二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

バカと二年と全面戦争
日時: 2012/10/13 23:20
名前: ブラックJAPAN (ID: p2pYjaNT)

2年生全員で試召戦争をするとどうなるか…という名目で作りました。 明久×翔子が見たかったから作った。反省はしている、後悔はしていない。明久×翔子が気に食わないと言う人はまわれ右でお引き取り下さい

Page:1



Re: バカと二年と全面戦争 ( No.1 )
日時: 2012/10/13 23:23
名前: ブラックJAPAN (ID: p2pYjaNT)

いつもと変わらない日常の中、僕たちFクラスの面々は昼食が終わりいつものように雑談をしていた。そんな日常を破るかのようにアナウンスがなった。



”ピーンポーンパーンポーン”



「なんだ明久、また何かやったのか?」
「馬鹿なこと言わないでよ、雄二がまた何かやっただろ?」
「またおぬしらは」


ふん、どうせ馬鹿でゴリラ顔な雄二に決まってるさ。


「アキ、今度は何の悪さをしたの?」
「明久君、正直に言ったほうがいいと思います」
「…………今ならまだ間に合う」
「みんなしてひどいよ!」


姫路さんも美波もひどいよ。まあちょっと、ほんのちょっとだけ人より呼び出しの回数が多いからって…こんなに真面目な僕が呼び出しされるなんて……あっ、もしかして一昨日職員室で鉄人の湯飲みを壊したのがバレたのか?いや、昨日野球したときに割ったガラスのことか?いや…



”2年生全クラスの代表は至急学園長室まで来てください”



ほら!やっぱり僕じゃなかった!


「ん?珍しいな、あのババアが代表全員を呼び出すなんて」

そう言ってのんびり教室を出て行った。どうせ素行の悪い雄二に対する警告だろうけど



「珍しいわね、アキが呼び出されないって」
「でも代表を呼び出してなんなんでしょう?」
「うぅ…みんなして。秀吉、僕をなぐさめてよ」
「きゅ、急に抱きつくでない…びっくりするではないか…」


キュートで可憐で可愛い秀吉になぐさめてもらわないと僕がみんなのイジメで身も心もボロボロになっちゃう。でも頬を赤く染めてる秀吉可愛いな…はっ、殺気!そう感じたと同時にコンパス定規にペンが飛んできた。



「「「ちっ」」」

「こんな攻撃が当たるとでも?」



 間一髪だった。あとコンマ1秒でも遅れていたら即死だった!それより早く逃げなきゃ!



「吉井が逃げたぞーーーっ」
「追えーーーーっ」
「我らが木下に抱きつくなど羨ま…処刑だ!」
「A〜D班は吉井の追跡、E班はムッツリーニ指導の下吉井の居場所を特定、F班は連絡・処刑の準備を」
「「「「「ラジャーーッッッ」」」」」


「あやつらも飽きないのう、島田、姫路」
「まったくねえ、じゃあウチは貼り付けの準備を」
「ええ、まったくです。美波ちゃん、釘バットは10本で足りそうですか?」
「お主らもの」

なんとも平和(?)なFクラスがあった。


〜学園長室〜


「…と言うわけだよ」

ババァがそう言っていた。どういうことかというと、2年生全クラスで試召戦争をしようということらしい。


「おい学園ty…ババア、なにが”というわけだ”だよ!」 
「いきなり不躾だね…まあそれはお互い様だよ。それよりどうするんだい?」
「どうするもこうするも俺はやらねーぞ」

ババァが提案したことにろくなことが無い。こんなことで時間なんか無駄にできるかよ。


「いつも通りにペアチケットじゃ納得せんだろ。勝者のチームには大学の推薦枠をやろう」

何……だと……。文月学園の推薦枠はかなりの上位校の推薦ばかりだ。その権利をこんなお遊びの試召戦争でやるなんて思えない。


「……学園長」
「なんじゃ?霧島」
「……1クラス50人はいる。それは無理がある」
「そうさね、流石に全員は無理だ。試召戦争で活躍したものにだけ与えるものだ」



学園長の話をまとめると、
一、勝者のチームでの代表
二、勝者の活躍した生徒
三、試召戦争中に戦死したものには推薦枠は与えない
四、敗者のチームから最大3人にも推薦枠を与える



「随分と太っ腹ですね、学園長」
「疑ってるようじゃな、根本。アタシは坂本の馬鹿のように嘘は言わんぞ」
「なんだとババァ!」
「だけどなんか大雑把じゃない?活躍って具体的に言って何なの?」

小山が言ってる通り、活躍といっても幅がありすぎる。何が活躍なのか…

「活躍の内容はアタシが決める。今回の試召戦争では、いつもと仕様を変えて行いたい。2チームに別れて戦争をする。2年生は大体300人程いるから…」 



また話をまとめると、
一、学年代表の霧島が好きな生徒を40人選ぶ。
二、ただし、クラス代表は選べない。
三、地区ごとに戦争する教科は決まっている。
四、霧島のチームには各教科+50点を加点する。
五、総合教科は今回の試召戦争では無し。

「大体こんなものか。あとは勝者のチームには学食一週間分免除してやろう」
「…やらねえって選択肢は無いのか?」
「その時にはアタシから霧島に素敵なプレゼントをするだけだ。これを役所に提出するだけだがの」

チラッと何かを見せられた。俺はそれが何かがすぐにわかった。と同時に出てもほしくない冷や汗がだらだら出てきた。それは俺と翔子の婚姻届だったからだ。


「なんでババアが持ってるんだ!っていうか俺たちは未成年だぞ!受理されるわけが無い!!」
「アタシを誰だと思ってるんだい。そんなこと朝飯前だよ」
「……雄二は出なくていい。赤ちゃんは9人でいいよね?」
「全力で出させていただきます」
「……雄二は照れ屋さん」
「…チッ」

どうせ翔子がババァに渡したんだろ。だがいい機会だ、この試召戦争であれを取り戻そう。

「だが俺が勝ったらあれは返してもらうぞ」
「……かまわない」

…?やけに翔子のやつ素直だな。どうせ負けても俺から奪う気だろうが。

「じゃあ決まりだね。これからクラスに戻って説明してもらう、で今日の放課後に体育館に集合だ。霧島にはそこでチームの仲間を選んでもらう。実際試召戦争をするのは明日からの土曜の9:30からだ」

翔子のやついつになく強気だったな…まあいつも強気だが、なんだか焦っているような。気のせいだろうがな。そんなことよりも作戦でも考えるか。

「俺ら喋ってないな…」と平賀。

「…うん」と中林。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。