二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか
日時: 2011/12/23 20:07
名前: 真由 (ID: JBoBzSSK)

初めまして☆ 真由と申します。
いつもは映像のほうで書いていますが、完結しないっ(ナゼダッ)
でも書きたいモノは増えていくばかりということで、こっちでもよろしくお願いします♪

なお、めっちゃ下手です。お許しください。



☆天使は白銀の世界でナニを願うのか

 STAGEI 0 >>1 >>2


 STAGEI 1 〜天使による絶望の幕開け〜

1 死とは >>6

2 Nice to meet you,それから。 >>7

3 地上で暮らすにあたって >>8


 STAGEI 2 〜尊敬という名の恋〜

1 白恋 >>9

2 サッカー部にて >>10

3 キックオフ >>13

4 雪村の回想 吹雪自身が語る真実 >>17

5 失踪 >>18

6 とりあえず、雪村の行方 >>19

7 鬼さん見〜つけた >>20

8 取り返せ!! 記憶喪失者 >>21


主人公      羽入 真白 (はにゅう ましろ)

その他登場する重要な人     吹雪 士郎
                 雪村 豹牙
                 吹雪 アツヤ?

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Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.8 )
日時: 2011/11/17 20:43
名前: 真由 (ID: NGqJzUpF)

3 地上で暮らすにあたって



天使がいた。
わたしに「自分の意志で決めろ」と囁いた。
こんな奴に返事するのも癪だから、無視してやった。


人間がいた。
天使と同じ言葉をつかった。「助けていいのかな?」
どんな奴かと、目を開いた。

「あ・・・生きてた」

よかった、と微笑む人間。どこか天使に似ている雰囲気。
人間は木を見上げる。口には出さず、話している。




生きてたよ。
よかったね。
誰も死んじゃいないんだ。




葉のない幹が揺れた。

「ところで君、どうして倒れていたのかい?」

同じ目線の高さで、琥珀色の瞳を見つめる。清らかだった。曇りがなかった。

「・・・死のうと思って」

「ふぅん」

人間は首をかしげる。
嘘では、ないから。騙しては、いないから。
琥珀色がわたしを責める。

「それで?」

一瞬吹雪が止んだ。
それで? と人間の背後の天使が意地悪く真似した。
睨むと消えたが、人間はわたしが警戒していると勘違いしたようだ。

「えーっと、白恋の生徒だよね。僕はサッカー部監督に就任した吹雪士郎。よろしくね」

差し出された手。おもいやりの手。
みんなを思い出して、胸が痛む。

「・・・白恋中の・・・・・・羽入・・・真白」

精一杯の嘘だ。生きていくための嘘。
それでさえも、琥珀色が苛む。

「へぇ・・・真白ちゃん。何部?」

次はどんな嘘だい? 天使がニヤリと笑う。ほどほどにしろよ、と。
正体がばれると体が消失するらしい。母さんの、必死の冗談かもしれぬが。
それでも、最後・・・とわたしは嘘をついた。

「・・・サッカー部っ」

胸の痛みも限界だった。
人間の手をつかみ、胸に当てて泣いた。
痛みは拭われなかった。
白銀の世界に、わたしのむせび泣きが染みわたる。
琥珀色へ。永遠に継がれる色へと。







Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.9 )
日時: 2011/11/18 17:34
名前: 真由 (ID: NGqJzUpF)

STAGEI 2 〜尊敬という名の恋〜




1 白恋



いったいこの子は何者なんだ。
まさか、アツヤに導かれて戻ってきた亡霊?
もしもそうだったなら、僕は・・・信じられる。


「もう大丈夫」

白恋の校舎が見え始めたところで、少女は唐突に東へ歩き出した。

「ちょ、ちょっと!! そっちは森だよ!!」

聞く耳をもたない。

「・・・しょうがないなぁ」

ついていくか。
久しぶりの森。アツヤと一緒に、熊を相手にしたこともあったけ。
森の緑はしばらく会わないうちに濃くなったみたいだ。
少女の姿が緑に交わってしまいそう。

「おおーい!!」

十分に聞こえていた。少女は手を振ったのだから。
けれど、だんだん視界が悪くなってきて。
消えた。という表現が正しい。
漆黒が名残惜しそうに、僕の目に焼き付いている。


不思議だ。存在がなかったみたい。へんなの。
・・・明日、あえるよね。
白恋中学校サッカー部、羽入真白。

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.10 )
日時: 2011/11/19 18:13
名前: 真由 (ID: NGqJzUpF)

2 サッカー部にて



「おはよう」

朝練にきていたのは雪村豹牙。
・・・そして、雪村の背後に隠れている羽入真白。

「みんなは・・・こないのかい?」

「はい。真剣にサッカーをプレイするのは、俺くらいですよ。さあ、練習しましょう!」

悪びれる様子もなく雪村は言い放つ。

「雪村、言い過ぎだ。朝練に来る来ないはともかく、サッカー部に入ったからには、サッカーが好きなんだよ」

僕の言葉に鼻を鳴らすと、日課のリフティングを始める。現在の目標は500回だそうだ。
羽入はじろじろと雪村を見ている。

「君もボールをとっておいで」

声をかけたものの反応しない。
代わりに、リフティングを休めず雪村がいった。

「吹雪先輩・・・羽入は・・・マネージャー・・・ですよっ!! 報告書・・・読みませんでしたかっ!!」

こくっと頷く羽入。

「あー・・・。ごめんごめん。見落としちゃってたかな? じゃあ、君は、練習メニューとかについて教えてくれるかい」

手招きすると、緊張しているのか顔をひきつらせている。
リフティングを終えた雪村が背中を叩いて押し出した。

「いってこい羽入。先輩はいい人だから」

雪村に何かを囁き、羽入は僕を見上げた。
「罪」を思い出してしまう漆黒だった。



Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.11 )
日時: 2011/11/19 18:28
名前: 風風(スマホ) (ID: /bvDAsaP)


お久しぶりです(;‾ェ‾

>>3のときは、突然すみませんでした、、

いま、五条さんで大変なことに、、、


小説、とても深いですね
口をぽカーンと開けて読んでいました

更新頑張ってください



Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.12 )
日時: 2011/11/19 21:04
名前: 真由 (ID: NGqJzUpF)

お久しぶりです☆ 

口をぽカーンと? なぜに「ぽ」だけ平仮名(笑)

下手な文章にこりず来てくださって、ありがとうございます。

人気投票また五条さんか・・・。

わたしは、だーい好きなキャラの内、一人でも壁紙になってほしいです・・・。


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