二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.390 )
日時: 2010/03/24 14:23
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——奥州——
「良い朝だぜ・・・!」
少し手を上に挙げて政宗は欠伸をする。
だが、昨日から何か引っ掛かっていて気になってしょうがない。
だがあまり政宗は気にするタイプではない為、気にならずに小十郎が来る前に部屋を出た途端・・・・・・・・———。
「政宗様っ!!」
小十郎が大急ぎで走ってきた。
政宗はどうしたものかと聞いてみる。
「ah?朝から忙しそうじゃねぇか、小十郎。どうしたんだ、そんなに慌てて?」
「・・・政宗様、驚かずにお聞きください」
小十郎は真剣な表情となり政宗を見る。
政宗は表情がいつもより違うのに気がついて聞いてみた。
「・・・・・・どうかしたのか?」
「・・・葵様の部屋に声をかけても返って来ないので、私が入ってみましたら・・・・誰もいないのです」
「Waht?!」
政宗は驚きの声を上げる。
「・・・しかも、何も荒らされていないので葵様が脱走したように思われました。しかし、妙な事に違うような気がし・・・・」
普通、葵は脱走などした事が無い。
政宗と小十郎はその事も知っている。
考えられるのは・・・ただ唯一・・・。
「・・・連れ去られたか」
「そう考えるのが、私も良いと思います」
政宗はこの何かが今分かった・・・・・・・———。
これは、葵に迫る危険を知らせる虫の知らせだと・・・・・・・———。

其の七拾壱天 朝の事件