二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: モンスターハンター・バロル  39話更新 ( No.49 )
日時: 2010/02/16 19:09
名前: アビス (ID: 3CAtWHbZ)

21話
   目覚めない夢はない〜前編〜





「さてと、どうしたものか・・・」

ソニックは今森の中にいた。しかしどうすれば目的のものにたどり着くか、
ましてや本当にそんなものがあるか正直不安であった

「とにかく、この森をくまなく探すしかないか」

そう呟き、また走り出した。
しばらく走っていると不思議な光が見えてきた。

「あの光は・・・」

(目的のものかもしれない)そう思ったソニックはその光の元に走った。
しかし、その光の場所はソニックが求めていたものはなかった。

そこにいたのは

「なんでお前がここに・・・・ベリウス」

夢で見たあの時の翼の生えた馬がいた。

<またあったな。根源の欠片を持つ者よ>

ベリウスは優しい口調でいった。

「前も言ってたな。俺に向かって根源の欠片がどうとかって。
お前は意味の分からねーことばっか言いやがる。
いろいろ聞きたいことがあるが今はお前と長く話している時間は
ないんだ」

ソニックはその場を離れようとした。

<ここから出るためか?>

ベリウスの言葉で足を止める。

「なんでお前が知ってんだよ」

<ここから出るにはある事をしなければならない。
お前はそれを探して走っていたんだろ?>

「自分はしっているみたいな言い方だな」

<ああ知っている。教えてやろう。ここから出るには・・・・>

・・・・
・・・
・・


<貴様にそんな事ができるのか>

去ろうとするソニックにベリウスがいった。

「姿形なんて関係ねえよ問題なのは心だ。姿が同じでも心は違う。簡単なことだ」

ソニックは最後にそういうと2人のいる場所に向かって走っていった。



「よう、ソニック遅かったじゃねえか。片付いちまったぜ」

ソニックが戻ってきたときにはスライムの姿はなく、二人は無事にたっていた。

「ところでよ。お前の言ってた弱点ってなんだったんだ?」

スタークがソニックに尋ねた。ソニックは黙ったまま、大剣をスタークの前に持ってった。

「何の真似だ、ソニック?」

スタークがいう。ソニックは大きく息を吸うと

「俺が言った弱点ってのは、スライムのことじゃねえよ。かけられている術についてだ」

「術?何わけのわかんねーことを・・・」

「俺の知っているスタークなら・・・」

スタークの言葉を遮ってソニックが言葉を出した。

「『こんな奴倒せんのかよ』なんて本気で悔しそうにいわねえよ。
それになんで太刀2本しか使ってねーんだ?」

ソニックの言葉にスタークは馬鹿馬鹿しそうに

「はあ、何言ってやがる。他に武器なんて持ってねーよ」

「外からじゃあ、すねのところに隠している刀なんて見えねーもんな」

「!!!」

ソニックの言葉にスタークの表情が消える。

「お前は幻影。本物じゃないってことが今はっきりと証明されたな。
そして、この術を解くためには」

ソニックがスタークに向かって大剣を振り下ろす。

「スタークとミルナの姿をしたお前ら偽者野郎を消滅させること」

スタークはククとわらい、ミルナもにやけ出す。

「チェ!ばれちまったか。けど倒せんのか?大切な仲間の姿をした俺たち・・」

—ズパ!—

ソニックがスタークの偽者が喋り終わる前に大剣で真っ二つにした。