二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 暗黒騎士呀鎧伝 業
- 日時: 2012/05/15 19:33
- 名前: 千本桜 (ID: StvfWq.v)
黒き闇に落ちた心
その心に輝きはなかったのか
その心に希望はなかったのか
それを知りたい者は行くがよい
暗く 深い 闇の中へと
暗黒騎士呀鎧伝
- Re: 暗黒騎士呀鎧伝 業 ( No.39 )
- 日時: 2013/03/12 21:37
- 名前: 千本桜 (ID: 1SIM78Ht)
「でも、なんであんなに人を拒絶するの?」
「さあ、それは本人に聞いてみないとわからない」
「そうね…」
いくらか気分もよくなってきたから私はよいしょと立ち上がると瑛子
と一緒にみんなが集まっている広間へとむかった。
〜合宿所 広間〜
「よーし全員揃ったな!これよりオリエンテーリングを行う!各班に
渡してある地図にそって進むように!チェックポイントがあるからそ
こでハンコを押して戻ってくること!じゃあいってこい野郎共!!」
女も野郎に入ってるんですか先生?
「細かいことは気にしないの御坂ちゃん。ほら私たちもいくよ!」
「そうね!よーし一番乗りでゴールするわよ!!」
もう私は瑛子が心を読んでも突っ込まないことにする。(疲れるし…)
「御坂ちゃん…そっちじゃないよ」
「…」
その日ゴールした私たちは一番だった。(ビリ)
そしてオリエンテーリングの最中私はあいつの姿を一度も見なかった。
- Re: 暗黒騎士呀鎧伝 業 ( No.40 )
- 日時: 2013/05/31 00:02
- 名前: 千本桜 (ID: CKpJ5zkK)
「なんかどっと疲れた…」
私達は森の中を駆けずり回った挙句、遭難し、迷い、エンドレスを繰り
返しようやくゴールにたどり着いたのだが…
「またこっぴどく怒られたね御坂ちゃん」
「うるさい!ていゆうかなんであんたは怒られないで私ばかり怒ら
れてるのよ!」
「『僕は悪くない』」
「なんだそのめんどくさいしゃべり方は!?あんたはめ○かボックス
の球磨○禊か!?」
「まあいいじゃない。それより早くご飯食べに行こうよ!私お腹が減っ
てそろそろ力が出ない」
「…わかったわよ。まあ今回は私のせいだから…ごめんね」
「気にしなくていいよ御坂ちゃん!ほらいこう!」
「うん!」
元気よく返事して食堂へと向かう私達、早く済ませないと夜のイベント
に間に合わなくなるもんね!
けどこのときは早く済ませなくてもよかった。そしたらあんな後悔する
ことにならなかったのに…
- Re: 暗黒騎士呀鎧伝 業 ( No.41 )
- 日時: 2013/06/04 01:58
- 名前: 千本桜 (ID: YHJgvptf)
〜夜 鬼門の森〜
「よーしそれじゃくじを引いて同じ番号の者同士でペアを組め。その
二人でこの先のチェックポイントでスタンプを押しつつ最後のチェッ
クポイントにある物を持ってくること!ただしこの森のさきの慟哭の
森には入るなよ。あそこは立ち入り禁止になっているから」
くじを引いたものから我先にと次々にスタートしていく。
「さあいくわよ瑛子!賞品は私達がいただくのよ!」
「御坂ちゃん…それもうドベのフラグたててるから」
「つべこべ言わずダッシュ!」
「ああ!御坂ちゃんまって!」
…………数十分後
「迷った…完璧に」
「やっぱりこうなったね」
なんでこんなことになったの?
「それは御坂ちゃんが近道!とか言って別ルートに入っていって、勘
で動いた結果がこれ」
「ごめんなさい…」
確かに私のせいだ…くっ!なんたる失態!
「それにここって…」
すぐ近くの看板には"私有地につき立ち入り禁止"ってかいてある…
「ここって慟哭の森?」
瑛子の話によれば昔この森は鬼が住んでいると言われていたらしい。
満月の日に夜な夜な近くの村まで人を襲いにこの森を徘徊していたと
のことだった。
"オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!"
「ひやっ!!?なに今の音」
「大丈夫だよ、ただの風きり音、心配することないって、それより
はやくここを抜けないと」
「そこでなにしている」
私達があわてて振り返るとそこには黒フードを被った優斗がいた。
- Re: 暗黒騎士呀鎧伝 業 ( No.42 )
- 日時: 2013/11/03 19:18
- 名前: DARKSOUL (ID: uwFalb0C)
「ここは立ち入り禁止になっている場所だ、さっさと帰れ」
「あんただって同じじゃないのよ!」
「…フン」
ムッキィィィィィィ!!むかつく!ほんとにむかつくわねこいつは!
「影宮君はここでなにしてたの?」
「お前達には関係ない。死にたくなかったらさっさと…」
"オォォォォォォォォ!!!"
「!?…また風きり音!?」
「いや…遅かったみたいだな」
「どういうことなの影宮君?」
瑛子がたずねるが優斗はもう戦う準備に入っていた。
「ここはもう人間界じゃない。お前達がどうやってここにこれたのか
わからないが…いやお前がおびき寄せたのか?」
私たちの後ろでなにかが降り立ってきた地鳴りがなった。慌てて振り
返るとそこには全長40mはありそうな巨大なホラーの姿があった。
「巨刃ホラー"ブレイド"」
- Re: 暗黒騎士呀鎧伝 業 ( No.43 )
- 日時: 2013/11/15 10:39
- 名前: DARKSOUL (ID: 3nYhlhuN)
「な…なによあれ!?」
デカすぎでしょあのホラー!!それになによあの両手のデカイ爪は!!
周りの木がまるでバターみたいに切られて宙を飛んでるし!
「貴様ら邪魔だ、これもってさっさと俺の前から消えろ」
困惑する私たちに優斗はなにか複雑な模様で描かれた札を投げ渡した。
「これなに?」
「このホラーの結界を破る札だ、道はその札が示す通りに進めばいい」
「あんたはどうすんのよ!?」
「愚問だな。奴を殺す以外になにがある?」
「影宮君…」
殺すという言葉が優斗にとっては当たり前なんだ…あんなホラーといっ
たいどれほど戦ってきたのかなんて私たちには見当もつかないけど…
「逃げない…」
「なんだと?」
「逃げないわよ私は!あんたのことだからいつもどおりあんなホラー
おちゃのこさいさいでパパッとやっつけてくれるんでしょ!!」
「御坂ちゃんがのこるんだったら私ものこる!」
私たちの言葉に優斗が少し呆然としていたが舌打ちすると私たちに向け
て指先から紫の炎がでて私たちを包んだ。
「だったら少し離れていろ。どっちにしろここにいたら邪魔になる。
お前達にしばらく別のホラーどもが群がるだろうがしばらくもつだろう」
「しばらくたったら?」
「…」
「ちょっとぉ!?」
私を無視した優斗は宙に円を描き鎧を召還すると勇猛にブレイドに突撃
していった。
「とりあえず瑛子、あいつの言うとおりここから離れよう」
「うん!」
逃げている背でブレイドの咆哮がこだましていた。
この掲示板は過去ログ化されています。