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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.304 )
- 日時: 2010/03/21 15:52
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
——甲斐——
「お館様、この幸村に何か用でございますか?」
幸村は久しぶりに信玄に呼び出された為、信玄がいる部屋に入って正座した。
「うむ、ちと少しの話じゃ」
「・・・・?」
幸村は少し分からなかったが、言われるまで待つ。
「もう少しで今川や北条が動き出す」
「——!、な・・・なんと!!それは左様でございますか?!」
今まで動き出さなかった今川と北条が動き出すのを聞いて幸村は輝く目を信玄に向ける。
「うむ、佐助に偵察をさせといとからのぅ」
「うぉぉぉぉぉっ!!某、熱く燃えてきました!!」
幸村はそう言って熱く燃える。
信玄はわが子を見るように、嬉しそうである。
その時・・・・・———。
「真田忍隊猿飛佐助、ただいま戻りました」
「うむ、ご苦労であった佐助。今川と北条の動きはどうじゃ?」
「はっ、どうやら明日ぐらいに動く気配あり。それと・・・・」
佐助はそう言って、その先を詰まらせる。
「・・・・佐助、どうしたのだ?」
幸村は不自然な気持ちを持って聞いた。
佐助は言って良いか迷っていたが話した。
「伊達軍が・・・動くかもしれないです;」
「な?!だ・・・伊達軍が?!」
「・・・・そうか。なら、なおさら注意して行かなければならんな」
信玄はそう言って、驚きが隠せない幸村を見る。
「・・・・幸村よ、今から準備じゃ!」
「!!・・・分かりました、お館様!!」
幸村はすぐさま走っていった・・・・・・・・・———。
其の六拾冬 甲斐も動き出す…
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