二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 転生ばっかですが文句ある!? [D灰]
- 日時: 2012/09/30 21:21
- 名前: 魔堂 (ID: 7kf.zKti)
えとー、はじめましてー!!
魔堂やらなんやら、まぁそんな感じの奴でございます←
だーーーーーいぶ前にここで小説書いてましたー。
『死にました〜』なんちゃらかんちゃらでしたね!!はは!!(`∀´)
まぁ見事にgdgdな文章書いてたねー、って感じです。
今回からD灰小説書いて行こうかなと!!
アレン達かっけーっすね!!二次元ひゃっふぅっ!!
とまぁテンションおかしいっすけどお気になさらず☆
一応まともです←
昔っから転生モノが大好きなんですな。
ので、今回も転生でいっちゃうぜひゃっふぅって感じです。
またおかしいけどスルーしちゃってください←
とまぁ前置きなげぇなこの野郎って感じですが無視で無視で。
主人公は大馬鹿野郎です。はいてんしょん野郎。
うん、俺みたいな奴ですね!!
でも決めるときは決めるって言ういかにも二次元な人。
さぁ、今日から頑張っていきたいと思います!!
原作沿いでのんびり張り切っていきますbb
◆目次
[転生編] 00.序章 >>01
01.新世界 >>02
02.西洋剣 >>03
Page:1
- Re: 転生ばっかですが文句ある!? [D灰] ( No.1 )
- 日時: 2012/07/25 15:26
- 名前: 魔堂 (ID: BKd.hc6i)
- 参照: バベルが最近お気に入り。歌いにくそうだけど。
[転生編 00.序章]
——気が付いたら白い空間でしたと言ったら、驚きますか??
答えはYESだ。だってさっきまで普通に横断歩道を歩いていたのだから。
どこもかしこもが白い空間で、少年は寝ころんだままの状態で上を見た。半開きの口は唖然としていることを表しているのだろうか。
おれんじ色の髪の少年は、小さくため息をついた。のっそりと身を起して、呆れた目でまっすぐに前を見る。何もない少年の正面。だが、少年には何かが見えているようだった。
「……で、なぜに俺は死んだのでしょうか。さっきまでは学校から帰る途中でぶらぶら歩いてたんですが。説明プリーズ」
確かさっきまでは某庭球漫画の世界にいたはずである。
いつも通り家に帰ろうとしていて、横断歩道を歩いていた。そして気づけばこの白い空間だ。
ちょっとつり気味の碧眼で、少年はじっと正面を見つめた。
『——ごめんなさい……』
「さてそれをきくのは何度目でしょーかっ!! 答えてくださいおじょーさんっ!!」
『……35回目ですっ!!』
「だーいせーいかーいっ!! って、え、マジ?? そんなに聞いてんの??」
少年の前にいきなり現れたのは桃色の長い髪をした小さな少女だ。
“長い髪”なんてものではない。長すぎる髪だ。その少女の身長の二倍ほどは長いだろう。
雪の様に白い肌をした少女は、その翡翠色の瞳でじっと少年を見た。
『ま、また失敗してしまいました……。トラックを暴走させちゃいまして……』
「……で、俺はそれにぶっとばされたと??」
『…………ハイ』
少年は“転生者”である。はじまりは、数年前のとある日。
発端は飛行機の墜落だった。奇跡的に乗客全員が無事だったと思えたが、一人だけ死者が出たのだ。それがこの少年だ。
そして気づけばどこかも分からない真っ白な空間であった。
そこで出会った少女によると、少女は“神様”であり、少年の運命を変えてしまった……らしい。
元は死者はでない予定だったそうだ。
(で、あの日から俺の転生が始まったんだよなー……)
お詫びにどこへでも転生させてあげませう!!とほえられ、少年がはじめていったのは某海賊漫画の世界だった。
が、そこでは戦闘中にやられて少年は死んだ。
神との約束では『その世界で、生きられなかった分を過ごしてきて下さい!!』だったはずだ、と再び空間に戻った少年は言った。
が、返ってきた言葉は……。
『失敗しましたーっ!!』
——だった。
その後も少年は幸せになる為いろいろな世界へ飛んだ。
某超次元蹴球漫画の世界、某死神漫画の世界、某錬金術漫画の世界、某剣客漫画の世界、某超能力漫画の世界……などなど。
そのたびに少年はあり得ない死に方をして、空間に戻れば見事に『失敗しました』の繰り返しである。
「……俺、転生ばっかしてるねー」
『も、申し訳ありません。つ、次はしっかりします!! ですからチャンスを!!』
「うぉい、なんでそんな上司と部下的な展開になってんの?! つか怒ってないし!! 大丈夫だよ!!」
『……うう…っ』
「だーーーーっっ!! で、次は何処へ?!」
重い空気は嫌いである。
少年は慌てて少女(ドジっ神)に尋ねる。少女は涙目でぼそぼそと説明を始めた。
『つ、次は……某悪魔祓い漫画の世界です……』
「うん、って言っても結構あるからね。ちゃんとタイトル言おうね!!」
『で、でーぐれーまん?? です……』
ちゃんと覚えてねぇのかよッッ!!と突っ込みたくなったが、あえてそこは抑えた。
正しくは『D.Gray-man(ディーグレイマン)』だろう。少年も普通に生きてた頃に読んだ事はある。
(確か……イ、イノセント?? とかでてきたっけか??)
