二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【レイトン】 英国紳士の談話室
- 日時: 2010/04/09 18:50
- 名前: 香奈 ◆lDuGViT7XU (ID: 6p/pMq8e)
気まぐれ野郎の香奈です初めまして!!
タイトルに特に意味はありません!!
ここでは短編(SS?)を書いていくので、ガッツリ読みたい方は戻ることをおすすめします。
といっても一話がどのくらいの長さになるかはその時々で変わります(気まぐれ野郎です
あ、コメントなんかいただけるとすごく嬉し(殴
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- Re: 【レイトン】 英国紳士の談話室 ( No.1 )
- 日時: 2010/04/25 20:14
- 名前: 香奈 ◆lDuGViT7XU (ID: 6p/pMq8e)
※デスコールとレイトンの話。なぜか剣で戦ってます。
【それは】
私の繰り出した一突きが白い仮面すれすれを掠り、彼の唇がゆるやかに弧を描く。顔の上半分を覆う仮面のせいで表情の全ては読み取れなかったが、こちらが必死になっているさまを見て密かに楽しんでいるような、そんな笑みだった。
私は襲いかかる白銀の風をいなしながら、動きのどこかに隙がないか目を光らせた。
しかし、剣の振りにも足の踏み出し方にも、全く無駄がない。私が斬りかかれば相応に剣を打ち合わせ、そのままつばぜり合いになればどこにそんな力があるのかというほど渾身の力で押してくるし、たまらなくなって払いのけると素早く私の懐を突いてくる。
よけて彼を見たところで、はっと気がついた。振り返った彼の肩は、微かに上下している。
それでも変わらず微笑は張り付いたままなところに、私は疑問を感じた。
するとそんな私の心を知ってか知らずか、デスコールは空いているほうの手を口元に寄せ、
ごほんと咳払いした。
「何が気に食わない?」
どうやら顔に出ていたらしい。
私はいや、と首を横に振った。
「君はどうして戦いの最中でも静かに笑っていられるんだろう、と思ってね」
黙っていてもこの男は聞いてくるだろうと思い、素直に話すことにした。
微笑はいつの間にか消えていて、デスコールは口元に手を添えたまま、しばらく私をじっと見ていた。(仮面があるのでこの場合、見ていたというのはおかしいが、仮面の角度から推測するときっとそうだろう)
それから長い間沈黙が続いたので、
「愚問だったね。気にしないでくれ」
そう言って再び剣を構えようとすると、待てと動きを止められた。
怪訝な顔をする私の前で、デスコールはうつむいてくっくっと笑いだす。
そうか。なるほどな。
そんなつぶやきが彼の口から漏れたような気がして、私は首をかしげたくなった。
この男はよく分からない。
ひとしきり笑い終えたところで彼は顔を上げた。その顔には笑みが浮かんでいた。
たださっきまでのそれとは違って、どこか不格好な笑いだった。
「愚問だな。確かに」
愚問だなと言う割には随分楽しそうじゃないかと思ったが、口には出さずに、心の中にとどめておくだけにしておいた。
それから再度剣を交えたが、襲いかかる剣に力はなく、どうして会話しただけでこんなにもキレがなくなるのかと、私は不思議に思った。
あとがき……一発目の話がこんなのでいいのだろうか(汗
なんかこう、剣が書きたかったんです。
- Re: 【レイトン】 英国紳士の談話室 ( No.2 )
- 日時: 2010/04/26 19:14
- 名前: 香奈 ◆lDuGViT7XU (ID: 6p/pMq8e)
※レイトン。ちょっと長めにする予定です。
【空白は埋まらない】
私を殺そうとしているのは誰だ。
研究室の机に向いながら、私は書きかけの論文にありったけの意識を集中させた。
しかし目の前の字に集中しようとすればするほど、脳にはびこるその疑問が他の思考を寄せ付けないことに気がついて、仕方なく視線を上げた。
時計を見ると、すでに十二時をまわっている。
最近は研究室に泊ることが多かったが、時折レミがやってきてお菓子を差し入れてくれたりするので、空腹にはならなかった。
さっきもここに来て、ショートブレッドがラッピングされたものをくれた。
ありがとうと受け取ると、彼女は茶目っ気たっぷりに片目をつぶって「自信作です!」と親指をたててみせた。
彼女なりの気配りのおかげで、自分を狙う者の存在に張り詰めていた心も少しはほぐれるというものだ。
- Re: 【レイトン】 英国紳士の談話室 ( No.3 )
- 日時: 2010/05/20 13:10
- 名前: 黒魔女アール (ID: owa39mxZ)
おぉっめちゃくちゃ面白い!
更新頑張って!\(^o^)/
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