆

 練習 〆 003. ( No.18 )
日時: 2011/10/11 17:39
名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: HbGGbHNh)
参照: 戦闘シーン


「——まさか君と闘う日が来るとはね、姉さん」
「嗚呼……、」
カツ、カツとヒールと床が擦れ合い音を立てる。
無機質な部屋の中に立つ二人の姉弟は——王牙学園の行事の一環である戦闘シュミレーションを今まさに行おうとしているのだ。
シュミレーションとは言え、実際に相手が気絶するまではやるのだ。最も、手にしていい武器はスタンガン、武術等、出来る限りの死傷者が出ないように工夫されているものなのだが。
其れでもスタンガンなどを駆使すれば人が死亡する場合も考えられる。
命がけのシュミレーションは、まるで少女のような外見をした弟、ミストレーネ——通称ミストレ——にとって、姉よりも優秀ということを周囲に刻み付けることのできる行事だと捕らえている。
そのやる気は十分で、姉であるエリスレーラ——通称エリス——は微かに口元を緩ませた。無論、弟を勝ちさせるなどと言ったことは微塵も考えては居ない。相手を倒すことだけを考えている。
「——戦闘開始ミッションスタート.」
矢張り無機質な声が響き渡り、双方が駆け出す。
広い一室は防音にもなっており、外部へ音が漏れることも無ければその強化ガラスが割れることも有り得ないつくりになっている。
つまり、何をしても誰にも何も言われない場所なのだ。
ミストレーネは駆けだしたまま大きく跳躍し、エリスレーラの端整な顔に踵落としを食らわせようと大きく足を振り上げる。しかし、エリスレーラはミストレーネの動きを読んでいたかのように反射神経を生かしその場から飛びのいた。
チッと忌々しげに舌打ちをしてミストレーネは再度体勢を立て直しエリスレーラの足首を狙いサッカーを生かしたスライディングにも似た足払いを掛けた。
「甘いね、ミストレーネ」
「なっ……!」
ぴょん、とあまりにも軽く跳躍したエリスレーラがスライディングを掛けてきたミストレーネの頭上を越え、スタッと着地してみせた。
そして何処からか持っていたスタンガン二丁を取り出してはバチバチを青い閃光が奔る。
「っくそ!」
ギリッとエリスレーラを睨みつけ、ミストレーネは己もサバイバルナイフを取り出した。其れは殺傷能力はあるものの、"反則武器"にはならない。
箇所によってダメージが異なるからだ。
一方が気絶又はリタイアするまで続けられるこの戦闘をエリスレーラは何処か楽しんでいるような口ぶりで言う。
「ミストレーネ、隙だらけ。バダップ君とは大違いね」
ふふ、と綺麗な笑みを浮かべエリスレーラは大きく跳躍した。なっ、と急いでナイフを構えるミストレーネだが少し反応が遅れたのが致命傷となったのか気付けばエリスレーラが自身を組み敷いておりその端整な顔はぐしゃりと屈辱に歪んだ。
バチバチとミストレーネの目前でスタンガンが嫌な音を立てる。
「顔はやめろっ……姉さん、うあ、」
目の近くへスタンガンを突きつけるとミストレーネは珍しく弱弱しい口調でそう言葉を紡ぎ出した。
エリスレーラは屈辱も恥も気にせず命乞いにも似たことをする弟を見下すように一言呟いた。
「嫌だ——ミストレーネの顔をぐちゃぐちゃにしてあげようか」
ひっ、とミストレーネの口から嗚咽が零れ、目が見開かれる。
スタンガンは段々と近づいて来て、バチリと最後の音が聞こえたかと思うと強い衝撃の後、ミストレーネは意識を飛ばした。





目を覚ませば、白いベッドが目に入った。
首のあたりに鈍い痛みが走る。——嗚呼、姉さんに、オレ。
負けた屈辱は別に無いものの、悔しさだけが込み上げてくる。ぺたぺたと顔を触ってみたものの包帯も無いし傷付いたあとも見受けられない。
安堵したように息を吐いてミストレーネは静かに息を吐いた。

