二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ニセコイのニジサク
- 日時: 2012/06/19 12:44
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
栖樺です。
コミック一巻を買ったらなんかこう・・・。
書きたくなったので、
手を出してみました。
栖樺にしては珍しく、本編に出てくるキャラを
中心軸として、話を回していきたいと思っています。
とはいえ、ニセコイって、小説にするの難しそうなので、
キャラ崩壊とか、本編との食い違いは悔い違いは、
できれば目を伏せていただきたく・・・・。
まぁ、察してください。
めだか箱、狐僕と並行していけるか不安ですが、
とりあえず、頑張ってみます。
どうぞ、お口汚しならぬ、
お朽ち汚しを、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいかと
- 第4話ー小咲ゴコロ3− ( No.4 )
- 日時: 2012/07/08 14:51
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
「とりあえず、これどーなってんのよ。」
と、千棘ちゃん。
「さぁ、オレ達に聞かれてもなー・・。なぁ、小野寺?」
「う、うん。私もさっききたばっかりで・・。」
すごいタイミングで入ってきた千棘ちゃんに
動じない一条君。
いや、そりゃあ私にとってはすごいタイミングだっただけで、
一条君にとっては・・。うん。
「なんで一人もいないのよ・・。
探しに行こうか?とりあえず特別教室でも・・・」
と、さっき開けて入ってきたドアに
手をかける千棘ちゃん。
どうやら、出れるみたい。
「よかった。」
と、ほっとしたのもつかの間、
「あ、あれ?」
「ん?どうした、ちと、げ・・・・ってお前まさか。」
「あ、開かない。」
「え?」
「開かない。ていうか動かない。」
「は?」
「ど、どうしよう!」
どうやら、ドアが壊れたらしい。
・・・・えぇっ!
「何やってんだよ!千棘っ!」
「はぁ!アタシの所為?!
そもそもこんなこと仕組んだ奴が悪いのよ!
誰よ、こんな小学生みたいな真似した奴は!」
その仕組んだ人はさっき鶫さんと一緒に逃げて行きました。
ともいえず・・・。いえるわけないけど。
「あーもう!」
せっかくるりちゃんがしてくれたのに・・。
いや、私が望んだことでもないけど。
「しっかし、小咲ちゃんも不運よね、
こんな奴と一緒に閉じ込められるなんて、」
と千棘ちゃんが一条君を指差していう。
一条君は何か言いたげな顔をしてる。
「え・・いや。私はに・・・というか、
千棘ちゃんこそごめんね。なんか私達の所為で。」
「あぁ、良いのよ私は、なんかこいつにあってから
こういうパプニングが耐えなくてねー。慣れっこよ。もう。」
後ろで一条君が『誰の所為だと・・。』と小声で言ってる。
それにしても、
『慣れてる』か。
「まぁ、嬉しくはちっともないけどね。」
千棘ちゃん、いいな。
羨ましいな。
家の境遇が似てることもあるんだろうけど、
あっという間に、一条君と仲良くなるんだもん。
なんか、
「ていうか千棘、お前扉くらい壊せるんじゃねーの?」
「え、・・・・。何言ってんの。」
「いや、だからさ、別に猿並みの腕力のお前なら、
こんな薄っぺらいドアぐらい一発なんじゃね?余裕で、」
「で、できるわけないでしょ。ばっかじゃないの!」
「いや、お前ならできる。」
「何その信頼!?」
と、
私がボーっとしてる間にも早くも喧嘩している二人。
ホントにすごいなぁ。
私も・・・・
「なぁ、小野寺だって早く出たいよな?」
「え、あ・・・・。」
しまった。
つまづいた。
言葉が続けられない。
うわ、どうしよう。千棘ちゃんが見てる。
「・・・・うん。」
少し俯きがちに答える私。
そんな私を不思議そうにみながら、
千棘ちゃんはドアの正面に立つそして手を出す。
「なんだよ。結局やるのかよ。」
「し、しょうがないでしょ!
小咲ちゃんが出たいって言うなら・・・!」
やってみるだけだからね!と千棘ちゃんは
何かの姿勢にかまえた。
千棘ちゃん・・・!
