二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある魔術のss譚
日時: 2012/02/20 21:44
名前: とある好きな少年 (ID: yFAAjPBD)

とある魔術の禁書目録が大好きで、いつも楽しく読ませていただいております。今回はそんな大好きな作品のssを書けたら、という事で投稿させていただきました。
何分未熟者なもので、文章等至らない点はあるかと存じますが、どうぞよろしくお願いします。

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Re: とある魔術のss譚 ( No.1 )
日時: 2012/02/20 21:57
名前: とある好きな少年 (ID: yFAAjPBD)

序章
(とある日本テレビ局のニュース番組にて)
「臨時ニュースをお伝えします。昨今世界各国で騒がれた各国での集団失踪問題について今日未明、EU各国は本格的な捜索活動に移ると表明しました。今尚行方不明者が続出しているこの事件簿、EUは一連の関連性があると結論付けています。尚行方不明者の捜索には相当の困難を要するという話で学園都市の最新技術を用いた全面的な協力体制を要求し明日の明朝までに迅速な決意表明の提出を念頭に、との事です。様々な諸事情で今日まで野放しにされてきた問題にEUが何故今になって捜索の手を広げたのかは未だ謎のままですが、行方不明者全員による何らかの共通点が原因なのではないか、と専門家は推測を立てています」

Re: とある魔術のss譚 ( No.2 )
日時: 2012/02/20 21:59
名前: ルナ ◆edbysVsZoQ (ID: mogX9zR5)

初めまして!
私もとある大好きです^^
アニメもしっかり見ましたw

更新楽しみです♪
頑張って下さいね!

Re: とある魔術のss譚 ( No.3 )
日時: 2012/02/20 23:07
名前: とある好きな少年 (ID: yFAAjPBD)

ルナさん、はじめまして。
恐縮ながら頑張らせていただきます^^

Re: とある魔術のss譚 ( No.4 )
日時: 2012/02/21 00:14
名前: とある好きな少年 (ID: yFAAjPBD)

学園都市第十一学区。
教育機関の本分に則り、他の学区に比べ学校の数が多い学区である。
治安の方も警備員(アンチスキル)の目が常に行き届いている為か概ね良好で比較的住み安い学区となっていた。それなりに各学校の寮も立ち並び、正に学生の街という風貌だ。
その中でも、大して変わった様子は無さそうなごく一般の寮に、とある少々特別な学生が住んでいた。
白い学ランを羽織り、太陽をモチーフにしたTシャツを着用し、常日頃から頭に鉢巻を巻いている熱血野朗。LEVEL5の第七位であり、謎の能力を所有する男。削板軍覇。
「うむ、今日も良い天気だ。瞬く太陽の光が俺に底知れない正義パワーをみなぎらせてくれるぜ」
家のベランダで腕を組んで一人呟く削板。
「む、もうこんな時間か。さあ、そろそろ朝飯を食わねばな」
ベランダの引き戸を開けて室内へと舞い戻る削板。
時刻は午前四時。人によってはまだ夜だと言う人もいるであろうこの時刻だが、削板にとってはこの時間に起きるのが日課だ。彼はこの時間に起き、学校に備えるのだ。ちなみに彼の高校の始業時間は午前八時三十分である。
「さあ!朝飯を作るぞおおおおおお!」
近所迷惑を顧みず大声で叫んで天高くガッツポーズを決め込む削板。
彼は天性の熱血男なのだ。
キッチンへと向かい、そこで何故か一瞬仁王立ちしてから料理を作り始める。高校生の一人暮らし、食事を作るのを面倒がってカップメンやインスタント食品で済ませてしまう学生が多い昨今、彼は自分でご飯を作るという少数派の人間だ。それもこれも、彼が勝手に自分の中に掲げる目標、よく食べよく寝てよく遊ぶに起因する。さながら小学生地味た目標だが、彼はまあこれを馬鹿みたいに守っているのだ。一介の高校生によく遊ぶとは幼稚過ぎる目標ではないかと友人にもよく言われる(よく寝るにおいても、大抵午後十時には就寝してしまうので悠に達成できている)。
彼の朝食は普通のそれとは少し感覚が違う。
何が違うのかと問われれば色々回答できるが、一番かけ離れている所を挙げるとすれば、それは量だ。量。それが根本的に違う。普通人間が朝食を大量に食べたとして、その量の程は精々茶碗三杯程度だろう。それでも十分な量だが、彼はこれを軽く凌駕する。
茶碗十杯。これが彼の平均的な朝食量と考えて良い。それにプラスαで肉を百獣の王が如く食らうので食費がかかって仕様がない。


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