二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.387 )
- 日時: 2010/03/24 13:54
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「・・・・ん」
葵は瞼を開いた。
さっきまでいた部屋じゃないのに気が付く。
さらに・・・・・・・・———。
「——!」
両手の手首を縄で縛られていた。
どうやら、自分は不意打ちされて連れ去られたらしい。
「・・・・ここは?」
牢屋みたいな所だが、そんな感じの堅苦しさは無い。
そう感じていた時・・・・・・・———。
ヒュゥ・・・・・・・・———。
「!!・・・・・誰?」
行き成り出てきた忍らしき者が葵の牢の前に現れた。
だが、葵の言葉に変える言葉が来ない。
こいつは・・・・確か・・・・・・———。
「・・・・もしかして、北条家に仕えてる・・・忍?」
「・・・・・・・・・・」
コクンと忍らしき者が頷いた。
と言う事は・・・・・・目の前にいる忍は・・風魔小太郎・・・・・・・・———。
葵は少しだけ噂を聞いていた。
風魔小太郎・・・・・———。
「伝説の忍」と言われていてかなり強い。
しかも、暗殺はずば抜けて凄く速くまるで風を表わした人だと言う・・・・・———。
「・・・・僕を連れてきたのも・・・・君?」
「・・・・・・・・・」
コクンとまた頷いた。
葵はすぐさま理解する。
あの背後から来たのはこの風魔小太郎で、何らかの命令で連れてきたのだと・・・。
「・・・・僕をどうするき?」
「・・・・・・・・」
言葉で話せないのか間を空けたまま。
そこへ・・・・・・・・———。
「風魔!「奥州の白虎」を連れてきたか!」
「・・・・・・・・・・・」
上から来た武将の声を聞いて小太郎は反応した。
上から来たのは北条氏政。
「ふーむ・・・こやつが「奥州の白虎」じゃな」
「・・・・・・・・」
コクンと頷いて答える。
葵は氏政に向かってキッと睨みつけて言う。
「・・・・あんたが北条氏政・・?」
「貴様、睨みつけて言うんじゃないわい!わしにとっては不可解な事じゃ!」
氏政はフンと、言ってやったというように言う。
「こんな餓鬼みたいのが「奥州の白虎」じゃとは、笑えるもんじゃ!風魔、このまま警備しとけ!こやつが逃げるかも知れぬからな!」
「・・・・・・・・」
氏政が言った事に小太郎は頷いた。
葵は睨みつけたまま、氏政の背中を見続ける。
いなくなったのと同時に、葵はため息を付けた・・・・・・・・・———。
其の七拾想 牢屋