やっぱり千棘ちゃんて、良い子だなぁ。
と、そこで、ガラっと音。
「あれ、宮本いないし、ってちょ、桐﨑さんっ!」
舞子君がドアを開けて入ってきた。
でも、千棘ちゃんはもう手を止められないようで、
舞子君を
殴ってしまった。
しかも、かなり強烈に。
舞子君は廊下に倒れた。鼻血を出して。
「あ・・・・ごめん。つい。」
一条君と私は顔を見合わせて、
笑い合った。
結局あの後、通常通り授業を行った。
みんなホームルームの時間になったら、
不思議と帰ってきて、るりちゃんは少し残念そうな顔をしていた。
そして、帰り道。
「るりちゃん、お疲れさま。」
「!・・・ごめん。余計なことしたかも。」
「ううん。そんなことないよ。嬉しかったよ。」
そういうとるりちゃんは、すこし照れたようだった。
「私やっぱり、千棘ちゃんが来てくれてうれしかったんだなぁ。」
「そんなの、」
私もだよ、るりちゃんはそう言って、
「よかったの?」
と、聞いてきた。
「ありがとね、るりちゃん。」
「別に・・・。」
ちなみにその会話を聞いた千棘。
『千棘ちゃんが来てくれてうれしかったよ。』
「・・・・・・。やばい。すっごい嬉しい。」
「お嬢・・・良かったですね。」
と鶫が聞くと、
「うん!たまにはパプニングも悪くないわね。」
と、満足そうな笑顔だった。
そして、鶫は、
「それは・・・。
一条楽と、一緒にいても悪くないという意味ですか・・・・?」
小声で、千棘に聞こえないように呟いた。
「そういえばるりちゃんどうやってみんなを
どこに集めたの?」
「・・・・舞子君に頼んだのよ。」
悔しそうにいった。
「え?」
「男子はお得意の下世話な写真で集めて、女子は・・。」
「女子は?」
「例の写真を一人一枚ごと校舎のどこかに隠してもらった。
ちなみに、まだ見つけられて無い子もいるよ。
まぁ、さすがに明日には机の中に戻しておいてあげるけど。」
「るりちゃん・・・・。」
目的のためには手段を選ばない高校生。
宮本るりであった。
- ちょっと小ネタ ( No.5 )
- 日時: 2012/07/18 19:51
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
「あれ!お母さん。
ここに置いといたクッキーは!?」
「え、知らないわよー。
・・というか触らないわよ。」
小野寺小咲とその母。
と、宮本るり。小野寺家にて、
「せっかく上手くいったから、クラスの
みんなに上げようと思ってたのに・・・。」
「あんた、そんな危険なことをっ。」
「いいの!ていうかお母さん娘の部屋に
勝手に入らないでよ!るりちゃん困ってるでしょ」
「・・・あ、いやそんなことは。」
言うより早く、小咲は母を追い出した。
「るりちゃん知らない?」
「さぁ?」
(こんなもの一条君にあげるつもりかっ!)
るりのバックの中にはそのクッキーの包み。
「うーん・・・まぁ、また作ればいいかな。」
小咲が脳天気で良かったと思うるり。
「そうね、やめたほうがいいと思う。」
「えー、またまたぁ。」
(一条君が死んじゃう。)
クッキーの処分の方法。
「舞子君。これ。」
「えっ!俺に?るりちゃんが?」
「るりちゃんとか呼ばないで。」
「はいはい。」
「もらって、うまくいったから。あげるよ。」
保健室に駆け込んだ舞子をみて、小咲は
首をかしげるばかり。
- 小ネタの [ゾクヘン]について ( No.6 )
- 日時: 2012/07/29 21:10
- 名前: 栖樺 啾 (ID: b5YHse7e)
訳あって投稿出来ない日が
続いたので、したいんですけれど・・
DSでは書きづらい?
いえ打ちづらいのでまた後日
以上 栖樺でした♪
- 小ネタ『ゾクヘン』ver千棘 ( No.7 )
- 日時: 2012/07/30 22:34
- 名前: 栖樺 啾 (ID: b5YHse7e)
「よし出来た!」
何やら千棘が何かを作り終えたらしく
キッチンで騒いでいる。
「すごい!!見た目は少しアレだけど
形は近いわね!!うん、上出来!」
と何かを絶賛する声が聞こえる。
「む?」
と、そこへ鶫誠士郎がやってきた。
「何か怪しい物音がすると思えば
お嬢、何をしているのですか?
もぅ2時を回っていますが・・。」
もちろん夜中の2時だ。
「鶫!あんたこそ何してるのよ?」
片付けをしている千棘の手は
ところどころに火傷の跡がついていた
「私は、いつも通りに夜の巡回をして
いただけですが? 話をそらさない で下さいよ!お嬢。」
「いつも通り??そ、そう・・
私は見ての通り、料理よ!!」
(・・見ての通り??)
鶫から見れば、怪しい魔術なんかの
儀式だとでも言われた方がまだ
現実的だろう。
「そ、そんなこと、私達下の人間に
任せてください!危ないですよ!」
危ないも何ももう怪我をしているが、
返ってきたのは意外な返事だった。
千棘らしいといえばらしいが、
「こういうのは自分で作らなきゃ
意味かないのよ! 気持ちを
込めなきゃね! なんちゃって!」
「お嬢・・・!!」
と、鶫が感動していたときに
後ろから、野太い声が聞こえる。
[おじょーーーーー!!!]
「「!!」」
[お嬢、大丈夫です!]
[ちゃんと気持ちは伝わります!]
[保証しますよ!!]
次々とギャンクの声。
「そうよね!
