二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜
- 日時: 2011/04/29 18:28
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
こんにちわぁ。
うにょーんです。
ところで皆は
歪みの国のアリスって知ってる?
結構前に出たケータイのアプリなんだけどね…。
すっごい怖いよっ!
ってかハマった!
なので
オリジナルを作っちゃいましたァ。
どうぞ、読んでってください。
目次
第一章「悪夢の始まり」
一 >>2 二 >>3 三 >>4 四 >>5
歪みの国のアリス 〜アリスと猫と足〜
>>6
Page:1 2
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/28 17:18
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
第一章「悪夢の始まり」
一
「お母さん、遊びに行ってくるー」
「はぁい」
家を出た私 川辺 奈々は、愛美の家に向かっていた。
少し眠いが…しょうがない。
5分ほど経った頃、パトカーやら救急車が見えた。
何かあったのだろうか。
気になってしまい、私は人だかりが出来ている所に行った。
「やあねぇ…殺されたんでしょう?可哀想に…」
「まだ高校生なのにねぇ」
「でも…可笑しいわよね」
「そうよね…コスプレ…だっけ?」
「そうそう、この服…不思議の国のアリスの服に似てるわよねぇ」
「どうしてかしらねぇ…」
近所のおばさん達が話しているのが聞こえた。
確かに可笑しい。
こんな服を着て、殺されるなんて…。
犯人って障害者とか…?
その時、ふと気配を感じた。
「…誰…」
後ろを振り返ってみた。
だが…誰もいない…。
安心して前を向くと…。
「僕らのアリス、ここで何をしてるんだい?」
「ひぁっ」
私は驚きのあまり、座りこんでしまった。
それに可笑しい。
灰色のフードを深く被っており
口元は大きく広がり、にたぁと笑っている。
気持ち悪い…。
「あ…のぅ…私、アリスっていう名前じゃないです…」
「君はアリスだよ」
「違うんです。私は川辺 奈々っていうんです!」
「アリスだよ」
話を聞いてないのかな…。
さっきから「アリスだよ」しか言わない。
「とにかく、私はアリスじゃないです。じゃ…」
「…」
やっと遊びに行ける…。
そう思った。
だけど現実は違った。
「さあアリス、シロウサギを追いかけよう」
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/28 18:58
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
二
またアリス…。
何度も言ってるのに…。
「誰なんですか…?あなた…」
「チェシャ猫だよ」
「チェシャ猫…」
不思議の国のアリスに出てくるあの猫…?
「さあアリス、シロウサギを追いかけよう」
「シロウサギ…?こんな所にウサギはいないよ?」
「いるよ」
「どこに?」
「あそこに」
チェシャ猫が指を指したのは、廃校だった。
あんな所に勝手に入っていいのだろうか。
絶対怒られる…。
「あそこはさ…入っちゃ…」
「入らなきゃ、ほら」
「あっ」
チェシャ猫は私の腕を引っ張り、廃校に連れて行った。
中の物は散らかり放題。
下駄箱は倒れ、トイレにはハエやムカデがうじゃうじゃいた。
「やだ…気持ち悪い」
「大丈夫だよ、さあアリス、行こう」
「う…うん」
廊下を進んでいくと、何かが見えた。
赤い物がキランと光った。
「チェシャ猫、ちょっと待ってて」
「僕らのアリス、君が望むなら」
以外に聞いてくれた。
私は何かを追った。
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/04/29 08:26
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
三
「あ…れかなぁ…」
何かは教室に入って行った。
…?
ちょっと、入り方が可笑しい…
ドア開けてないし!!
私は教室に入って行った。
「…クモの巣がたくさん…あ、あれか!」
何か…
それは白いウサギだった。
赤い目をしてる。
それに…目から赤い血が流れてる。
「泣いて…るの?」
私の問いには答えてくれない。
白いウサギは窓の外を静かに見ていた。
「可愛そうに…アリス…僕が助けてあげるからね?」
「アリス…?」
白いウサギの手には小さな人形らしき物があった。
濃い赤みたいな色の服で白いエプロン…。
前のアリス…?
でも何で小さいの…。
「さあアリス、僕と一緒に君の足を探しに行こう」
白いウサギは教室から出て行った。
私も教室を出た。
「アリス、どうかしたかい?」
「わっ…あ、チェシャ猫か…。さっき、白いウサギが通らなかった?」
「通ってないよ?」
「あれ?そうなの…?じゃあさっきのって…」
「シロウサギのカケラだよ」
「カケラ…?」
「記憶のカケラ」
「へぇ、それじゃあ、前にシロウサギがここに来たってことかぁ」
チェシャ猫は「さあ行こう」と言い
廊下の先に進んで行った。
「どこ行くの?」
「アリス、あそこのバスケットを開けてごらん」
「何で?」
「…が入ってるから」
「え?」
チェシャ猫の声が聞こえなかったけど
私はバスケットに近づいた。
上には小さな紙が置いてあり
「私を食べて」
と書かれていた。
わ…私って…
でも食べ物なんだよね…?
「開けていい?」
「いいよ」
ゆっくりと開けた。
中には…
白い
足が
「イヤアアアアアアアァァ!!!!」
「大丈夫だよ、アリス」
「やだやだぁ!」
「お食べ」
は?
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/04/29 18:14
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
四
「さあお食べ」
「な…何言ってるのよ…食べられる訳ないでしょ…っ?」
「食べれるよ」
そんな…足を食べ…っ。
あ…ちょっとチェシャ猫…。
足が…近づいて…。
「んぐっ!?」
「おいしいね」
「んーーー!!!うぇ」
やだ…飲んじゃった。
足を食べちゃった。
「おいしいね」
「…ぅ…ん?イチゴジャム…?」
「パンだよ」
「パ…ン?そうな…の」
「そうだよ」
「…おいしい」
あぁ
何だか…ね…むい。
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.6 )
- 日時: 2011/04/29 18:27
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
歪みの国のアリス 〜アリスと猫と足〜
「さあお食べ」
「あ…足なんて食べられないわよっ」
「食べれるよ」
足なんて…
食えない…
「パンだよ、これ」
「早く言わんかい!!このクソ猫ッ」
「…(しゅん…)」
あぁっ
チェシャ猫…
しょぼけてるのが可愛いっ!
「ねえねぇ、にゃんってしてよ!猫だから出来るでしょ?」
「うん出来るよ」
「やってやってぇ」
「…にゃん」
「可愛いっ!!!」
「カワイイ??」
「そうよっ!可愛いのよおぉっ」
「…アリス、足食べないの?」
「うん♪」
「…!(ガーン)」
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