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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.25 )
- 日時: 2010/01/23 08:48
- 名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
奥州の米沢城は、いつもより騒がしかった。
なんせ、あの武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いに伊達軍が乱入する作戦を昨日決断したのだ。
そのおかげで戦の準備やら馬の手入れやら忙しいのだ。
その中でタダ一人、奥州の米沢城の当主の部屋に入った葵がいた。
「・・・・・政宗、入るよ」
「・・・・・・・」
無言の返事だったが、葵はガラッと入った。
そして、伊達政宗を前にし座る。
「・・・・朝からなんだ?俺は今coolに作戦を練っていたところだぜ?」
「・・・・・少し、話があるんだ」
葵は何かが引っかかった顔をしたが、気にせず言う。
「・・・僕を・・・・戦に連れてって欲しい」
「waht?!」
あまりに予想できない言葉に驚いた。
なんせ、葵は戦があまり好きじゃない。
なのにその葵がこう言うとは思わなかったのだ。
葵は何も表情を変えず、政宗に向き合う。
「——————っ」
真剣な瞳の奥には、何が映されているのだろうか・・・・・・———。
もしかすると・・・・・・———。
「本当に・・・・いいのか?」
葵はこの問いにゆっくり頷いた。
多分、葵自身何かを察知してここに来たのだろう・・・・・・———。
それが、政宗が知っている従妹の姿・・・・・・———。
「・・・それで、作戦がある」
「?、・・・・作戦はもう考えてあるのか?」
「・・・・うん、もちろん政宗の邪魔者の処理の作戦だけどね」
政宗自身、何を言っているのか分からなかったが葵の作戦に乗ったのであった・・・・・・———。
其の八歩 こちらの作戦
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