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「テメェら、全員揃っているか？」
政宗は軍議にいる部下達に大きな声で言う。
「ま・・・まだ、葵様が来ておりません」
ある一人の部下がそう言った。
「ah？・・・仕方がねぇ、今はいなくてもその内来るからな；・・・まぁまず、今から軍議を始めるぜ！」
大きな地図を目の前にし、政宗は言った・・・・・・・———。

★＊＊＊＊★

「慶次、・・・そろそろ僕は行くね」
「・・・・・・・」
葵は少し慶次と話し合ったが、慶次の考えは変わらなかった。
しかも、行き成りの軍議に参加をしなくてはいけなくなった。
・・・政宗、少しは・・・・休ませてよ———。
葵は負傷した横腹をさすってそう思う。
その姿を見つめていた慶次は口を開いた。
「葵、絶対に俺は・・・・連合軍の事の話は変わらねぇ」
「・・・・そう」
葵は慶次をあえて見ず一人残し、自分の部屋から出ようとした。
だが・・・・・・・・———。
「——？！、けい・・・」
「・・・・少し、こうさせてくれ」
行き成り葵を抱きしめて言った。
「・・・・・・うん」
あまり幼馴染から無かったが、この時も良いなぁ・・・と葵は思った・・・・———。

其の五拾九秋　軍議、始まる