二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- きっと世界は壊れていくので。【銀魂】
- 日時: 2010/08/02 22:00
- 名前: 李久 (ID: wb/HWNDK)
こんにちは、こんばんは。
李久です、女です。
今書いてる別の小説と同時進行ということで
新しく始めたいと思います。
別に飽きたわけじゃありません。
ただ・・・もっと自由な作品にしたかったんだ←
ジャンルは恋愛0.2%、残りは未完成のギャグです。
ちょいちょいシリアス入れたいなとかも思ってます。
では注意書きから!
1:原作沿いなのでネタバレ含みます
2:オリキャラがいます
3:流血表現含みます
4:亀更新、gdgd表現です
以上が許せる方のみどうぞー。
—目次
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- Re: きっと世界は壊れていくので。【銀魂】 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/01 21:59
- 名前: アリス (ID: /jbXLzGv)
題名に惹かれてやって来ました(
内容も面白そうで、楽しみです!!
頑張って下さい♪
- Re: きっと世界は壊れていくので。【銀魂】 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/02 19:04
- 名前: 李久 (ID: wb/HWNDK)
@アリスさん
訪問ありがとうございます!!
いや、内容はあれですよ・・・←
更新頑張りますね!
コメントありがとうございました^^
- 第一章 天パと酢昆布、時々メガネ ( No.5 )
- 日時: 2010/08/02 22:23
- 名前: 李久 (ID: wb/HWNDK)
五月のとある日。
気持ちのいい朝だった。
その朝に私の全てが奪われた。
「返せェェェェェェ泥棒ォォォォォ!!!!」
・・・・・そう、何もかも。
第一訓 空を舞う刀には気をつけて
そう、始まりは些細な事だった。
親戚のおばさんの家に預かってもらっていた私は
近所の人の話にうんざりしていた。
もう16歳なのに、とか。
おばさんに迷惑かけて、とか。
そうして噂話や悪口が好きな彼女達は
私が通った後、必ず私の名を口にする。
藍ちゃん、藍ちゃん、あの子、邪魔な子。
騒音のような、雑音のような、
耳障りなその声は私の脳内で繰り返される。
私がおつかいに出たとき、決定的な言葉を
耳にしてしまった。
家族を事故で失った私は親戚のおばさん、
道子さんだけが頼りだった。
頼りだったし、何より信頼していた。
「私もね、そろそろ藍ちゃんの世話をするのは限界なの。
あの子の母親も思い出しちゃうし。
正直、そろそろ出て行ってほしいなーなんて。」
「じゃあ、あなたのお望み通り出て行きます」
そう言って私は、母さんが残してくれたお金を
一円も残さず持って家を飛び出した。
まさか、母さんのことまで言われるなんて。
苦しかった。殴りたくなった。
本当に泣きそうだった。
そして今、本当に泣きそうになっている。
「だからとまれっつってんだろォォォがァァァ!!」
有り金を全てかっさらっていった悪党は
徐々にスピードをあげながら逃げていく。
人通りの少ない道に入ったとき、
私は決心して腰に差していた刀を抜いた。
4本ある中の、一番ぼろい使えない奴。
それを思いっきり振りかぶって、
投げた。
「いってェェェェエ!!」
当たったようだ。
「いってェェェェエ!!!?」
・・・・当たったようだ、二人に。
- 第一章 天パと酢昆布、時々メガネ ( No.6 )
- 日時: 2010/08/02 22:48
- 名前: 李久 (ID: wb/HWNDK)
第二訓 起こってみるまで何が良いかはわからない
「あのー・・・大丈夫ですか?」
悪党から所持品を取り返した私は、
一人の被害者の傍にかけよってみた。
しかしいくら話しかけても全く返事がない。
・・・・返事がない。ただの屍のようだ。
「嘘!?悪口にまみれた世界から逃れたと思ったら
次は暗闇の中で生活しなきゃなんないの!?
結局私が悪党でしたみたいなオチで終わんの!?
返事してよォォォ!!天パァァァァア!!!」
「天パじゃねェェェェエ!!」
「あ、起きた!」
ひとまず安心。
目の前の天パは頭を押さえながら私を見た。
・・・死んだ魚の目、銀色の天パ。
少し高めの身長に、がっしっりした手。
なんだ、よく見たらかっこいいじゃないか。
「何、君よく見たらかわ「黙ってください。」
・・・ひどくない?ねェひどくない?」
自分でも酷いと思う。
ヘタすれば、打ち所が悪ければ死んでいたのだから。
でもそれはないだろう、起きてすぐそれはないだろう。
しかも何か同じような事思っていた辺りが、
「むかつきます。」
「さっきからすごく酷いよ!!?
しかも超いい笑顔!!!」
「すいません、勢いで。・・・あっ、」
そう、私は目的を忘れていた。
このままでは、出て行ったくせに
へこへこ頭を下げて帰る羽目になってしまう。
それだけは絶対に避けたい。
「ん、なに?」
「この辺で、住み込みでバイト雇ってくれるとこ、
あなたご存知ですか?」
「住み込みで・・・バイト?」
その瞬間、天パはにやっと笑った。
今まで見てきた中で、一番いやらしい笑みだ。
何かある、私はそう確信した。
「うち、うちで働かない?」
「是非!!」
何かあってよかった。
- 第一章 天パと酢昆布、時々メガネ ( No.7 )
- 日時: 2010/08/03 08:53
- 名前: 李久 (ID: wb/HWNDK)
第三訓 金は借りるな返せない
「つー訳でェ、この子、今日から新入りさんだから。」
「佐倉藍です、よろしくお願いします。」
小さめのお辞儀をした子は新入りさん。
俺がパチンコで負けて俯いて歩いてたら
刀を投げてきた無駄に活動的な子。
「よろしくアル!」
「よろしくね、藍ちゃん。」
「よろしく!!」
最近依頼が減ってきたから、客足増えるように
可愛い子のバイト探してたんだけど、
まァうちに来たい子なんてメガネか
酢昆布少女なんかしかいないわけで。
「オラ新八!デレデレすんなヨ気持ち悪ィ!」
「してねーよ!あと気持ち悪いとか言うな!」
「気持ち悪いよ。」
「酷ォォオ!!?」
そんな中でこの子に出会えたのは奇跡みたいなモンで。
銀サンちょっとテンション上がっちゃったよ。
コレで客足が増えたら良いなー。
でもあの口悪いからなー。
客足増えんのかな、ほんとに。
「ほーら言われた!!ざまあみろや!」
「うるさい!」
「はは、冗談ですよ?」
「でも私は嫌いアル、キモイし。」
「神楽ちゃん!!?」
あー、なんだか増えない気がしてきた。
でもまァあれだよね、二人も三人も一緒だよね。
だから俺は、
「はァい、終了ォ。今日は新入りさんもいるし
銀サンが皆にパフェおごってあげる。」
「やったー!」
「銀ちゃん太っ腹!」
「ありがとうございます!」
だから俺は、こいつらを見守ることにした。
大切なものが増えた。護りたいものが増えた。
ならいっそそいつら全部護ってやろうって。
でも、
「あれ、金足りねーわ。」
「仕方ないなー、私が出してあげますよ。」
時には俺も護ってください。
「・・・・・・・・やっぱり銀ちゃんは銀ちゃんネ。」
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