二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ナルト—ーイタチの後継者ーーー
- 日時: 2012/05/27 16:39
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
こんにちは。黎です。つまらないですが、読んでくれるとうれしいです。出来れば、読んだコメントもほしいので、気軽にコメントしてください。後、わからなかったら質問によるコメントもokです。すぐに受け答えします。なかなか更新できませんがよろしくお願いします。
- Re: ナルト—ーイタチの後継者ーーー ( No.16 )
- 日時: 2012/06/11 19:30
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
「はああああああああああああ!!!!」
ドゴオオオオン!!
と、ほむらが思いきり十拳剣をたたきつけると、その地は深々とえぐられていた。
「クっ…。ほむら…!なんでこんなこと…!」
ナルトはほむらに問う。しかし、ほむらはそれには答えない。
ただの戦闘マシーンになっていた。
「イタチ…。お前は何も知らない子をあんなふうにしてもなんとも思わないのか?!」
「それには答える義理はありません。」
キイン!とクナイの音を響かせるイタチとカカシ。
「おまえ…!」
カカシはキッとイタチをにらみつける。
「うわあッ!」
「!ナルト!」
ナルトの悲鳴にカカシがナルトの方向を見る。
ナルトが倒れこもうとしていた時、その下には、ほむらが刀を構えていた。
「うわああああ!」
ほむらは半悲鳴のように叫び、ナルトに切りかかる。
「ナルトォォォォ!」
カカシが飛び込もうとするが、間に合わない。
「…済まない…。ほむら…!」
イタチが祈るようにつぶやく声はだれにも届いてはいなかった。
「あ…れ?」
ナルトの体に痛みを感じない。
「大丈夫?ナルト。」
その声の主はサクラだった。
「サクラ…ちゃん?」
「間に合ってよかったよ。」
と、サイ。
「サイ…!」
ナルトはポケ〜とした顔で2人を交互に見る。
一方ほむらはサイの超獣戯画で拘束されていた。
「ナルト…。この子は?」
じっとサクラはほむらを見据える。
「…こいつはほむら。昨日話した女の子だったばよ。」
「この子が…?」
サイが驚いたようにほむらを見た。それもそのはず。
昨日ナルトが生き生きと話していたような女の子ではなかったからだ。それに加えて、目に光がない。
しばらくイタチは口を開かなかったが、不意に宣言するようにみんなに告げた。
「…4対2か…。分が悪い。ひくぞ。ほむら。」
イタチの目線がほむらへ向かう。
シャキンとサイの超獣戯画を刀で切るとフラフラと危なっかしい足取りでイタチに近づくほむら。
「…ほむらッ!」
ほむらは倒れた。それをイタチが受け止める。
「…また会おう。…ナルト・・・。」
バッとイタチとほむらはいなくなった。
「ほむら・・・。」
皮肉にも青く澄みすぎている空をナルトは見上げていた。
- Re: ナルト—ーイタチの後継者ーーー ( No.17 )
- 日時: 2012/06/16 18:39
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
ーーー…私、知ってたようで何も知らなかったんだ。ーーー
ーーーもし、私だけがみなさんのこと仲間だと思ってたら・・・。ーー
ーーー私本当に馬鹿だな・・・。−−−−
「ん・・・。」
ほむらはゆっくりと目を開ける。
そこは、暁のアジトのほむらの部屋だった。
「…そっか。私、あの時倒れて・・・。」
むくっと自分の体を起こす。
ギュッとほむらは目をつむると、脳裏に自分をまっすぐな、蒼い瞳で見つめていた少年を思い出す。
「・・・。」
ほむらはうつむいていた。
「ほむら。入るぞ。」
ドンドンと手荒いノックをしてはいってきたのはサソリ。
「サソリさん!どうしたんですか!?」
ほむらはさっきまでの暗い顔を無理やり明るくする。
「…さっきイタチから任務で倒れたって聞いてな。気まぐれで見にきてやった・・・。」
「・・・ありがとうございます・・・。」
心なしか悲しそうに笑うほむらのベッドのドカッと座るサソリ。
そんなほむらの心境に気付いたサソリは、
「…お前、暁のこと、知ったんだってな。」
ほむらは思い切り身を乗り出す。
「…サソリさん、暁ってなんなんですか!?なんで先生はあんなこと…!」
サソリはほむらを一瞥するとすくっと立ち上がった。
