二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.364 )
日時: 2010/03/23 14:03
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——奥州の近くの森——
「・・・・・・・」
小太郎は夕日が少し差している森の中を走っていた。
「奥州の白虎」・・・・・———。
どんな武将なのか少し気になっていた。
噂によると、一人で何千という武将を倒したと言われている。
しかも、無傷で返り血など浴びなかったと言う・・・・・・・・———。
そう思っていた時・・・・・・・———。
「いやぁ〜、葵様は凄かったよな!」
「確かに!」
「・・・・・・・・!」
森を抜ける近くの道にある兵士の二人が喋っていた。
喋っている内容の様子だと、先戦の話だと小太郎は思う。
二人にばれないように耳を澄ます。
「あの真田幸村と同等の強さで、しかも華麗だったよな!」
「そりゃあそうだ。なんせ「奥州の白虎」と呼ばれて、五本の指に入るほどだぞ?俺達は無理だけどな;」
ピクン・・・・・・・・・———。
小太郎は二人の兵士の言葉に反応する。
「葵様はやっぱり筆頭と同じく良い武将だもんな〜♪」
「だけど、この前の傷が癒えてないんだろ?しかも北条と今川を叩く作戦にも行くなんて・・・俺は考えられねぇな・・・」
小太郎はすぐさま二人に気付かれないように木から木へと飛んだ。
“葵”・・・・・・・・———。
それが「奥州の白虎」と呼ばれた武将の名・・・・・・・・———。
小太郎がそう思うとなんだか胸がウズウズしていた・・・・・・・・———。

其の六拾五一 噂と…