二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.292 )
日時: 2010/03/21 14:43
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

「政宗様、小十郎です」
「小十郎、ちょっとだけ待て!」
「・・・?」
少し驚いた声で、小十郎を待つように指示する。
指示してから少し経った後、入るよう政宗は言った。
「失礼します」
「どうした、小十ろ・・・ってテメェは!」
「よ♪伊達男!」
入ってきた慶事に政宗は驚いた。
慶次はすぐに葵を見る。
「・・・慶次?」
「——っ///」
さっきまで寝ていたのか、寝起きの顔で慶次に話す。
慶次にとっては可愛い仕草なのだが;
「よ、葵♪久しぶりだな」
「色男、テメェは何しに来た?」
少しイラだった口調で言う。
少し慶次に寒気が走ったが気にしない。
「ん?あぁ、伊達男に良い話があるんだ」
「ah?良い話だと?・・・小十郎は聞いたか?」
「えぇ、この「前田の風来坊」によりますと織田を倒すべく、連合軍を作るという話です」
小十郎が言い切ると慶次は少し笑う。
政宗は不満な顔をした。
「・・・確かに悪くない話だ」
「だろ?だから、一緒に連合軍を作ろうぜ!」
「・・・慶次・・・連合軍をやる軍は伊達とどこ・・・?」
葵の質問に少し輝く目をする。
「お!良い質問だねぇ、葵は。まずはここの伊達軍と越後の上杉、あとは甲斐の武田や近江の浅井・三河の徳川だ!」
そう告げると、政宗と葵は少し顔を曇らす。
慶次は気楽に笑う。
「まず作戦は、近江と三河の軍隊が畳み掛けて上杉・武田・伊達で挟み撃ち。そうすると、魔王さんも驚いてしまって一石二鳥♪どうだい?連合軍をしないかい?」
「・・・・・慶次、それは難しいと思うよ?」
「へ・・・?なんで?」
葵の言葉に驚く慶次。
政宗や小十郎も葵に同感のようだ。
「だって、北条や今川・・・近江は絶対の主従関係のような所だよ。・・・特に近江は織田を裏切らないと思う」
「で、でもさ・・・!」
「出来たとしても・・・かならずどこかが狂い始める。・・・だから、今は焦らなくて良いよ」
「——!!、葵・・・」
葵はそう言って慶次を見つめる。
政宗も小十郎も同じの為、何も言わずに慶次と葵を残し葵の部屋から出て行った・・・・・・———。

其の五拾七春 様子