二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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銀魂 If・・・
日時: 2010/08/02 15:20
名前: 歩美 (ID: hzhul6b3)

はじめまして。

初めて投稿します。歩美です。

これは銀魂の二次小説です。

駄文ですが、どーぞ、よろしくお願いします^^

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Re: 銀魂 If・・・ ( No.1 )
日時: 2010/08/02 16:55
名前: 歩美 (ID: hzhul6b3)

 どんなに願っても、失ったものは取り戻せない。


 どんなに願っても、時間は巻き戻せない。


 どんなに願っても、死んだ人は帰って来ない。



 ——だからきっと、これも誰かの夢。


 ——誰かの願い。





プロローグ 「謎の音声」


 江戸・地下の研究所


「なんだァ? この音声は?」
 
スピーカーを耳にあてていた天人の研究員が、素っ頓狂な声を出した。

「どうした?」
「これ、聞いてくれよ」


——……らじゃ……らだ

——しょうよ……は、こな……

——だま……がった……


「なんじゃこりゃ?」
「これ、人の声だよなあ?」
「しかも、地球人の、日本語だよなあ」
「どうして、宇宙に飛ばした探査機から聞こえるんだ?」
「壊れてるんじゃないのか?」
「おかしいな、異常ないのに」
「きっと近くの盗聴器から音声拾っちゃったんだろ」


しかし、この音声がきっかけで、幕府と天導衆が動き出すことになる。


   〜☆〜☆〜☆〜

「おっかしいな〜」

俺はしゃがんだまま、テレビを睨む。
いくらいじくっても、叩いても、画面がずっと砂嵐だ。

「銀ちゃーん。テレビまだ直らないアルか?」

と、言ったのは神楽だ。
神楽はだらーんとソファーに座っている。

「このままじゃ、夜の金曜ロードショーに間に合わないアルヨ。
 私、魔女宅見たいアル」
「そーゆーなら、テメーも手伝え」
「しょーがないアルな〜」

神楽はよっ、と立ち上がり、テレビに近づいた。

「思いっきり叩けば直るって、どらいもんで放送してたネ。せ〜の……」
「待て待て待てッ!! お前はもういい!! 
頼むからやめてくれ!!」
「じょーだんアルヨ」

そういうと神楽はソファーに戻った。
そして今度は酢昆布を食べ始める。

「それにしても、テレビなかなか直りませんね。
平賀さんのとこ、もう一回行ってみましょうか?」

と、言ったのは新八。
さっき平賀のところに行ったが、今日は留守で誰もいなかったのだ。

「いや、しばらく休みますって張り紙してあったし、いねーだろ。
……ああッ。これ明日の朝まで直らなかったら結野アナの天気予報、どうしてくれんだァ?」
「それより今日の魔女宅ネ」
「お前この前見ただろ」
「それでも見たいネ」
「……あ、ちょっと! 静かに!!」

新八が突然声を上げた。

「なんか、人の声聞こえませんか?」
「何が? 聞こえねーよ?」
と、俺は答えて、窓に近づいた。
窓は開いてるが、外を見ても誰も通ってない。

「いや、銀さん。そっちじゃなくて」
新八はテレビを指差した。
見ると、神楽がすでにテレビに耳をあててた。

「何か、そーいえば聞こえるネ」
「ほんとかァ?」

俺も耳をテレビにあててみた。


——……せん……はこな……

——だま……たぎ……
 

「この声、どこかで聞いたネ」

神楽の言うとおり、俺にも聞き覚えがある。

だけど、どこかで聞いたってレベルじゃない。


——……じゃな……かつ……だ


「……なんか、この声ヅラじゃねーか?」


  


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