あ、誰か味見しない!?」
次の瞬間。
一斉に後ろに下がる。
「な、なによう!」
鶫が逃げ損ねた。
千棘と目が合う。
「鶫、食べて!」
「あ、はい・・・.。」
断れず『何か』に手を伸ばす。
何か、は かろうじて丸い形を
しているが、色は黒く、ものすごく
硬く、噛めない・・。
[お嬢。あれは?]
「へ?クッキー。]
[へ、へぇ〜。]
「で、どう?鶫。」
鶫は顔が青くなり、赤くなり、紫になり、黒くなり、白くなった。
そして、
「お嬢、頑張りましたね。」
目に涙をふくませて言った。
(味の感想ですらない!?)
「でしょ!」
だが、千棘は満足そうだ。
[ところでお嬢。これは誰に・・?]
[バカ!許嫁さんに決まってんだろ」
「あー小咲ちゃんとるりちゃん♪」
「[!?!?]」
((これはやばい!!))
千棘以外全員が思った。
続く♪
- 小ネタ『イキサキ』ver鶫 ( No.8 )
- 日時: 2012/08/02 12:16
- 名前: 栖樺 啾 (ID: zRrBF4EL)
(お嬢のつくったこれが、小野寺殿達に・・。)
正直さっきまでは、一条楽にあげるものと
思っていたから、このままでいいと思っていたが、
小野寺達と言えば話は別だ。
(最悪の場合は、死・・・。)
とにかく大変なことになるのは違いない。
(どうしよう・・。)
他のギャング達はどう頑張っても千棘の学園生活に
関与はできないが、鶫は別だ。
一緒に学校にいっているのだから、この件をどうにかできるのは
今は鶫だけなのだ。
(お嬢、すみません!)
そして、鶫は作業にとりかかった。
千棘はもう寝ているだろう。
「お、美味しい!」
「でしょ!よかったぁ!いっぱいあるからね!
るりちゃんも食べて食べて!」
「う、うん。(この見た目でなぜ美味しいの・・・。)」
鶫の作戦はどうにか成功したらしく、
どうにか小野寺達を助けることができたようだ。
昨日の夜、鶫はあの後、
千棘のクッキーに似せた、まったく別物のクッキーを作った。
見た目は千棘と同じように作ったが、
味は成功した。そして、千棘のつくったクッキーは残さず食べた。
そのせいで腹を壊して、千棘達の間に入れないのだ。
(うぅ・・自分でしたことだが。)
「すごいねー千棘ちゃん!」
「そんなことは、結構時間かかったし・・・。」
「確かに、こんだけ量を作ればね・・・。
三人じゃ、食べきれないし・・・・あ。」
るりが何か思いついたようで、
近くにいた楽と集に、
「一条君。舞子君。お願い。」
「おぉ! 手作り!」
「なっ、宮本、小野寺!食って大丈夫なのか!
気持ち悪いなら無理しないほうが・・・!!」
「し、失礼ね!大丈夫よ!小咲ちゃん達も食べてるんだから!
ほら、食いなさいよ!アホダーリン!」
ムリくり、楽に食わせる千棘、
鶫もなんとなく傍による。
自分の作ったものの評価が気になったからだ。
「どうよ!」
「あ、うまい・・・。嘘だろ。すげぇな。これ。」
「!」
(ほ、ほめられた!あ、違うかほめられたのはお嬢だ。)
「でっしょー!見た目じゃないのよ!」
「うぐっ。」
小野寺敵にはぐさっとくる言葉だった。
「へぇーホントにうまいな。桐﨑さんすごいじゃん」
と、集も褒める。
「なんか舞子君が言うと、嘘っぽく聞こえるわね。」
「なんか俺にきつくないか・・。」
「鶫は?食べないの?」
「あ、私は、ちょっとおなかが・・。」
「そう・・・。残念。」
(すみませんお嬢。)
みんなから絶賛さら千棘は少し照れる。
そして、楽から驚きに一言。
「これだけ作れれば、将来良い嫁になれるな。」
「「なっ!」」
千棘と鶫が同時に反応する。
(あ、しまった!)
「?鶫・・・・?」
「あ、いや。その・・。」
言葉に詰まる。
「そうだよね、良い嫁なんてまだ早いわよ。一条君。」
とるりがフォローしてくれた。
「あ、宮本殿・・。」
「そ、そそ、そうよ!嫁なんてばっかじゃないの!
誰があんたの嫁なんて!冗談じゃないわよ!」
「何も、俺のとは言ってねーよ!
勝手に勘違いするなよ!思考回路が単純なんだから。」
「う、うるさいわね!」
千棘と楽が騒がしくするなか、
小咲は、
(そっか、そうだよね。よかった。)
と、一安心。おそらくるりの発言はこれが狙いだろう。
そして、
鶫誠士朗といえば。
(ちょ、ちょっと、嬉しかった。かもしれん。)
と、顔を赤くし、その目の前にすわる舞子は
(良かったな!誠士朗ちゃん!)
と、親指を出し、ウインクした。
鶫は瞬時に舞子を殴った。
(嫁、か・・・。)
鶫には嬉しい出来事だったかもしれない。
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