「——何で、」






何で、まだ追いつけねえんだろう。
ミストレはエリスのことを本当は憧れ慕い追っているのに追いつけないもどかしさ、とか。
戦闘シーン難しいようぐぐ。

10/11-兎子〆

 その他 〆 001. ( No.19 )
日時: 2011/10/14 18:51
名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: HbGGbHNh)


「ねえねえ、水遊びしようよ!」
『っは、?』

 唐突にそう言った彼女に、その場にいた4人全員が間抜けな声を漏らした。
 ぐいぐい、と俺の服の裾を引っ張りながら「駄目?」なんて小首を傾げている彼女に困惑したように眉を寄せた。駄目って、駄目ってことは無いが、いきなり水遊びなんて言われても。
 星降はクスッと笑って「良いんじゃね?」なんて言っている。彼女の言うことにはやっぱり勝てないのだろうか。西野空も西野空で「良いよぉ、どーせ暇だしぃ、」なんてがしがしと頭を掻きながらへにゃりと口元を緩めた。
 俺と隼総は顔を見合わせ、小さく噴き出した。

「嗚呼……、しようか」

 にっこりと笑みを浮かべると、彼女は嬉しそうにケラケラ笑った。



 俺達の学校の近くには浅くて大きな川がある。鮭が放流されたり等、そこそこ休日も平日も賑わっている川である。浅い支流と深い支流に別れており、浅い方は俺達の平均を170と考えると、太腿より少し下辺りまでしかない。簡単に言えば膝のやや上、ということだ。
 夏になると、小学生がやってきてはキャイキャイと遊んでいる光景をよく見かける。中学生になった今では少ないものの、俺達も小学生の頃はああやって川でバシャバシャと遊んでいたものだ。ずぶ濡れになって怒られたりもしたっけか。
 誘った張本人である凪は楽しそうに笑みを浮かべ、「早くー!」なんて手を振っているし、西野空は早速彼女と遊んでるし、星降はクスクスと穏やかな笑みを漏らしながら「キャプテンも早く来いよ、」なんてスタスタ行ってしまうし、ほんの少しだけ、楽しくなった。

「なあ喜多……、」
「、ん?」
「……俺もさ、昔、こういうコトしたんだよなァ」

 隼総は小さく笑い、そのまま向こうへ行ってしまった。
 フィフスセクターだったが、今は大事な仲間である隼総はよく分からない。クール、というか何というか。

「キャプテーンっ!」

 のろのろと歩いていると、彼女の元気な声が聞こえ、バシャンという音と共に小さな衝撃と、冷たくなった。1秒間をおいて漸く水を掛けられた、ということを理解した俺はむぐ、と小さく唇を引き締め川へザブザブ入っていく。
 キャーッ、と楽しげな声を漏らす凪と、星降と西野空がギャイギャイとバトルを繰り広げている様子と、隼総がケラケラ笑いながら凪へ水を掛けている様子が見える。嗚呼、楽しそうだなあ、と考える前に何時の間にか俺の前へ移動していた凪が俺の手を引いて笑った。

「一緒に隼総を倒そう!」

 ふにゃりと笑みを浮かべる凪に「何を言ってるんだ? 俺は君に仕返しをするつもりなんだが、」なんて冗談交じりの言葉を返せば凪はきゃあ、と叫んで隼総の後ろに隠れる、も、隼総は其れを見切ったかのようにくつ、と笑い声を漏らしサッと退く。
 西野空と星降が楽しそうに「全員で凪を倒そうかぁ」「嗚呼、そうだな」なんて会話を繰り広げていると凪がムムッと唇を結んで此方を真正面から睨んできたから、面白くて。

「嗚呼……、覚悟しろよ」

 隼総がそう言った瞬間、俺達のバトルは開始された。



ぱしゃん、




天河原楽しそうなことやってるね! でももう秋だよ!←
喜多くん格好良いです天河原の4人好きだよ。

10/14-兎子〆


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