二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 百日紅
- 日時: 2012/07/11 17:28
- 名前: 紫音 (ID: ???)
銀魂の二次創作です!
興味のある方は読んでくださいm(_ _)m
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- Re: 百日紅 ( No.1 )
- 日時: 2012/07/11 17:33
- 名前: 紫音 (ID: ???)
——————闇
目を開いて、最初に入って来たのは、"闇"だっ た。
何もない
誰もいない
その光景に、何故か少し不安になる。
もう、孤独には慣れていたはずなのに。
分かっていたはずなのに。
———自分の血で汚れた手では、誰とも触れ合えないと
その時だった。
『 』
(…………?)
何か、頭の中に直接響いてくるような声が聞こえた気がした。
そしてそのまま、何かに誘われるように、足を進ませる。
ドンッ
少し進むと、足に何かがぶつかった。
不思議に思い、足下を見てみると
そこには
新八と
神楽が
血まみれになって、死んでいた。
絶句する。
目に映っているのに、理解が追い付かない。
頭が理解しようとしない。
「—————あ」
出た言葉は、これだけ
思わず後ずさる。
しかし、また足になにかが当たる。
おそるおそる振り返ると
視界いっぱいに広がる
自分の大切な人たちの
死体
死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体
「——————」
今度は、声すら出なかった。
『おまえのせいだ』
その言葉に、びくっと体を震わせる。
その声は、静かな、静かな、静かな、しかし、威圧感のある声
『おまえのせいだ』
「………ちがう」
しかしその声は、闇に吸い込まれ、自分にも聞こえない
『おまえのせいだ』
『おまえが弱いからこいつらを守れなかった』
『俺に体を渡せ』
『俺が代わりに復讐してやる』
「………やめろ」
ふと前を見ると、声の主が立っていた。
『俺に体を渡せ』
そいつはゆっくりと近付いてくる。
「やめろ…やめろ…やめろ…」
そして"そいつ"は、自分に触れようと—
「…………っっっっ!?」
- Re: 百日紅 ( No.2 )
- 日時: 2012/07/11 17:36
- 名前: 紫音 (ID: ???)
「…………っっっっ!?」
「銀さん!?」
「銀ちゃん!!」
目を覚ます。
目に入って来たのは、新八と神楽の心配そうな顔だった。
「銀さん大丈夫ですか?すごいうなされてまし たよ」
「何か怖い夢でも見たアルか?まったく子供アルな」
神楽は銀時をからかいながらも、心配しているのが顔でよく分かった。
銀時は深呼吸をし、心拍数を落ち着ける。そして、いつも通りに2人に話し掛ける。
「何だよ朝っぱらから。銀さんまだ眠いんだけど?」
「いやもうお昼時ですから!!とりあえず起きてください!!」
新八(駄眼鏡)に怒鳴られ、渋々起きる銀時。
「いや誰が駄眼鏡だあああああ!!」
ナレーションにツッコミしないで下さい。
「じゃあいい加減駄眼鏡って止めろおおおおお!!」
このままだとグダグダになる可能性大なので、少し割愛。
そして3人は昼食を食べ始める。
ふと、銀時は今日が松陽先生の命日であること を思い出す。
銀時は話を切り出した。
「新八〜神楽〜」
「はい?」
「何アルか?」
「今日俺ちょっと1日中出かけるから、店番たのむわ」
「そうなんですか?依頼じゃないんですか?」
「私たちも行きたいアル!」
しかし、銀時はそれをやんわりと拒否する。
「でーじょーぶだって。夜には帰って来るから」
「…分かりました」
「なるべく早く帰ってこいヨ」
昼食を食べ終えると、銀時は早速出かけていった。
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