二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 悪ノ召使【ボカロ】
- 日時: 2012/04/10 18:32
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: IyyF43A8)
- 参照: 酉つけました☆
こんにちは!
ヒカリと言います!
まだイナイレ完成してないのに何やってんだ—と思っている方、もの投げないでね…
痛ッ!ちゃんとやるよぉッ!
気を取り直して。
え〜と、ココはその名の通り、駄作者、ヒカリが、悪の召使を小説で描いてみよう!というスレです。はい。
駄作者なりに頑張るんで…応援&アド&感想&コメしてくれると、駄作者とってもなつきます。
目次はコチラ↓
〜悪ノ召使〜
>>1 第一話〜双子〜
>>4 第二話〜大きくなったら〜
>>5 第三話〜身分の違うもの〜
>>11第四話〜町へ〜
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
第十話
この先は、様子を見て更新していこうと思います!!
これが終わったら、悪の娘視点、緑の娘視点を書こうと思います。
それが終わったら、悪の娘を書こうと思います^^
あ、下書きなしなのでどうにも愚だ具だになるかと思います…。ですが、頑張っているので応援してください!
それでは!
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- Re: 悪ノ召使【ボカロ】 ( No.74 )
- 日時: 2012/07/31 19:30
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: 4Rd9dPNz)
- 参照: http://sns.atgames.jp/album/photo/3765140
第六話〜命令には〜
私は、城に帰ってからレンを呼び出した。
…もちろん、レンが恋に落ちたあの女をつぶすために。
「お呼びでしょうか。」
私の前に跪いて現れたレン。
ゴメンね、レン。
でも、私は許せないんだ。
”わたしだけの”レンを奪ったあの女が。
カラーン。
私は、手に持っていた短剣をレンの前に放り投げた。
美しい宝石で出来た、短剣が転がる音が静かな部屋に響く。
レンは、え…?という表情で私を見つめる。
……やっぱり駄目だよ。
レンをあきらめる事なんて。
レンが、あの女と付き合う事なんて。
我慢できそうにない。
かといって生かしておいても、イヤダ。
…だからね、レン。
殺すんだよ。
レンが、自分で、愛した人を。
惚れてしまった人を。
レンが、一目ぼれしたのが悪いんだよ?
これはレンに向かってのお仕置きでもあるの。
「レン…。これをつかって、緑の女を殺して。」
「…ッ!?」
「……お願い…潰して……ッ…!!」
私は怖かった。
せっかく会えたレンと、また離れることが。
守ってくれる人がいなくなることが。
ごめんね、レン————————————…。
「………わかりました。」
……そういって、悲しそうな顔をして出て行ったレンの顔が、忘れられなくなった。
続く
- Re: 悪ノ召使【ボカロ】 ( No.75 )
- 日時: 2012/07/31 20:32
- 名前: 鏡猫 (ID: Pib.PIUG)
はじめまして。鏡猫です。
小説、読ませていただきました♪
第5、6話の、リンの心情が私の翻訳とは違いまたおもしろいです。
リン、黒いですねww
更新、頑張って下さい。
- Re: 悪ノ召使【ボカロ】 ( No.76 )
- 日時: 2012/08/01 11:35
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: 4Rd9dPNz)
- 参照: http://sns.atgames.jp/album/photo/3765140
ほふわああああああああああああ!!!!!((
あ、ありがとうございます!!
そうなんですかー!!
もうなんか、曲のまま解釈してってるので(
はい、めっちゃ黒いですww
ありがとうございます!!
頑張ります^^
- Re: 悪ノ召使【ボカロ】 ( No.77 )
- 日時: 2012/08/03 15:15
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: 4Rd9dPNz)
- 参照: http://sns.atgames.jp/album/photo/3765140
第七話〜真っ赤〜
受け取ったナイフ。
…これで殺すんだ。
自分が愛した人を。
これで終わるんだ。
僕の小さな、短い恋。
僕はあの子を、海岸まで呼び出した。
夕日が海に映っていて綺麗だった…。
”ごめんなさい。本当にごめんなさい。”
「……ごめ、んな、さ、い…」
僕の後ろに持っていたナイフを一気に振り上げる。
それは一瞬で終わった。
人の命が、一瞬で。
生きるのがとても難しい人がいる。
なのに
なんで?
殺すのはこうも簡単。
返り血が僕の服を紅く染めていく。
真っ赤に、真っ赤に。
もう人は街から消え去った。
夕日も沈んだ。
今度は、夜の闇。
闇。
「う…うわああああああああああああああ!!!」
なんでかな?
リンの言う事をこなしただけ。
なのになんで、なんで!?
何でこんな…涙が止まらないんだ…?
僕の泣き叫ぶ声は、海にむなしく消えていくだけだった。
目の前には、白いブラウスを真っ赤に染めて横たわる、緑の髪の娘。
『こんな僕が、君を好きになって………………、本当に、ごめんなさい……。』
僕が君を好きにならなければ君はまだ生きていた。
僕が君を好きにならなければ君は笑っていた。
僕が君を好きにならなければ君はいっぱい人生を楽しめた。
はず、なのに。
僕のせいで、この娘の人生はめちゃくちゃになって終わってしまった。
ほんとに、ほんとに……
ごめんなさい。
- Re: 悪ノ召使【ボカロ】 ( No.78 )
- 日時: 2012/08/09 18:50
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: K9ttmnos)
- 参照: http://sns.atgames.jp/album/photo/3765140
第八話
僕は、あの娘を近くの洞窟に隠すと、すぐにその場を立ち去った。
ドクン、ドクン、ドクン。
僕の心臓が激しく高鳴る。
怖い。
誰にも見られなかっただろうか?
ただただ、ぼくは城へ向かって走る。走る。走る。
誰にも会わない道を選んで。
空が真っ赤に染まっていく。
道から見える海も、空も。
僕の服も、最初は赤かったけど、今は赤黒く変色していっている。
…がちゃ。
リンのいる部屋のドアを開けた。
「………っ…!!」
リンは、すごく驚いたみたい。
恐怖ともいえる表情を顔に浮かべて、口を軽く押さえている。
僕はリンの前に跪く。
リンはぼろぼろと涙を流す。
なん…で?
なぜ?
なぜ、リンが命令したことなのに。
なぜ、リンが命令したのに?
なぜ?僕が実行したんだよ?
なぜ。なぜ。なぜ?
僕は自分の大好きな人を殺めた。
頭の中でもう一度、あの場面が鮮やかに再生される。
「……ッ…しつ、れいし、ます」
そう言ってリンの部屋を出た。
部屋を出ると、かすかだけど、リンのすすり泣く声が聞こえる。
(なんで、なんでリンが泣くんだよ…ッ)
…僕はそう思いながら、自分の部屋へと戻った。
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