二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 悪ノ娘
- 日時: 2011/10/14 22:49
- 名前: 練金鍋 (ID: 5j0aAg4P)
第一章 期待の双子
カチッ カチッ カチッ
時計の音だけが鳴り響くこの部屋 ある男が部屋の中をウロウロしている
彼はこの国の王 黄ノ王国の王だ
この王は何一つ不自由はなかったが後継者がいない
そのことを焦った王は自分の子供を後継者にさせようとした
「王様 生まれました!」大臣が走ってきた
それを聞いた王は「よし 案内しろ!」と大臣にはなった
長い廊下を歩きながら大臣は「王様 お子さんの名前はいかがなさいますか?」と訪ねた
すると王様は足を止め顔をしかめながら
「うーん・・・ 女の方はリン 男の方はレンでどうだ?」
「さすが王様 すばらしい名前ですね!」
大臣が言うと王は
「名前なんてどうでもいいんだ 次の王を決めるだけだからな」 どこか寂しげにつぶやいた
「つきました こちらですよ」
王がドアをあけた そこには二人で寝静まったリンとレン
王は顔を見るなり「後継者はリンだな」と言った
それを聞いた大臣は混乱した なぜ男がいるのに女を王にするのか 大臣は聞こうとしたが王は早々部屋を出ていってしまった
- Re: 悪ノ娘 ( No.1 )
- 日時: 2011/10/15 09:17
- 名前: 燗 (ID: 5j0aAg4P)
第二章 王の死
とある日の王国 今日はいつもより国が騒がしかった
王が死んだのだ
リン・レンが12歳のときから病気になっていた王はいつ死ぬかわからなかった
王の死はあっと言う間に国中に広がった
リン・レンは自分の父が死んだととても悲しんでいた
「王様が死んだって? でもなんで?」
「急に倒れたらしい 持病の影響もあったんだろう」
王の葬儀も終わり 人段落ついたと思ったらまた国中が騒がしくなった
「14歳の子供が次の王だって? しかも女の子?」
「前の王が決めたらしいな 詳しいことはしらないがな」
そう 王が死んだと言うことは次の王に変わると言うことでもあった
王の名前は リン その召使の レン
このふたりはしばらく国中で話題になった
- Re: 悪ノ娘 ( No.2 )
- 日時: 2011/10/14 23:19
- 名前: 燗 (ID: 5j0aAg4P)
第三章 暴君王女
リンが王女になり半年がたつ
遊びたい年頃なのか金の使い方に容赦がない
ほしいものは買い やりたいことはやり 金でできることは何でもやった
しかし金は無限にはなく すぐに国の金はつきてしまう
しかしリンは 「大臣 明日から増税よ」「大臣 愚民から金を奪い取って」
国の収入源は国民の金 リンはジャイアン政策で国を操った
それに耐えられなくなった国民は城に文句をいいに言った
すると「無礼物!きさまは牢屋いきだ!」 と国民の声は聞きもしなかった
やりたいことはやる そんな性格はいつかは自分の身を滅ぼす
そんなことを彼女はしるよしもなかった
- Re: 悪ノ娘 ( No.3 )
- 日時: 2011/10/15 00:10
- 名前: 燗 (ID: 5j0aAg4P)
第四章 二人の恋
「王女様 お手紙がとどいてます」 他国からの手紙だ
リンは大臣から手紙を受け取り中身を確認した
〈リン王女へ 緑ノ国グミ王女〉
〈リン王女へ 紫ノ国がくぼ王〉
〈ロードローラー請求書〉
〈リン王女へ 青ノ国カイト〉
リンはカイトの手紙以外を投げ捨て カイトの手紙を開いた
〈王女様へ あらたな王女の生活は慣れましたか?・・・〉
カイトの手紙は王女は大変じゃないか?との心配の文でした
「キャー! カイト様ー!」王宮中に響くくらいの声で叫んだ
リンはカイトのことが好きなのだ その好きな人からの手紙で興奮していた
リンが騒いでいるとある一人の男が帰ってきた
レンだ 王になれなかったレンはリンの召使になった
「王女様 必要な物は買ってきました」
レンは王女の命令で隣国に買い出しに行っていた
「わかったわ ・・・レン なんか顔赤くない?」
「えっ? いや 気のせいだと思いますよ・・・?」
- Re: 悪ノ娘 ( No.4 )
- 日時: 2011/10/15 21:54
- 名前: 燗 (ID: 5j0aAg4P)
第五章 召使レン
レンは隣国の買い出し中だった
「あとは・・・ まだあるのかorz」
そんなことをつぶやきながら町を歩く
とりあえず珍しい紅茶が飲みたいと言っていたので紅茶屋に
おしゃれなドアをあけるとイイにおいが立ちこめた
「いらっしゃいませ」
ひとりの女性が奥から出てきた それを見たレンはその子に一目惚れをした
紅茶を選び会計をすませた後にレンが「なっ名前はなんて言うんでですかっ・・・!」
ガチガチになりながら彼女に話しかけた それでも彼女はニコッと笑顔で「ミクです 初音ミクです」と返した レンは「ぼっぼくは鏡音レンですっ すすすいませんでしたっ!!」 とダッシュで逃げた
王宮に帰りリンが「・・・レン なんか顔あかくない?」
- Re: 悪ノ娘 ( No.5 )
- 日時: 2011/10/15 00:51
- 名前: な (ID: 5j0aAg4P)
第六章 緑ノ終ワリ
「最近レンが変なのよ」リンが大臣に言った
「たしかに最近元気がないですよね」大臣が返す
「・・・ 大臣 レンのこと調べて!」
「となると どのようにしらべれば・・・」
「探偵よ 探偵に頼むのよ!」
リンは探偵にレンの調査を依頼した
一週間もしないで答えは帰ってきた レンは紅茶屋の娘に恋をしていたのだ
それを知ったリンは怒り狂い我を忘れて 大臣を呼んだ
「大臣!? どこ! 早くきて!」
「はっ おまたせしました」
「大臣!緑ノ国をつぶしなさい」
「はっ それはなぜですか?」
「いいから! 邪魔なのよあの国は!」
訳もなく リンの都合で標的は緑ノ国
たくさんの命が奪われた もちろん紅茶屋のミクも・・・
緑ノ国が滅びた頃にリンは
今日のおやつのブリオッシュをうれしそうに食べていた
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