「…暁じゃねえお前が知る必要はねえよ。お前がみてるもんそのままだ。」
「私、何も知りません!」
サソリは少し目を見開く。
ほむらは怒鳴ったことがないからだ。
「…お前は知らなくていい。」
冷たい声でつぶやくと、サソリは部屋から出て行った。
ツカツカと不機嫌そうな足取りで歩くサソリ。
その正面から立ちふさがるようにして歩み寄ってきたのはデイダラだった。
「サソリの旦那。ずいぶんとご機嫌斜めと見える。」
「うるせえよ。」
小馬鹿にしたようなデイダラの物言いに冷たくサソリは言い返す。
そんなデイダラもまじめモードに切り替わる。
「で、ほむらの様子はどうなんだ・・・。うん・・・。」
「…かなり、精神面がまいってる。このままだとやばいかもな。」
「…!」
サアッと顔が蒼くなるデイダラに、今度はサソリが小馬鹿にしたように問いかける。
「…じゃあ、今度はお前がほむらの部屋行きやがれ。…くくっ。」
「なっ…。行くわけねーだろ!うん!」
デイダラはゆでたこのように顔を赤くする。
「じゃあ、頑張れよ。デイダラ。」
サソリは勝ち誇ったようなそぶりでその場を去っていく。
「いやみだぜ…。サソリの旦那。・・・うん。」
そんなサソリをデイダラは遠い目で見ていた。
「・・・ほむら。」
イタチはスース—と規則正しい寝息を立てて寝ているほむらの頬にそおっと触れた。
- Re: ナルト—ーイタチの後継者ーーー ( No.18 )
- 日時: 2012/06/17 15:25
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
「行くべきか・・・・。いや・・・でもやっぱ・・・。」
廊下をうろうろと歩き回って悩みまくっているのはデイダラだった。
「うーー・・・ん。」
今度はぐるぐる回り始めた。
すると。
ドン、とぶつかった。
「ってぇなー。ってデイダラちゃんかよー。気をつけろよなー。」
デイダラとぶつかったのは飛段だった。
「んだよ・・・。てめえか・・・、うん。」
デイダラがあっち行け、というそぶりを見せるため、飛段は内心ムッとしながらもあくまで軽い感じでデイダラの肩を組んだ。
「つめてえじゃねかよー。デ・イ・ダ・ラちゃんッ!」
飛段が嫌味たっぷりに言うのでデイダラは飛段の組んでいた手を薙ぎ払った。
「てめーにはかんけ—ねーよ!うん!」
「そんな様子だとお悩みはほむらちゃんかなぁ?」
飛段の冗談のような口ぶりだが、デイダラはボッと、これでもか、と言わんばかりに顔を赤くした。
「ななななわけけねーらろ!うん!」
混乱しすぎて呂律すらおかしくなってしまったデイダラに、さすがの飛段でも何も言えなかった。
(わっかりやっす…。)
飛段はこの7文字をすぐに頭に浮かべたが、言えばめんどくさくなるのは火を見るより明らかなので黙っていた。
そんな飛段をよそに、デイダラは、
「別に…、オイラはほむらのこと・・・。きにして、ねえし・・・。」
しゃべるごとにデイダラの口調はいつもの強気の物ではなく、とても弱弱しかった。
そんなデイダラに飛段はため息をついた。
「…じゃあ行くか?」
「どこにだよ?」
デイダラは怪訝そうに飛段に尋ねる。
「ほむらんとこ。」
ニッと飛段はいたずらっ子ぽく笑う。
すると、デイダラは・・・。
「なッ!なんでだよ!!無理無理無理ーーーーーーーー!!!うん!」
デイダラは今まで以上に顔を赤くすると、ズザザザザと、後ずさりをした。
そんなデイダラに飛段は悪徳業者っぽく笑うとデイダラの首根っこをつかんでずるずると歩いてった。
「やめろ!飛段!うん!」
「まあ、そういうなって!お見舞いだと思ってさ!」
こうして2人は旅立った。
「ゼツさん…。アロエって食べれるんですか…?」
「アロエジャナイヨ。」
「アロエだ。」
「!?」
白ゼツは黒ゼツの言葉にびっくりしていた。
- Re: ナルト—ーイタチの後継者ーーー ( No.19 )
- 日時: 2012/06/17 15:27
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
コメントをくれると幸いです!
- Re: ナルト—ーイタチの後継者ーーー ( No.20 )
- 日時: 2012/06/19 22:32
- 名前: ディ (ID: 8Xw8uslB)
またまた来ましたー!
…こんな夜中のコメントで御免なさい
ゼツの最後のセリフで笑っちゃいましたよ
「アロエだ。」
って…
んじゃ、また来ます!
ハイテンションですみませんでした!
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