二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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少年陰陽師*琴萩皐月
日時: 2011/04/25 23:05
名前: 翡翠 (ID: QoAeUzsP)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=20127

こんにちわ。
少年陰陽師が大好きな翡翠です。

〜注意〜
・これは、翡翠の妄想です。
・主人公はオリジナルキャラです。
・恋愛要素もある・・かも?
*荒らしはやめてください。
*原作の説明はしません。
*原作の話と被ったり、ずれたりするかも知れません。


*オリキャラ紹介*
>>1
#プロローグ#
>>2
〜第一章〜
>>3 >>6 >>9 >>12 >>22 >>23

*他に書いている此処で小説*

・少年陰陽師*安倍紫春伝*(参照にて)

更新はかなり遅いと思いますがよろしくお願いします。

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Re: 少年陰陽師*琴萩皐月 ( No.19 )
日時: 2010/12/28 18:07
名前: 勾菜 (ID: f0LIvz7Q)

わぁぁっ!!
それきいたら、続きが楽しみになりました!!

タメOKですっ!!!
呼び捨ていいですか??

Re: 少年陰陽師*琴萩皐月 ( No.20 )
日時: 2010/12/28 18:11
名前: 翡翠 (ID: OqA7j1VN)

もちろん、呼び捨てで、オッケーです。

こっちも、呼び捨てで言い?

もう一つ少年陰陽師のも書き始めたのでよかったら、そっちも見てみて。

続き頑張るね。

Re: 少年陰陽師*琴萩皐月 ( No.21 )
日時: 2010/12/28 18:12
名前: 勾菜 (ID: f0LIvz7Q)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode

おぉ!!
絶対見る!!
楽しみにしてるからね〜

Re: 少年陰陽師*琴萩皐月 ( No.22 )
日時: 2011/03/23 07:27
名前: 翡翠 (ID: 2fGMg0kq)

*皐月*

「所で昌浩や、わしは、お前に皐月殿を此処に連れてくるよう言ったはず何じゃが?」

晴明様の言葉に昌浩が顔を引きつらせる。

「それは…」
「それなのに、勾陣が案内をしてくるとは一体どういう事なのか…じい様は悲しいぞ、こんな事も出来ないなんて、一体何処で育て方を間違えたのか…」

袂で目を押さえながら言う晴明様の顔は笑っていた。

「…確かに、今回も俺が悪かったです」

肩を震わせながら言う昌浩が、言いたいことを我慢しているのが見て取れる。

「反省するのはいいことだが、一体いつになったら直ることやら…」

晴明様の更なる言葉に昌浩がとうとう叫びそうになったときだ。

「あ、あの、晴明様、そろそろ、昼食をと…」

叫びそうになった昌浩が声を聞いて固まった。

「これはこれは、彰子様、わざわざ呼びに来てくださったのですな」

中に入ってきたのは、昌浩と同じ年くらいの少女だ。

「あの、お取り込み中でしたか?」

私の方をちらりと見て彼女は言う。

「そうですな、彰子様にも紹介しておきましょう。こちらは今日からしばらくこの家に滞在する、琴萩皐月殿です」

「…琴萩皐月です。で、この子が私の式の氷火」

足元に居る狐を見て口にする。

「私は、藤原の彰子と言います」

頭を下げる彼女に私もまた同じように頭を下げる。
…彰子姫についてはすでに聞かされていた。
ある妖怪の呪詛に身体を蝕まれてる彼女が平穏な生活を送るには常に陰陽師が傍に居なければならないと。
それを聞いた私は他に聞くことも無いと判断した。
だから細かい所までは知らない。

「さて、自己紹介もすんだことですし、昼食を食べに参りましょうか」

晴明様の言葉とともに私達は昼食を済ませてしまうことにした。

Re: 少年陰陽師*琴萩皐月 ( No.23 )
日時: 2011/03/25 04:36
名前: 翡翠 (ID: Nco2fuPq)

*皐月*

昼食を済ませた私に十二神将天一が、部屋まで案内してくれた。

「ここを、お好きに使ってください」

頭を下げる天一にありがとう、とだけ返す。
その後、天一は姿を消した。

「ふぅ」

小さく息を吐き出す。
すると、足元にいた氷火が問いかけてきた。

「これからどうするつもりだ?」

氷火の問いに私は曖昧に答えた。

「わからない…だけど、何もしないままでいるつもりも無い」

私の返事を聞いた氷火は何かを言おうとして、この部屋に向かってくる足音に気がつきやめた。

「あ、ごめん。邪魔するつもりは無かったんだけど、じい様から伝言で、困ったことがあったらすぐに言うように、それから、好きなときにこの屋敷から出てもいいけど、夕餉の時までには帰るようだって」

昌浩の言葉を聞いた私は困惑していた。
今日押しかけるようにして此処に来た私にどうして此処まで気を使うのかがわからない。

「わかった…」

昌浩にそれだけ返す。
その後、昌浩はどこかに走っていった。

「皐月…?」

心配そうな氷火の頭を私は撫でて、少し、一人になりたいと告げ、部屋を出た。

部屋を出て、何となく庭の池を見て立ち尽くしていると、頭上から声が降ってきた。

「お前は…何でそんなとこにいるんだ?」

声の方を向くと、真っ白い毛並みが見える。

「あなたは確か…」

昌浩が呼んでいた名を思い出し口にする。

「…もっくん、だったかな?」

私がそう言うと、もっくんと言われた白い生き物は、屋根から飛び降りてきてこう言った。

「俺は物の怪と違う!」

あまりの大声で言うので逆に聞いてみる。

「それじゃぁ、何て呼べばいい?」

聞いてみるんだけど、もっくんは、もごもご言って答えてくれない。

「あーとにかく、俺は物の怪とは違うんだ!」

挙句の果てにはこんなことを言い出す。

「答えてくれないなら、やっぱり、もっくんと呼ぶことにする」

結局私はそう呼ばせてもらうことにした。
その時だ。
空気が変わったのは。

「これは!?」
「ちっ!」

私達は同時に気づく。
これは、妖気だ。それも弱いものではない。
呼吸をするのも苦しくなるような濃密な妖気。
そして、私に関係するかもしれない力。
そう、考えが及んだ時、私は妖気が一番濃いと思う所に向けて走り出していた。

「おい!ちょっと待て!!」

後ろからそんな言葉が聞こえたが私は止まるわけにはいかない。
だって、此処に来たのは…。
頭に一瞬よぎった言葉を無視して、私は走る速度を上げる。

向かうのは、朱雀大路だ。


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