二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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マジすか学園 番外編 〜新たなマジ女のテッペン〜
日時: 2011/02/16 16:21
名前: 叶羽 (ID: QkS19nP.)

私、叶羽カナハの初小説です☆★


マジすか学園の続編『マジすか学園2』が、2011年4月に放送するので、マジすか学園の番外編!

別にAKBメンバーがもととなっているわけではないのですが、
雰囲気と物語の内容は、マジすか学園に近いです。

マジすか学園で、敦子がラッパッパを倒した後の話なので、
少し原作のメンバー(AKB)が入ってきます!


誤字・脱字、ありましたらごめんなさい。

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第1話 〜前田に続く、転校生〜 ( No.1 )
日時: 2011/02/16 16:21
名前: 叶羽 (ID: QkS19nP.)

1.

「ラッパッパってどうなったわけ?」


元2-Cの、あの5人組の1人が屋上でふとそう言った。


「ラッパッパ?あー、確かに」

「部長、副部長、四天王が全員卒業。残るは、あの1年達……いや、今はもう2年か……」

「ていうか、アイツらって強ぇの?」

「さぁ……」


ラッパッパとは、ここ私立馬路須賀マジスカ女学園の最強集団・吹奏楽部のこと。

そんなラッパッパが、昨年度の卒業式までに、とある転校生にボコボコにやられてしまった。

しかも、その転校生は全く喧嘩を好まない、この不良校では珍しい女子高生。



「今のマジ女のテッペンは、前田だよ」



一同が振り向く。


「ヲタ……」

「いつからそこに?」


しかし、誰も彼女の存在に気づいていなかった。


「いやいや、ずっとここにいたっつーの!!」


5人組の中で存在感がうすいとされたのは、通称『ヲタ』こと、指原 莉乃(サシハラ リノ)。


「そう?いたっけ?」

と、『パンジー』こと、仁藤 萌乃(ニトウ モエノ)。


「まっ、どっちでもいいや」

と、『ウナギ』こと、北原 里英(キタハラ リエ)。


「それより、買ってきたか?」

と、『アキチャ』こと、高城 亜樹(タカジョウ アキ)


「………」

無言っぽく見えるが、一応頷いているのは、『ムクチ』こと、小森 美果(コモリ ミカ)。


「買ってきたってば!!」


ヲタは、手にぶら提げていたスーパー袋を、ウナギに「ほら」と差し出した。


「お疲れさん」


それを受け取ったウナギは、早速、袋からあるものを取り出す。


「今日も安いヤツじゃねぇか」

「安くて美味いのが、これのいいところだろ」

「そうだな」

「それじゃあ、食いますか」

「………」


今日もまた、この5人で——ホルモンを囲む。

第1話 〜前田に続く、転校生〜 ( No.2 )
日時: 2011/02/16 16:33
名前: 叶羽 (ID: QkS19nP.)

「やっぱり、ホルモンは最高だな!」


5人が全員、ホルモンを網の上で焼いては、口の中に運ぶ。

何度も何度も……。


ひたすらホルモンを食べるこの5人。

『チーム・ホルモン』。


リーダーのヲタ。

パンジー、ウナギ、アキチャ、ムクチ。

この5人は、2年の時のクラスメイトであり、クラスが離れた今でも、こうやって屋上でホルモンを囲むのが習慣らなっている。


「てか、ヲタ。さっきの本当か?」


いきなり話を切り出すアキチャ。


「あぁ。大体、卒業式で言ってただろ?部長だった優子先輩が、前田にマジ女を託したって」

「確かにそうだけどさ。前田って、テッペンとかどうでもいいんだろ?」

「喧嘩に興味のねぇヤツが、よくマジ女に来たよなぁ」

「………」


この日は、前田の話でホルモンを囲んだ。



馬路須賀学園——通称・マジ女。

今まで、マジ女のテッペンは、ラッパッパの部長であった大島 優子(オオシマ ユウコ)だった。

しかし、優子は余命1ヶ月という病を持っていて、卒業式の日、卒業証書をもらい、この学園の体育館で息絶えた。

その時、優子は前田に、「マジ女はお前のものだ」と、マジ女を前田に託したのだ。


……先程から言っている前田というのは誰か。

それは——


ガチャッ——。


屋上のドアが開く音。

入ってきたのは、メガネをかけて真面目そうな1人の女子高生。


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