二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケモン二次創作小説
- 日時: 2010/09/20 02:36
- 名前: スフィア ◆VrZ5UCutFo (ID: DSznZxUf)
正式タイトル未定
練習作です。
ポケモンの世界に迷い込んでしまった廃人の、ポケモン世界での生き様を描くお話。
目次
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- Re: ポケモン二次創作小説 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/20 03:20
- 名前: スフィア ◆VrZ5UCutFo (ID: DSznZxUf)
数日前、なにか不吉な事起きるのでは、と思わずには居られないほどの異変が起きた。
計測機器が表示する磁場は今までに見たことがないほどに乱れ、世界各国でオーロラが見られ、太陽光が不自然にねじ曲げられせいか空はどこまでいっても赤く、海は不気味な静けさをたたえていた。
そんな異変が起きて直ぐのシンオウ地方に、その少年は現れた。
「おはよう! 今日はどんな調子?」
ばたばたと騒々しい足音とともに階段を駆け上った彼女はそのままの勢いでドアを開け放ち、少年の自室へと入ってきた。
やかましい限りではあるが、この街においては別段近所迷惑と言うほどでは無いらしい事は最近になって少年も分かってきたところだった。
「おはよう。今日もかわらずだるい」
ちょうど着替え終えた所だった少年は、脱いだ寝間着を畳みつつ、少女へと言葉を返した。言葉とは裏腹に、寝覚めはよろしいようだった。
それが意外だったのか、少女は少し驚いたような顔をして、直ぐに何かを思いだしたような顔へと表情を変えた。少年はコロコロと変わる彼女の表情を見るのが最近面白く感じてきていた。
「そういえば、今日なんだっけ。もうそんなに経つんだ……」
「俺からすればやっとこさ、って感じだけど」
この地方では、15になってようやくポケモンを連れての一人旅が許される。今日がその日、少年の15歳の誕生日であった。そして、彼は初めてのポケモンを町のポケモン博士から貰う約束をしていた。そのために珍しく早起きをして用意を済ませておいたのだが、少女の方は完全に忘れていたようだった。
「ひどいもんだ」と、少年は軽く笑いながら言う。「『ポケモン貰うときは私もついていくから』なんて、俺よりも楽しみにしてたくせに」
「だって、あの日は今から1ヶ月も前の話じゃない。」
「1ヶ月で忘れるかね普通」
言いながら、少年はまとめた荷物を抱えて部屋のドアへと向かった。身体を寄せて道を譲ってから少女は少年の後に続く。
「それでさ、何か思い出したことはある?」
「いや。なにも」
少年は記憶喪失だった。少なくとも、周囲の者はそう思っていたし、少年もそう思わせていた。
本当は、
書きかけ
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