『“イノセンス”です……』
「はい読心どーも。で、俺の“イノセンス”ってやつは何??」
『それはあちらに行ってからわかるかと……』
「あー教えてくれないのね、はいはい了解」
『す、すいません……。で、では行ってらっしゃいませ!! 今度は失敗しないようにします!!』
「よろしくっ!!」
次の瞬間、少年の意識はぷつりと途絶えた。
* * *
はい、序章ですね!! 本気でgdgdすいません。
読んでいただけた方、本当にありがとうございます。
- Re: 転生ばっかですが文句ある!? [D灰] ( No.2 )
- 日時: 2012/07/27 23:10
- 名前: 魔堂 (ID: ADUOsQyB)
[転生編 01.新世界]
「レオお兄ちゃーん!! レーオーおーにーいーちゃーん!!」
「ふ、わ〜あ……。おあよ〜……ルナ〜……」
彼の少年が転生して7年——レオ・シャーリーは7歳になった。
“ルナ・シャーリー”は、レオ・シャーリーの2歳下の妹である。もっとも、レオよりもしっかりしているのだが。
おれんじ色のぼさぼさの頭をかきながら、レオはどっこらしょっと起き上る。
ここはイギリス——その一町にレオは生まれついたのだった。
「ルナ……、これ、何だ??」
一言。——ルナ・シャーリーは料理が下手くそである。
レオの前に現れた“料理”と言えるか分からない物をレオは見つめた。
おれんじ色の腰まである長い髪を持つルナは、むぅっと可愛らしく頬をふくらませ、上目遣いでレオを見た。
レオはそんなルナを苦笑しながら見つめる。
「……朝食」
「……この真っ黒焦げ焦げが朝食か」
「じゃあ食べなくていいよぅ!!」
うがーーーっっ!!!と叫びながらルナは自分の作った黒焦げを口に入れて行く。
レオはドン引きした表情でルナを見つめつつ、とばっちりを食らわないように少しずつ間をあけて行った。
(ぜ、ぜったいあれ死亡パターンだな……)
1度外に出たレオは、憎らしいほど青い空を見上げる。
この世界に来たが、“イノセンス”らしきものは全く見つからなかった。早朝の体操(首をボキボキ言わせる)をしながら、のんびりとレオは考えた。
(せっかく来たってのに、何のおとさたもなしかよ……)
首が最大限にボキッと言った瞬間、家の中からも物凄い音が聞こえた。
たぶんルナが死んだのだろう。料理が不味すぎて。が、レオは、何も悪くないと自分に言い聞かせてやった。
「さってと!! 今日も無難に過ごしますかー!!」
生きられるのは最高だなー!!とレオは叫びながらいつもの郵便配達の仕事に向かおうと急いだ。
新聞配達をしてお金をもらう。これで何とかレオとルナは生活している。
母はいない。母親は交通事故で亡くなったのだ。父親は——その母親が亡くなってから、ずっと状態がおかしい。
食欲、気力、生気——その全てがないのである。ずっと家内で椅子に座り、ぼーっと窓から外を眺めているだけだった。
(大丈夫かな……。まいふぁざーは……)
配達に行く前に様子を見に行こうと思い、レオはもう1度家に入る。
父親の部屋の前に立つと、軽くノックをし、中に入った。
いつも通り——本当にいつもどおり、父親は外を見ていた。トレイにおいてある食事には全く手をつけていない。やはり、様子がおかしかった。
(母さん死んで、すげぇ辛そうだったからな……)
いくら転生者で本当の父ではないとしても今は自分の父親だ。
