二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.118 )
- 日時: 2010/03/06 08:45
- 名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
お久しぶりに進めるよ〜。
「なっ・・・・!!!」
真田幸村は思わず、そう言った。
佐助も少しやられたような顔をした。
向かいの軍はもちろんの事、伊達政宗が率いている伊達軍なのだが・・・・———。
「・・・・伊達・・政宗では・・・な、い?」
目の前にいる武将を見て言った。
しかも、その武将の容姿は真田幸村にそっくり。
幸村はボソッと佐助に話す。
「・・・あの武将殿は、某に化けているのか分かるか?」
「・・・いいや旦那。化けてるんだったら少し匂いで分かるけど、どうやら化けてない——正真正銘の本人だよ」
「な、なんと・・・?!!」
佐助がそう言うのに予想が付かなかった幸村は、驚いた。
だが、ここは戦場でもある。
幸村はすぐに身を引きしませ、大きな声を出す。
「某は、武田信玄が将の下である真田源二郎幸村なり!!!そなたらは、伊達政宗の軍だとお見受けするが、伊達政宗殿はいずこにおおせられるか!!!」
向こう側の草むらにいる軍にその声が聞こえた。
幸村に似ている武将は、少し馬を前に進め幸村たちに言う。
「・・・真田源二郎幸村、ここには伊達政宗・・・いや、政宗はここにはいない。・・・そなたの将である武田信玄、そして上杉謙信の戦いである川中島へと向かった」
「な、なにっ・・・・!!!!」
幸村は動揺を隠しきれなかった。
もちろん、幸村についてきた兵たちも動揺する。
伊達軍の兵士は罠にかかったのを見るような感じだった。
幸村は動揺した後、佐助に言った。
「佐助、お館様の所へ先に行け!!!」
待ってましたのようにすぐさま佐助は、烏を使って飛んでいった。
幸村に似た武将は、何も表情を変えずに言う。
「動揺とは、全ての力を狂わせるもの・・・。それを予想できないとは、そなたの将は裏を予想できなく突っ走るものであるな」
ピクン・・・・———。
幸村は、一瞬反応する。
その反応を知ってもいながら、話を続けた。
「突っ走るのも良い戦法・・・・だが、そなたのような強き武将を怪我をさせるのと同じ。・・・そなたは、その将の下にいて不意に——切り捨てられると思わないのか?」
「・・・・・するではない」
「・・・・・・?」
不意に幸村から、何かを言う。
そして、大きな声で幸村に似ている武将に言った。
「——お館様をそれ以上侮辱するでない!!!!お館様は強く、優しい武人であり、天下をお取するお方でござる!!!!そなたは何も知らずに、そのような分かったことのように言うとは不可解なことなり!!!」
「————っ!!!」
カッとなり、さっきまで無かった表情をし、馬からトンッと降りた。
そして幸村は愛用の槍を構え、幸村とに似た武将に言う。
「そなたは、お館様のことを侮辱した!!某と刃を交じ合え、武田が強いことをお教えしよう!!!」
「・・・分かった」
そう言って、すぐさま馬から下りて腰に付けておいた扇を取り出し構える。
「そなたの名は、何と申す!!」
「僕は奥州の白虎・・・・神楽葵だ」
「葵殿でござるな!では、いざこの真田六連銭の下、この真田源二郎・・・参る!!!」
ダッ・・・・———。
幸村は思いっきり走った・・・・・———。
其の弐拾九唯 甲斐の若虎、参る!