レオは少しだけ笑みをこぼした後、いつも通りの明るい声で父親に話しかけた。
「父さん、まーたご飯食べてないじゃん!! ちゃんと食べねぇとよくなんねぇよ??」
「……アァ。スマナイ、レオ。イマ……オナカ、イッパイナンダ」
「なーんでだよ、何もくってねぇのに」
ケラケラとレオは笑いながら、父親の肩を持つ。
外をじっと見つめ続ける親の横顔をじっと見つめた後、悲しそうに微笑んだ。
「父さん……。頑張ろうな、絶対元気になれるよ!」
「……アリガトウ、レオ」
そのままレオは仕事へと出かけた。
——コの時、レオは事ノ酷さニ気づイていナカった。
- Re: 転生ばっかですが文句ある!? [D灰] ( No.3 )
- 日時: 2012/09/30 21:19
- 名前: 魔堂 (ID: 7kf.zKti)
相変わらずの放置魔でまじさっせん☆←
じゃなくてすいません。
[転生編 02.西洋剣]
「おやレオ、おはよう」
「あ、花屋のおねーさん!! おはよっス!!」
「まぁ、おねーさんだなんて」
ぱっと見て40〜50代の愛想のいい花屋のおばちゃんは嬉しそうに笑っている。
1度おばちゃんと間違って呼んだことがある。その日丁度花屋に花を買いに行けば完全スルーされた。だからレオは学んだ。
(絶対おばちゃんと呼んではいけない……!! 世の理だ……!!)
ほいっと新聞を配り世間話を少しだけ交わす。
これでもこちら側の世界でレオは人気者である。妹のルナと共に街のアイドルだ。
新聞配達も終了し、レオは息を吐いた。
「終わった……。よし、とっとと帰るかー」
癖か何なのか、首をボキボキいわせながらレオは帰路につく。
天気は快晴。暑くもなく寒くもない季節であり、早朝から街は人でうめつくされている。そしてここは本当に平和である。
転生者のレオだが、ここまで穏やかな街に生まれたのは初めてだった。
「……ん?」
人混みをかきわけながら歩いていた時、ふとレオの目に猫が映る。
段ボールの中に丁寧に入っている猫はまだ小さかった。真っ白な猫で、レオを見ると可愛らしい鳴き声で鳴いた。
「可哀想に……。おいで?」
チチチッと鳴いて呼んでやれば素直にレオに寄ってくる子猫。
なついたのだろうか。体をすりすりと擦りつけてきた。動物好きなレオは完全に惚れた。
「よしっ、連れて帰る!! って……あれ?」
段ボールの陰に隠れていて見えなかったが——剣もそこに捨ててあった。
鞘は少々錆びていて、柄も綺麗とは言えない状況だ。剣はどうなのか分からないが、どうやら西洋剣の様である。
柄は漆黒。問題は剣だ。綺麗なのか、なんてレオは思った。
「さ、触っても……大丈夫だよな? な、タマ?」
「ミー」
外国で拾ったのだが日本風な名前をつけられてしまった子猫は元気に返事した。
タマ(自称)にも返事をしてもらえたので、レオはそろそろと柄に手をかける。その瞬間、何故か手が熱くなった。
少し不思議に思いながらも、柄をゆっくりとひく。
「うっ…わ……!! すげぇ……!!」
日の光を帯びて剣先まで光る——錆びのない銀。
切れ味良さそうだ、なんてレオは思った。だがこれは他人の物である。すぐに鞘の中におさめると、剣をその場に置いた。
「さて、まじで帰るかタマ! ルナと父さんにも紹介しないとな!!」
それでも、何故かレオの頭から剣のイメージが離れなかった。
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